自分の身体の主導権を人に渡さないこと

――すごい行動力ですね。一般の人は自分に合うサプリメントをどうやって見極めればいいでしょうか?

illallan:専門家に相談してみてください。薬店で登録販売者や薬剤師さんに相談すると親身になって答えてくれると思います。その際には、自分のライフスタイルや普段の食事内容、服用している医薬品などをしっかりと伝えて「私に足りない栄養が取れるものは何でしょう?」と相談することが大切だと思います。

 テレビCMやインターネットのサプリメントの広告を鵜呑みにすることはしないでください。自分で専門家に相談することを含めて、40代からは自分の体の主導権を人に渡さず、「自分の身体の管理責任者」になることが大切だと思います。

60代のファッションに必要なこと

ユニクロ・GUを着こなす“奇跡の63歳”に聞く。美しく年を重ねるための3つのポイント
(画像=『女子SPA!』より引用)

ユニクロ(Tシャツ・パンツ)、GU(ミュール)を取り入れたコーデ

――illallanさんのコーデ写真は60代と思えないほどいつもカッコよくてスタイリッシュなのですが、昔からファッションに興味があったのですか?

illallan:子どもの頃からお洋服は好きでした。母はオーダーメイドが好きな人で、私も母のデザインしたフリルのいっぱい付いた洋服を着せられていました。母は華やかな服装が好きだったのですが、私の趣味には合わなかったですね(笑)。

 中学1年生くらいのときにVANのジュニアラインのVAN BOYS(ヴァンボーイズ)というアメリカントラディショナルなブランドに出会って、それが私の最初の「好きなお洋服のイメージ」になりました。その頃に買ったVAN BOYSのベージュのダッフルコートは40代まで着続けました。その頃からずっとトラディショナルなスタイルの好みは変わっていません。

――ユニクロやGUなどのプチプラアイテムを上手に取り入れていますね。

illallan:30代、40代のころは、「いいものは長く着れるから」と考えてハイブランドのものを買っていた時期がありました。でも、50代ころから「仕事をリタイヤしたら和服で生活しようかな」と考え始めて、それだと今買うお洋服はそう長く着れないな、と、旬のデザインのものはGUやユニクロで安くてシンプルなものを選ぶようになりました。アレンジがしやすく、個性の強いシャネルやエルメスなどのハイブランドと併せても違和感なく着れるところを気に入っています。