こんにちは。恋愛婚活コンサルタントの菊乃です。

 オタク女性の由利さん(36歳・サービス業)は漫画、アニメ、2.5次元ミュージカル、二次創作、コミケ参戦、WEB小説、聖地巡礼なども嗜むオタクでした。今回はそんな由利さんの「オタク婚活」のお話です。

婚活で、オタクって出すものなんでしょうか?

婚活でオタクを全開にしたら「出会う男性が良い人ばかりに」36歳女性の“転機”
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです(以下同じ)

 由利さんは大手の結婚相談所で婚活中でしたが、1年たっても結婚したい相手とは巡り合えず私のところへ相談にいらっしゃいました。プロフィールを見せてもらうと趣味の項目に「漫画」を選択している程度で、オタク色の薄いプロフィールでした。 「なぜオタクを隠しているんですか?」と尋ねるとこんな答えが。

「婚活で、オタクって出すものなんでしょうか?今の勤め先では、漫画が好きとか舞台を見に行くとかいう人もいるので少々出してます。でも本社勤務の時はオタクなんて迫害されそうでずっと隠してましたよ。

 結婚相談所の男性のプロフィールを見ても、せいぜい『漫画が好き』『ゲームが好き』程度の人は見かけるんですけど、あの場はオタクを隠すものなのかなと思ってました」

 由利さんは実家暮らしだったときも親にさえ「友達の手伝い」と言ってコミケに参加していたそう。兄弟も非オタで、オタクは隠すものというのが染みついていたのです。

オタク向け婚活パーティーやアプリも使ったけれど

 由利さんは結婚相談所の前にマッチングアプリも登録していました。

「マッチングアプリではメッセージのやり取りが盛り上がる人がいたんです。実際に会う話にもなったんですが、メッセージのやり取りに疲れてすぐにやめました。  オタク向けマッチングアプリも使ってみましたが、話が盛り上がるものの漫画の話ばかりで会う話にはつながらず、結局やめてしまって。だからマッチングアプリでは誰とも会ってないです」

 他に、婚活パーティーにも参加したそうです。

婚活でオタクを全開にしたら「出会う男性が良い人ばかりに」36歳女性の“転機”
(画像=『女子SPA!』より引用)

「初めて参加したオタク向け婚活パーティーは、私が詳しくないラノベとかアイドルアニメに詳しい方が多くて、オタク同士でも話題が合いませんでした。  別のオタク向け婚活パーティーでは、マッチングして連絡先交換してもデートが実現しなかった人もいました。二人で会うときに距離が近くてボディタッチが多くて、会うのをやめました。  一度お付き合いした方もいたんですけど、それは理系男子の婚活パーティーで出会った人。オタクではなかったですね。悪い人じゃないけど別れてしまって」

 パーティーで出会っても結婚までは難しいなと思った由利さんは、結婚相談所に登録しました。特にオタク向けと銘打っているわけではない、一般的な相談所だったといいます。

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