ストレートアイロンの温度
ここからはアイロンのタイプ別にどのくらいの温度がベストなのかを見ていきましょう。
くせ毛のヘアケアに欠かせないストレートアイロンは、一番使用頻度の高いアイロンかもしれません。
美容師さんに聞いたところ、サロンではストレートアイロンでもカールアイロンでも基本的に180℃を超える温度ではあてないそうです。
ストレートアイロンは形を作るというよりも、真っ直ぐにするのが目的のためクシを梳かすように上から下へとサッと通しますよね。
傷みにくい温度としては140〜160℃くらいがおすすめだそうです。
ただ140℃設定で同じ箇所に繰り返し何度もあてるなら、180℃で1回サッと通す方がダメージが少ない場合もあるのです。
まずは低めの温度から試して140〜160℃で収めるのがベストでしょう。
ちなみに私は、ストレートアイロンをほぼ毎日使っているんです。
使用頻度が高いため120℃設定で1回通すのみにしています……がそれでもダメージはやや感じます。
毎日使用する人は、低めの温度設定のほうが無難です。
基本アイロンを通すのは1回のみで、まっすぐになる適正温度を160℃以内で探ってみてください。
カールアイロンの温度
髪をカールさせるために使うアイロンは、ストレートアイロンのようにサッと通すだけではカールがつきにくいですよね。
カールがつくまで数秒置くことを考えると、ストレートアイロンよりも低めの140℃前後がベストです。
あとで説明しますが、髪質によっては140℃ではカールがつきにくい場合は最高でも180℃以内で行うほうがいいです。
以前所有していたカールアイロンは最高温度が230℃まで上がるタイプでした。
実際に使ってみて200℃を超えると、髪がパサパサしてとても固くなってしまいました。
カールがキマったとしても、ごわごわした質感の髪だと見た目にきれいではなかったですね……。
180℃以上の高温でないとカールができない髪は、パーマをあててしまうほうが髪にはいいでしょう。
太い髪へのアイロンの温度
太めの髪なら160〜180℃でも可能です。
太い髪は髪質がしっかりしているため、カールなどのクセがつきにくい場合があります。
また太くてハリのある髪は本当にカールがつきにくく、長めにアイロン時間が必要なことも。
低めの温度で長くあてるより、高めの設定温度で短めの時間で巻くほうが髪は傷みにくいです。
細い髪でのアイロンの温度
細い髪は枝毛やダメージに繋がりやすいので、低めの130〜150℃くらいを目安にしましょう。
細い髪は柔らかく、太い髪質の方より低めの温度でクセがつきやすいです。
特に女性は年齢が上がると、太い髪質でも細くなってくるので髪が以前よりも細くなってきたなと感じたら設定温度を下げていきましょう。
顔周りの生え際はとくに髪が細いので、140℃設定にしたなら上がり途中の100℃くらいで生え際だけあてていくのがおすすめです。