社内通訳者のお仕事
社内通訳者とは

謎のベールに包まれた「社内通訳者」というお仕事…。 社内通訳者とはどのようなお仕事なのか、皆さんは想像がつきますか。 「社内通訳者になるにはどの程度の語学力が必要なのか。」「どのような企業で働くのか。」「雇用形態はどのような種類があるのか。」 ここではみなさんのそんな疑問にお答えします!

社内通訳者として働く

社内通訳者とは企業内に常駐し、その企業内で発生する通訳のお仕事に対応する通訳者のことをいいます。 就業先は外資系や日系の企業など様々です。一例ですが、メーカー、コンサルティング、製薬、IT、銀行、広告、保険など多種多様な企業でニーズがあります。 会社内に外国人社員が在籍している企業だけではなく、外国人社員の在籍はないですが海外と取引している企業などでも社内通訳者のニーズがあります。

主に英語を使う社内通訳者が多く活躍していますが、中国語、韓国語などのニーズもまれにあります。

同時通訳や逐次通訳など求められる通訳の形態は都度変わりますが、ビジネスの現場ではスピード感のある同時通訳が歓迎される傾向にあるため、同時通訳のスキルがあればお仕事の幅が大きく広がります。

また、社内通訳者の仕事内容としては、通訳のお仕事だけでなく翻訳のお仕事も行うことがほとんどです。 通訳だけにこだわらず、翻訳のお仕事にも抵抗がないほうがお仕事を選びやすくなるかもしれません。 通訳、翻訳以外に事務業務やアシスタント業務、秘書業務なども兼任することもあります。

雇用形態

社内通訳者の場合、通翻訳エージェントや人材派遣会社に登録し、派遣契約で就業するケースが多いですが、大手企業などで恒常的に通訳のニーズがある場合は正社員や契約社員として通訳者を受け入れているケースもあります。

1. 派遣契約
通翻訳エージェントや人材派遣会社(=派遣元といいます)に登録し、派遣元と雇用契約を締結し派遣先の企業で就業します。

2.直雇用契約
正社員や契約社員など、企業の直雇用として就業します。 一般の職種と同様、企業に直接応募することになりますが、人材紹介のエージェントなどに仲介してもらい企業に応募することもあります。

ここでは1.の派遣契約での就業について詳しく説明します。 WEBでは様々な通翻訳エージェントや人材派遣会社が通訳の求人情報を掲載しています。 興味のある求人情報を見つけたら、是非その通翻訳エージェントや人材派遣会社に登録をしてみましょう。 各社が登録時に求める通訳スキルや実務経験は多様ですが、ハイキャリア運営元でもある弊社テンナイン・コミュニケーションのように、通訳業務が未経験の場合でも高い語学力や通訳者になりたいという熱い想いをお持ちなら登録を歓迎しているエージェントもあります。相性の合うエージェントや人材派遣会社をみつけるのがポイントです。 通訳の実務経験のある方を募集するお仕事が多いですが、お仕事によっては高い語学力やポテンシャルがあれば未経験の方でも応募可能なものもあります。

語学力を活かして

社内通訳者のお仕事は語学力を生かすことが出来ますので、語学が好きな方には大変向いています。 通訳者になるために通訳学校に通う方が多いですが、入学時に求められるスキルとして英語の場合はTOIEC900点や英検準1級または英検1級程度を目安にしている通訳学校もありますので、大変高い語学力が必要なことが分かります。 また、はれて通訳者としてお仕事を開始したあともスピードの早いビジネスの現場についていくには相当の語学力が求められるため、日々鍛錬が必要です。

その他に求められるもの

社内通訳者は語学力アップの他にも、翌日に通訳を予定している会議の資料を読み込んで単語リストを作成して暗記したり、分からない内容をインターネットで検索し情報を集めたり、また、事前に資料が貰えない会議の場合は過去の会議資料を参考にして当日に出そうな内容を予測したりなど、一日中大忙しです。 また、通訳業務そのものだけでなく会議担当者との資料やスケジュールの連携などの付随業務が必要になることもあり、コミュニケーションのスムーズさも問われます。 社内通訳者は語学力はもちろん気力、体力、情報収集力、社内の複雑なニーズを汲み取る柔軟性などが同時に求められるお仕事です。

社内通訳者になるには

社内通訳者のイメージがだんだん湧いてきたと思います。 ここでは「未経験でもなれるのか。」「お時給はどのくらいか。」「家庭との両立は可能なのか。」など、の疑問にお答えします!