東京観光で人気のスポット・浅草と東京のランドマーク「東京スカイツリー」。浅草寺の参拝やスカイツリーでの絶景はもちろん、仲見世通りや東京ミズマチ、東京ソラマチでグルメも楽しみたい・・・。そんなあなたにピッタリな、筆者考案の観光モデルコースをご紹介します。
浅草と東京スカイツリーってどんなところ?
浅草は下町文化を感じられる町。シンボル・浅草寺(せんそうじ)を中心に寺社仏閣があるほか、江戸時代に創業した天ぷら屋やそば屋といった飲食店や雑貨屋なども立ち並び、東京を代表する観光スポットとして多くの人が集まっています。
また東京スカイツリーは、墨田区押上(おしあげ)にあるランドマーク。高さ634メートルと「世界一高いタワー」としてギネス世界記録™に認定されています。東京スカイツリーのほか、商業施設「東京ソラマチ」やすみだ水族館、プラネタリウム天空などもあり、観光はもちろん、グルメやショッピングを楽しめます。
浅草へ行くには、東京駅からJR山手線と東京メトロで行くことが可能。山手線や京浜東北線で神田駅まで乗車して東京メトロ銀座線に乗り換え。約20分で浅草駅に到着します。
東京を代表する下町・浅草を散策しよう!
旅の始まりは東京メトロ銀座線・浅草駅から。雷門をはじめ、東武スカイツリーラインの浅草駅や都営地下鉄浅草線の近くに出口があります。ここから浅草観光をスタートしましょう!
9:00 浅草で人気の味噌汁専門店で朝ごはんを食べよう!
浅草駅から3分ほど歩くと味噌汁専門店「MISOJYU(ミソジュウ)」に到着。独自にブレンドした味噌や有機野菜を使った味噌汁やおむすびを提供しており、朝や昼の食事時には行列ができるくらい人気のお店です。
味噌汁は主に3種類で、豚の角煮とごぼう、大根が丸ごとはいった「ごろごろ野菜と角煮のすんごいとん汁」(税込968円)や豆乳とホタテが入った「みそポタージュ」(税込968円)、トマトとほろほろ牛のスネ肉が入った「みそポトフ」が味わえます。鮭や梅のおむすびといただく「スペシャルセット」で少し贅沢な朝ごはんを堪能しましょう。
10:00 都内最古の寺院・浅草寺を参拝しよう!
朝ごはんを食べたところで浅草のシンボル・浅草寺(せんそうじ)を参拝しましょう。創建されたのは、飛鳥時代と伝えられており、都内では最古の寺院といわれています。最初にチェックしたいのが「雷門(かみなりもん)」。平安時代に創建されて以降、焼失と再建を繰り返しており、赤い大提灯の両隣には風神と雷神が祀られています。
雷門から仲見世通りを歩くと、浅草寺の入口である宝蔵門(ほうぞうもん)に到着。仁王門(におうもん)とも呼ばれており、門の両隣には「阿形(あぎょう)」と「吽形(うんぎょう)」が祀られています。また門の裏手には、高さ約4.5メートルの大わらじが飾られているので、ぜひチェックを。
さらに宝蔵門の近くには、五重塔があります。高さは53.32メートル。塔の最上階には、お釈迦さまの遺骨や仏舎利(ぶっしゃり)が奉安されており、毎日日没から23時頃までライトアップしています。
お水舎(おみずや)で心身を清め、常香炉(じょうこうろ)で身体を浄化した後は本堂へ。内陣中央には聖観世音菩薩(せいかんぜのんぼさつ)が祀られています。参拝する時は、最初に一礼してお賽銭をそっと入れた後、合掌しながら「南無阿弥陀仏」と心の中で静かに唱えましょう。
参拝した後はおみくじを引いて運勢を見ましょう。「観音百籤(かんのんひゃくせん)」と呼ばれる筒の中から数字を描いた棒を一本取り出して、同じ数字の紙籤(しせん)を引き出して受け取ります。凶が入っている割合は3割。引いた後のおみくじは凶以外は結ばないようにしましょう。
他にも浅草寺には見どころがあります。御朱印をいただきたい方は、本堂から少し歩いたところにある影向堂(ようこうどう)に行きましょう。観音様の説法に協力する仏様と、浅草七福神のひとつ・大黒天が祀られており、ここで御朱印(各300円)を受けられます。
縁結びなどのご利益がある浅草神社で参拝するのもおすすめ!
また本堂の近くには、浅草神社があります。檜前浜成命(ひのくまのはまなりのみこと)、土師真中知命(はじまなかちのみこと)、檜前武成命(ひのくまのたけなりのみこと)の3つの神様が祀られており、商売繁盛や良縁などのご利益があるといわれています。毎年5月の第3土曜日には、ここを起点とした三社祭(さんじゃまつり)も開催されます。
11:00 仲見世通りと伝法院通りでグルメ&ショッピングを楽しもう!
浅草寺を参拝した後は、仲見世通りと伝法院(でんぽういん)通りで食事やお買い物をして楽しみましょう。江戸時代創業の和菓子店や雑貨店、コスメのお店などが立ち並んでおり、自分へのご褒美や家族、大切な人へのお土産にピッタリなアイテムも購入できます。
思わずやみつきになる!台湾唐揚げの人気店「浅草 安心や」
ここからは仲見世通りと伝法院通り周辺で立ち寄りたいお店をご紹介します。伝法院通りにある「浅草 安心や」は、ピリ辛でジューシーな本場の台湾唐揚げを味わうことができるお店。常に行列が絶えず、週末には閉店時間前に売り切れてしまうくらい人気があります。
「台湾唐揚げ ザージーパイ」は、顔ほどの大きさがあるのが特徴。サクッとした食感とともに鶏むね肉のジューシーな味わいを堪能できます。食べ歩きはNGなので、店内または指定された場所で食べるようにしましょう。
ジューシーなメンチカツが食べられる「浅草メンチ」
「浅草メンチ」は先程ご紹介した「安心や」の真向かいにあるメンチカツのお店。肉の甘みや旨みを楽しめる揚げたてのメンチカツを提供しています。
「浅草メンチ」のメンチカツは、神奈川県のブランド豚・高座豚(こうざぶた)と牛肉をブレンドしているのが特徴。深いコクと絶妙な甘さを味わうことができ、生パン粉のサクッと食感も楽しめます。ソースをつけずに食べてみて。
浅草名物・揚げまんじゅうの人気店「浅草九重」
続いて仲見世通りで立ち寄りたいお店をご紹介します。浅草寺の宝蔵門から歩いてすぐのところにある「浅草九重(あさくさここのえ)」は、揚げまんじゅうの専門店。国産の小豆を使用したこし餡が入ったまんじゅうを、3種類の高級油で揚げており、サクッともっちりとした食感が楽しめます。
揚げまんじゅうはこし餡以外にも、抹茶(1個・税込170円)やかぼちゃ(1個・税込170円)、カスタードクリーム(1個・税込200円)など、全部で8種類あります。お土産として買うこともできるので、ぜひお好みの揚げまんじゅうを手に入れましょう♪
さつまいもスイーツの老舗「舟和」
「舟和(ふなわ)」は、明治時代創業の老舗菓子店。仲見世通り周辺には1号店から3号店までありますが、今回ご紹介する3号店では、芋ようかんをトッピングしたソフトクリーム(税込350円)やクリームチーズパイ(税込380円)といった、テイクアウトスイーツを提供しています。
おすすめは「芋バターどら焼き」。さつまいもで作ったあんことバタークリームをどら焼きの生地でサンドした一品で、ふんわりとした食感とさつまいもの上品な甘さを堪能できます。あわせて隣にある1号店または2号店に立ち寄って、お土産に芋ようかんやあんこ玉、人形焼き、おいもパイなどのスイーツを買ってみては。
浅草発のスキンケアブランド「よろし化粧堂」
雷門の近くにある「よろし化粧堂」。大正ロマンを感じられるような雰囲気のあるお店で、ハンドクリームやリップバームといったスキンケアアイテムを取り揃えています。
注目の商品のひとつが「リップバーム」。乾燥しがちな唇の保湿のための商品で、ミツロウやハチミツ、ビルベリー葉エキスが入っています。またパッケージのデザインが366種類あり、日付ごとに分けられているのも特徴。大切な人へのプレゼントにおすすめです。
さらに気軽に香りを楽しみたい方には、練り香水もおすすめ。キンモクセイやシャボン、花籠など、5種類取り揃えており、手首や首筋、足首に塗ります。芳醇な香りも楽しめるので、ぜひ試してみては。
お風呂のおともにピッタリなコスメアイテムが買える「門嘉堂」
先程ご紹介した「よろし化粧堂」の真向かいにある「門嘉堂(もんかどう)」。入浴剤や石けんなど、お風呂で使えるコスメアイテムを販売しています。
おすすめのアイテムが「桝ボム」。桝の中に入浴剤が入っており、桜やシトラス、ゆずなどの香りが体の疲れを癒してくれます。
またお土産として、フェイスソープ(税込550円〜880円)やハンドソープ(税込550円)を買うのもおすすめ。シアバターや馬油のほか、フローラルやオレンジなど、芳醇な香りを楽しめるアイテムも取り揃えているので、ぜひチェックしてみて。