五島列島に移住を考えている人に向けて、五島列島の魅力や移住支援制度について詳しく紹介しています。

ぜひ移住で悩んでいる人は参考にしてください。

五島列島の魅力

五島列島に移住したい!五島列島の魅力や支援制度についてご紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

五島列島は、四季を通して楽しめる釣りやマリンスポーツ、キリシタンの歴史を物語る世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が残され自然と歴史が魅力です。五島列島の自然や歴史など基本情報をまとめました。

五島列島の地理、気候

五島列島は長崎県の西側にある大小約150の島々です。西海国立公園に指定されています。全体を大きく二つに分けて、最大の福江島、久賀島、奈留島を中心とする島々を下五島(しもごとう)、2番目に大きな中通島を中心とする北東部は上五島(かみごとう)と呼ばれます。現在の行政区域では下五島が五島市、上五島は南松浦郡新上五島町に属します。
島々は連なった山々が海に沈み、高い部分が海上に残った複雑なリアス海岸線です。雄大な景観、美しい浜辺など手つかずの自然が多く残されています。年間平均気温は17℃と温暖で、一年を通して過ごしやすい気候です。

五島列島の歴史

平安時代、遣唐使は国内で最後に福江島に立ち寄って中国へ出発しました。島内には命がけで海を渡った遣唐使や弘法大師空海ゆかりの地が点在しています。壱岐・対馬とともに「国境の島 壱岐・対馬・五島~古代からの架け橋~」として三井楽(みみらくのしま)、明星院(みょうじょういん)本堂、白石のともづな石が日本遺産に認定されています。戦国時代に宇久氏(後の五島氏)が治め、明(中国)との貿易も行われました。また、鎖国後の江戸時代もキリスト教が信仰され、キリシタンの歴史が息づく教会堂が残されています。

高速道路や新幹線、空港へのアクセス

飛行機利用では長崎空港から五島つばき空港までは約30分、航路ではジェットホイルで約1時間50分、フェリーで3時間50分ほどです。島同士はほとんどが架橋されていないため、島間の移動は船便になります。島内は鉄道はなく車移動です。

五島列島の見どころ

五島列島に移住したい!五島列島の魅力や支援制度についてご紹介
(画像=『移住支援.com』より引用)

美しい海、教会群、なごやかな島の風景など心に残る風景が広がります。

世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」

久賀島の集落、奈留島の江上集落は世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に認定されています。島内の石を集めて作られたルルド洞窟や手書きのステンドグラスなど、限られた財源と技術の中で工夫を重ねた信徒の思いなどを感じることができます。教会見学には事前連絡が必要です。ルール・マナーを守って静かに祈りましょう。

高浜海水浴場

エメラルドのグラデーションと白い砂浜のコントラストが美しく、海水浴目的でなくても立ち寄りたいスポットです。日本の渚百選、日本の道百選、日本の水浴場88選にも選ばれています。魚籃観音展望所からは水色、青色、藍色の色の変化が一望できます。ほかにも宮の浜海水浴場、小浦海水浴場、多郎島海水浴場、香珠子海水浴場などがあります。

大瀬埼灯台

明治12年にそそり立つ断崖の上に建てられた灯台で、目の前に東シナ海の大パノラマが広がります。日本の灯台50選の1つ。現在のものは昭和46年に改築したものです。展望台から見える灯台と東シナ海に沈む夕日は絶景です。

福江城(石田城)

五島藩主の居城で江戸時代に黒船の来航に備えて造られた、国内で最も新しい城です。15年の歳月と二万両の工費を使って、文久三年(1863年)に完成しました。当時は城壁の三方が海に面し国内唯一の海城として知られています。現在は、本丸跡に五島高校、三の丸に資料館、文化会館、図書館が建ち、五島市の文化ゾーンになっています。

五島列島での仕事は就職支援を利用しよう!

ここからは、五島列島の支援制度について見ていきましょう。移住を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

求職者向け情報提供申請

五島市には仕事探しを応援する求職者向け情報提供申請の制度があります。申請をすると、五島市が実施する求職支援に関する情報を個別に(メール、郵送)案内してもらえます。企業見学、職場体験を希望する人には市の担当者が案内してくれます。企業説明会や面談会では採用担当者と直接話せたり、企業見学ツアーで見学や体験ができます。また、各種セミナーでは就職に必要なスキルを学べます。

漁業等に着業や起業、事業拡大する方はご相談ください(五島市特定有人国境離島雇用促進センター)

漁業への就職を希望している人は、五島市特定有人国境離島雇用促進センターへアクセスしてください。特定有人国境離島漁村支援交付金事業が平成29年度に新たに創設されました。この事業は、特定有人国境離島に指定された地域での漁業への着業や起業、事業拡大を促進することにより、雇用の促進を図ることを目的としています。五島市では漁業などへの着業や起業、事業拡大を希望する人の相談窓口を設置しました。域内の関係団体とのマッチングも行っています。