古民家の上手な選び方と注意点
実際に古民家を購入するときは、古民家の状態をしっかりと把握して購入しなければいけません。建物の傷みが酷いとリフォーム費用も大幅にかかるため、リサーチは入念にしましょう。古民家の上手な選び方と注意点を紹介します。
古民家のチェックポイント
気になる古民家があれば実際に現地で調査をしましょう。チェックポイントを参考にしてください。
古民家のチェックポイント1:基礎が地盤沈下していないか
基礎の地盤沈下が見られる物件は要注意です。建物の基礎部分にひび割れや損傷がないかをチェックしましょう。ひび割れや損傷がある物件は地盤が柔らかいことが原因で建物が傾いている可能性があります。
古民家のチェックポイント2:屋根の傷みはないか
屋根の傷みがある場合は、雨漏りが起きる可能性があります。瓦屋根の場合寿命は40~50年ほどで、瓦のずれや割れがあると雨漏りが発生している可能性もあるため注意が必要です。雨漏りによる天井や壁の染みがあるかどうかもチェックしましょう。
古民家のチェックポイント3:床のたわみはないか
床の表面がへこんでしまっているなどの、床のたわみも入念に見ておきましょう。床のたわみは床材や土台の腐食が原因となっていることがあります。経年劣化だけがたわみの原因ではなく、シロアリ被害の可能性もあるため、床のたわみが見られる場合は床下の調査が必要です。
古民家のチェックポイント4:トイレが水洗化されているか
古民家はトイレが汲み取り式であることがほとんどです。トイレの水洗化の工事には50万円前後の費用がかかります。自治体によってはトイレの水洗化をする際の費用の補助制度を行っているところもあるため、事前に補助制度がないか確認をしましょう。
古民家のチェックポイント5:配管に傷みはないか
台所やお風呂などの水回りの配管は傷みやすいため、湿気が多くないかチェックしましょう。屋外の配管も破損がないか確認するようにしてください。長年配管の修繕がされていない場合は、修繕工事が必要になることもあります。
古民家のチェックポイント6:サッシや雨戸は使えるか
サッシや雨戸が使えるかどうか確認をしましょう。実際に雨戸を動かしてみると建物の傾きもチェックできます。経年劣化が原因で雨戸に割れがあると雨水が入ってしまうため、修繕が必要です。
古民家のチェックポイント7:断熱性はどうか
古民家は断熱性が低いので、冬場でも快適に生活をするためには断熱性を高めるためにリノベーションが必要になることがあります。窓や玄関からの隙間風がないかを見ておきましょう。隙間風があるなら、サッシや玄関のドアを交換すると、耐熱性を高めることが可能です。
プロに古民家をチェックしてもらう時のチェックポイント
古民家を購入するなら自分でリフォームを考えている人も、業者に見積りを依頼し、どこの修繕が必要かを見てもらうと良いです。基礎の部分など自分で修繕するのが難しい場所もあるため、プロの目でチェックしてもらいましょう。
プロに協力依頼したいチェックポイント1:耐震診断を受ける
古民家は築年数が経過しているため、耐震構造になっていない可能性が高いです。高額な耐震補強工事をしない場合でも、耐震診断を受けて建物の耐震制度を把握したうえで購入をしましょう。
プロに協力依頼したいチェックポイント2:助成制度の確認
物件の購入やリフォーム、耐震工事などにかかる費用の助成制度があるかどうかを自治体に確認しましょう。助成制度を利用すれば、古民家暮らしのための初期費用の負担を減らせます。事前に助成制度の内容や条件を見ておくと良いですよ。
まとめ
憧れの古民家暮らし。古民家を無料でもらったり、助成金を上手に利用すれば初期費用が抑えられます。購入後は少しずつ自分好みにカスタマイズしていくのも楽しめますね。リフォームやリノベーションは必要になるので、総額費用を見据えながら検討しましょう。古民家のデメリットも理解して、冷静に選ぶことが大切です。
提供・移住支援.com
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