Walk,Walk,Walk-孟宗竹林

夜の梅園が光のアートに!【茨城】「チームラボ 偕楽園 光の祭」完全ガイド1.jpg
(画像=Olive 竹林、トリップノートより引用)

孟宗竹林(もうそうちくりん)に描き出された群像が歩き続けます。群像は、雅楽を奏でる人であったり、牛車を伴うカエルであったり、ウサギの行列であったり、それはまるで鳥獣戯画の世界。暗闇で見ていると、夢の世界に迷い込んだような、不思議な気分になっていくでしょう。

夜の梅園が光のアートに!【茨城】「チームラボ 偕楽園 光の祭」完全ガイド1.jpg
(画像=Olive、トリップノートより引用)

坂を登りながら、行列も共に進みます。映像が終わりに近づくと、すべての群像が花びらと化し、空に浮かんで消え去る世界。ぜひ最後まで楽しんでくださいね。

生命は連続する光-梅林

夜の梅園が光のアートに!【茨城】「チームラボ 偕楽園 光の祭」完全ガイド1.jpg
(画像=Olive 梅園、トリップノートより引用)

好文亭(こうぶんてい)の前に広がる1,500本の梅の花が明滅します。梅の下を歩く人々に呼応するように、白い光は周囲を淡く染め、雪景色のようにも錯覚させられる風景です。梅の花が咲き揃えば香りと光とのコラボレーションが楽しめるでしょう。

呼応する松とつつじ

夜の梅園が光のアートに!【茨城】「チームラボ 偕楽園 光の祭」完全ガイド1.jpg
(画像=Olive 松の木、トリップノートより引用)

好文亭の前に広がる庭園には、樹齢300年にもなる霧島つつじをはじめ、薩摩藩から寄贈されたとされるつつじが植えられています。それらのつつじや松が、色を変え、ゆっくりと明滅します。木々の光は、人が立ち止まるとそれに呼応し色を変化させます。

夜の梅園が光のアートに!【茨城】「チームラボ 偕楽園 光の祭」完全ガイド1.jpg
(画像=Olive 庭園、トリップノートより引用)

様々な色をまとい、暗闇の中で命が宿ったように感じるのは気のせいでしょうか。緑になった松の木は、まるで巨大なブロッコリーにも見えるから愉快です。

具象と抽象-陽と陰の狭間

夜の梅園が光のアートに!【茨城】「チームラボ 偕楽園 光の祭」完全ガイド1.jpg
(画像=Olive、トリップノートより引用)

偕楽園には孟宗竹で連なる立派な竹林があります。この竹は、弓の材料とするために斉昭公が京都男山の竹を移植したものです。松とつつじの庭園を「陽の世界」とし、クマザサや竹林を「陰の世界」とした境界にある作品。緑の線による光は、人が立ち入ることで新たな線が生まれ、広がっていきます。ここでは、人間までもアートの一部です。