インナーマッスルのひとつである「腹横筋」。
あまり意識したことがない方も多いかも知れませんが、鍛えることでさまざまメリットが得られます。
今回は腹横筋を鍛えるメリットや、ヨガポーズについてご紹介します!
腹横筋とは?
「腹横筋」とは、お腹まわりをぐるっとコルセットのように包んでいる筋肉。
そして、お腹の筋肉の中でも、最も深部に位置するインナーマッスルになります。
深く息を吐いていくと、お腹がぐ〜っとしぼんでくるのが分かりますよね。
それが腹横筋です。
普段の生活では鍛えるのが難しく、意図的に動かして鍛える必要があります。
腹横筋を鍛えるメリットって?
腹横筋はカラダの表面にある筋肉とは違い、見えない深部にあるインナーマッスルです。
そのため、なかなか鍛えにくいのですが、鍛えるメリットはたくさんあります。
その一部をご紹介します。
くびれができる
お腹の深部にある「腹横筋」は、コルセットのようにお腹を包んでいる筋肉です。
そのため、ここが引き締まるとウエストがキュッと絞られて、くびれを作ってくれます。
また、腹横筋の重要な役割のひとつに、“内臓を正しい位置に保つ”というのが挙げられます。
腹横筋が衰えて、内臓の位置が下がってしまうと、ぽっこりお腹の原因になってしまいます。
お腹を理想的な形に保つためにも、腹横筋を鍛えることは重要なのです。
代謝が上がる
腹横筋は、上記で述べたように、内臓を正しい位置に保ってくれる役割があります。
内臓が正しい位置に保たれると、機能が活性化し、循環が改善され、カラダの代謝を上げてくれます。
腹横筋を鍛えて代謝が上がることにより、痩せやすく太りにくいカラダ作りが目指せるのです。
腰痛予防に!
腹筋が弱い方には、腰痛持ちの方が多いものです。
それは腹筋が弱いために姿勢が安定せず、背中や腰に負担がかかってしまうから。
腹横筋を鍛えていると、背筋が安定し、腰への負担も軽減されます。
腰痛持ちの方や腰痛になりやすい方は、ぜひ腹横筋を鍛えてみてください!
腹横筋を鍛える基本は呼吸法
腹横筋は息を吐く時に使われる筋肉です。
つまり、腹横筋と呼吸は切っても切り離せない関係にあります。
腹横筋を鍛えるためには、まずは呼吸法から身につけていきましょう。
腹式呼吸
ヨガの基本の呼吸法である「腹式呼吸」。
腹横筋を意識するためにも、まずは腹式呼吸から見直してみましょう。
やり方
- 楽な姿勢で座り、背筋をまっすぐに伸ばす。
- まずはお腹を凹ませ、息を吐き切る。
- 次に鼻からゆっくりと8秒かけて、お腹を膨らましつつ、細く長く息を吸い込む。
- 続いて、お腹を凹ませつつ、ゆっくり鼻から8秒かけて息を吐き出していく。
- 5〜8回くり返す。
お腹の動きを意識しにくい場合は、お腹に手を当てながら行ってもいいでしょう。
腹横筋を鍛えるヨガポーズ3選
それでは、ヨガポーズで腹横筋を鍛えていきましょう。
しっかりと呼吸を意識することで、より良い効果が得られます。
腹横筋が鍛えられる、3つのポーズをご紹介します!
キャットアンドカウ
ヨガのレッスンのウォームアップに使われることも多い「キャットアンドカウ」。
腹横筋を使う深い呼吸を感じやすく、呼吸とともに動く感覚をつかむのに役立つエクササイズです。
やり方
- 肩の下に手が、骨盤の下にヒザがあるようにして、四つん這いになる。
- ゆっくり息を吐きながら、両手で床を押し背骨を丸める(猫のポーズ)。
- ゆっくり息を吸いながら背中を反らせる(牛のポーズ)。
- 呼吸に合わせて3〜5回くり返す。
猫のポーズでは尾てい骨が下を向くように、牛のポーズでは上を向くように意識して動いてみましょう。