猫を迎えたてで、猫が食べていいものについて詳しく知りたいと思っている方も多いのではないでしょうか?人間は食べられても、猫が食べてはいけない食材もあります。そして、猫が食べても良い食材でも、たくさん与えても良いという訳ではありません。愛猫の健康を守るためにも、飼い主としてしっかり把握しておく必要があります。今回は、猫の食べられる食材や与え方をご紹介します。
猫が食べられるもの
ここでは、猫が食べてもよい食材や、適切な量について紹介します。イメージや思い込みで食材を与えてしまわないように注意しましょう。基本的に猫の健康管理に必要な栄養素はキャットフード(総合栄養食)で十分賄えます。食材はトッピングやおやつ程度にしましょう。また、以下の内容は健康な状態の猫を想定しています。高齢猫や持病がある場合は、獣医師の指示を仰ぎましょう。
・野菜
・フルーツ
・魚類
・お菓子
野菜
猫には食べてはいけない野菜も多くあるため、注意が必要です。以下のような野菜を与えることは基本的に問題ないとされているので、一部紹介します。
キャベツは生のままだと硬くて消化によくないため、茹でてあげるのが良いでしょう。茹でたものなら水分補給にも。きゅうりもほとんどが水分のため、少量であれば問題ありません。ニンジンは生のままだと下痢の原因にも。必ずよく茹でてすり潰すなどすれば食べやすくなります。他にも白菜やレタスも問題が無いとされています。
どの野菜を与える場合にも、細かく刻んで食べやすくし、あげすぎには注意してください。そして素材そのままをあげましょう。茹でる際も味付けは不要です。
フルーツ
フルーツに関しても、積極的に与える必要はありません。与えてはいけないフルーツの代表として、ブドウ(レーズン)やイチジクが上げられます。以下のようなフルーツの場合、適量だと問題ないとされているので、一部紹介します。
いちごには食物繊維が含まれているので、摂りすぎると下痢になる場合もあります。ほんの少量を小さく刻んであげましょう。桃はほぼ水分なので水分補給にもなります。ただし、種は中毒を起こす可能性があるので、必ず取り除いてからあげましょう。バナナは栄養価が高いため与えすぎに注意が必要です。人間が食べているとつい気軽に与えたくなってしまうと思いますが、与えすぎるとカロリー過多になったり、下痢を引き起こすこともあるので注意が必要です。
魚類
猫といえば生魚が大好物というイメージを持たれている方も多いでしょう。しかし、生で与えると、寄生虫などがいる可能性があり危険です。与える場合は必ず火を通しましょう。そして、塩などの味付けは不要です。骨も喉を傷つける恐れがあるため注意が必要です。
魚類は栄養価が高いですが、健康へのリスクも高く無理に与える必要はないため、魚の栄養素を摂りたい場合は、猫用フードに魚が含まれているものを探す方が安心です。
魚介類に関しては与えてはいけないものも多くあります。併せてチェックしておきましょう。
お菓子
人間にとって楽しみの一つでもあるお菓子を愛猫にあげたくなる飼い主さんもいるでしょう。しかし、人間のお菓子には塩分や糖分が多く含まれるため、与えないようにしましょう。
チョコレートやココアなどのカカオ製品やナッツ類は、下痢・嘔吐・痙攣などの症状を引き起こし、死に至るケースもあるので、誤って食べてしまわないように注意しましょう。