「人の名前がすぐに出てこない」 「集中力が落ちてきた」
こんな悩みを持った方いませんか。もう年なのかも、とあきらめる前に試してほしいのが、『1分間瞬読ドリル』(ダイヤモンド社)。瞬読とは、圧倒的なスピードで本を読むことができ、しかも読んだ内容が深く記憶に定着するメソッドです。
瞬読を用いて開発された本書は、記憶力、判断力、思考力、発想力、読解力、集中力をすべてアップすることが可能。3万人が行ったところ、満足度は99%超というから、効果はお墨付きです。著者は学習塾を経営し、グループ30校舎で約2万人の生徒を送り出してきた山中恵美子さんです。
これぞ、脳の筋トレ
写真はイメージです。
そもそも脳のどこを鍛えると、忘れにくくなるのでしょう。本書によるとこたえは右脳。「潜在意識を司る右脳が、映像=イメージで覚えているから」と言います。人が自らイメージすれば、脳に映像としてインプットされ、記憶に植えつけられるのですね。思えば、InstagramにTikTok、現代人の日常には映像がダイレクトに組み込まれ、イメージする余地が少なくなっています。文字やイラストを見て、自発的にイメージしていけば、脳を鍛えることができるのです。
制限時間1分間の理由
本書は9章に分かれていて、それぞれ独自の機能性をアップできるように構成されています。全項目に共通したルールは、「1つの課題につき制限時間は1分」。短い!と怯むかもしれませんが、筋トレと同様、時間が制限されているからこそモチベーションが上がり、最大限の効果が得られるのです。
1分間ルールは厳守ですが、「完璧にこなす必要も、正解する必要もないこと。間違っていてもかまわないので、ひらめいた答えを瞬時に出すこと」が一番重要だと本書。仕事の合間や隙間時間に、ゲーム感覚で脳の活性化をしちゃいましょう。