ヨガレッスンを行っていると、バンダという謎のワードが出てきませんか?

バンダを意識するようにと言われても、バンダが何かわからないと意識しようがないですよね。

かといってレッスンを止めてまで、バンダの説明を先生に聞くのも…と思って、ついついスルーしてしまっていませんか。

そんなわけで今回は、バンダについてくわしくお話しようと思います。

バンダとは?

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

バンダを理解するカギは、プラーナ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

バンダを理解する前に、プラーナについてお話しましょう。

プラーナとは、生命エネルギーです。

プラーナは目には見えないものですが、空気中を漂っている光の粒のようなものだと考えて下さい。

人間は呼吸をして、プラーナをカラダの中に取り込みます。

そして、このプラーナが心臓を動かしたり、声を出したり、運動したり、考えたりするエネルギーのもとになっているとヨガでは考えられているわけです。

プラーナがなければ、人間は死んでしまうとヨガでは考えられています。

プラーナをカラダの中に封印する

『yoganess』より引用3.jpg
(画像=『yoganess』より引用)

さて、プラーナを理解していただいたところで、いよいよバンダの出番です。

バンダとは、サンスクリット語で「引き締める」という意味。

カラダをグッと引き締めて、体内にあるプラーナが出ていかないようにすること。

これがバンダです。

重要なバンダ3種

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

バンダとは引き締めることらしいということはわかっても、何をどう引き締めたらいいのかイマイチわかりませんよね。

バンダは、カラダのあらゆる部分にあります。

ここでは代表的な3種のバンダをご紹介し、どうしたらそれぞれのバンダが引き締まるのか具体的に解説していきましょう。

ムーラバンダ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ムーラバンダは、骨盤底筋群にあります。

肛門と生殖器の間辺りにあると考えていただいたらいいでしょう。

お尻をグッと締めたら、ムーラバンダが引き締まると思っていただいていいと思います。

ムーラバンダをしっかりと締めることで、プラーナがカラダの下の方から出ていってしまうのを防ぐことができます。

ウディヤーナバンダ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ウディヤーナバンダは、腹部にあります。

丹田のあたりにあると言ったら、わかりやすいでしょうか。

ヨガでは、お腹の辺りに炎があり、この炎が生命活動に大変重要だと考えられていますので、このバンダを引き締めることは非常に重要です。

丹田にグッと力をこめてみて下さい。

これで、ウディヤーナ・バンダが引き締まったと考えていただいていいと思います。

また、ムーラバンダとウディヤーナバンダを二つ合わせて引き締めることで、アーサナが非常に安定します。

ジャーランダバンダ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

これはノドの辺りにあるバンダです。

アゴをグッと引いてください。

これでジャーランダバンダが引き締まったと考えていただいていいと思います。

ジャーランダバンダを引き締めることで、ノドからプラーナが出ていってしまうのを防ぐことができます。

また、このバンダを引き締めて背筋を伸ばすことで、呼吸が深くなります。