バーテンダーはお酒を作るだけの仕事と勘違いしている人が多いですが、実際はそうではありません。今回は音楽バーでバーテンダーとして働いた経験を元にどんな仕事なのか、お給料はどれくらいなのかなど詳しくご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

バーテンダーの仕事内容ってどんな感じ?

バーテンダーってどんな仕事?1年働いた経験からやりがいや給料事情まで詳しくご紹介します!
(画像= girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/bar-lady3.jpeg、『Lovely』より引用)

バーテンダーはお酒を作るだけの仕事と勘違いしている人が多いですが、実際はそうではありません。バーテンダーの仕事はお酒を作る以外にも様々あります。

また、働くお店によっても仕事内容が少し変わってくることもあります。

まずはバーテンダーの仕事内容についてご紹介します。

ドリンクの作成

バーテンダーなのでお客様が注文した飲み物を作るのが一番重要な仕事です。

しかし、いきなりシェーカーを振らせてもらえることはなく働きはじめの頃はソフトドリンクやビール、混ぜるだけで作れるカクテルなどの作成から覚えます。

仕事に慣れてきたら、シェーカーの使い方や簡単なカクテルの作成をして覚えていきます。

しかし、シェーカーは思っているよりも難しいので完璧に作れるようになるまではかなり時間がかかるためすぐにお客様に提供できるわけではありません。

おつまみや食事の調理

ほとんどのバーは飲み物以外にナッツやチーズなどお酒に合うおつまみを用意しています。

私が働いたバーはナッツやチーズなど定番のおつまみの他にカレーや丼もの、揚げ物なども提供していました。

そのため、難しい調理ではないもののバーテンダーはお酒を作る以外に簡単な調理もしなくてはいけません。

大きなお店や高級店などであれば調理専門の人を雇っている場合もあります。

お客様との会話

静かでゆったりとした空間がコンセプトのバーや高級なバーではスタッフがお客様にたくさん話しかけたり、会話をするということはあまりありません。

しかし、私が働いていたバーはフレンドリーでスタッフとお客様が仲良く楽しく過ごすコンセプトだったのでお客様との会話も1つの仕事でした。

会話と言っても難しいものではなく、世間話や好きなものの話など友達や家族と話すようなものばかりです。

また、私が働いたバーは音楽バーだったので一緒に楽器を弾いたり、カラオケで盛り上がることもよくありました。

バーテンダーの1日のスケジュールは?

バーテンダーってどんな仕事?1年働いた経験からやりがいや給料事情まで詳しくご紹介します!
(画像= girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/12/timetable.jpg、『Lovely』より引用)

バーテンダーの1日のスケジュールを詳しくご紹介します。

お店によっても内容は少し異なりますが、ほとんど差はないのでぜひ働く前の参考にしてみてください。

出勤、オープン準備

お店によって営業時間は異なりますが、私が働いたお店は夜20時からだったのでお店がオープンする30分前には出勤していつでも仕事ができるように準備をします。

制服があるお店もありますが、私の場合はカジュアルすぎなければ私服でOKだったため着替えの時間はなく、荷物を裏に置いてすぐにオープン準備を始めます。

オープン準備はカウンターの拭き掃除、トイレ清掃、お酒の在庫確認など基本的には掃除がほとんどです。

店内の用意が終わったら看板を出して営業開始時間になったら電気を付けるだけです。

細かい部分の掃除と研修

バーは日によってお客様が来店する時間は様々です。

そのため、オープンしてお客様が来店するまでの間は冷蔵庫内の掃除や楽器周りの清掃などオープン準備だけでは終わりきらない部分の掃除をしていました。

また、バーテンダーは覚えることがたくさんあるのでお客様が来店するまでの時間を使って研修なども行います。

バーテンダーの知識として必要なお酒の銘柄やカクテルの名前、シェーカーの振り方などを先輩に教えてもらいます。

来店後は協力してお店をまわす

お客様が来店したらバーテンダーとしての仕事が始まります。

しかし、全てを1人でやる必要はなく、2〜3人くらいで協力しながらお店をまわします。

大まかに分けると、お酒を作る人、料理を作る人、お客様と会話しながら注文を取る人です。

人が少ない日などは1人がやる作業が増えてしまうこともありますが、基本的に1人で全てをやるように言われることはありません。

休憩

バーテンダーの仕事をしていた頃はまとまった休憩というものは基本的になく、お客様が居ない時間を使って各自休んだり、自由に過ごしていました。

そのため、日によっては全く休憩が取れないということもありましたが私が働いていたバーは閉店時間が比較的早いお店だったため疲れてしんどくなることもなかったです。

私が働いたお店はフードメニューがあるもののまかないはなかったので各自軽食を持ってきて食べていました。

ですが、ソフトドリンクであれば営業中も休憩時間も関係なく自由に飲んでよかったので好きなものを飲んでいました。

営業終了、閉店作業

お店が閉店したらまず、看板の電気を消して片付けます。

看板の電気を消し忘れたり、片付け忘れてしまうとまだ開いていると勘違いしたお客様が入ってきてしまうこともあるのでなるべく早く片付けてしまいます。

その後、残った食器やグラスの洗浄、店内の清掃を始めます。

お酒を飲むお店なのでどうしても酔ったお客様が飲み物をこぼしていたり、食べ物を落としていることがあるため入念に掃除をしなくてはいけません。

出勤している人が多い場合は各自分担して作業するので早ければ30分以内ですべての作業が終わります。

退勤

すべての作業が終わったら退勤します。

私が働いていたお店はお給料が日払いだったのでお給料をもらったらその日の仕事が終了です。

その後は出勤日や出勤時間などシフトの相談をしたり、スタッフ同士で雑談をしてコミュニケーションを取ることもあります。

特に、離れた場所から出勤してきている人は始発の時間まで待たなければいけないのでお店を完全に閉めてしまうまでお店で過ごす人もいました。