弱っているのだから丁重に扱われるのは当たり前、そんなワガママな考えをもつ入院患者さんも少なくありません。今回ご紹介するのは、看護師さんが遭遇した面倒な入院患者さん。いくら白衣の天使といえども人間なので、イライラしてしまうこともあるようです。どんな困った入院患者さんがいるのか、詳しく見ていきましょう。

ナースコールを鳴らして来るまでのタイムを測定

「私がびっくりしたのは、ナースコールしてから訪室するまでの時間を計測していた患者さんです。ちょうど忙しい最中のナースコールに訪室したところ、開口一番『ナースコール選手権、君が一番遅かったよ』と、ドヤ顔で自作の表を見せられました。そこには看護師それぞれの名前とナースコールから来訪までの細かい秒数が書かれており、わざわざストップウォッチで1週間計測し続けていたとのことです。ついでに看護師としての心構えは……なんて話も始まり、忙しいのに……とイライラしてしまいました」

お客様のためのお茶を要求

「ヒマだからとナースコールを押して話し相手にしようとしたり、毎日の処理をめんどくさいからと言って拒否してみたりと、わがまま放題だった患者さん。あるときのナースコールで訪室すると、『お客様が来たからお茶をお願い』とナチュラルに要求されました。看護師はお手伝いさんじゃない!ともちろん丁重にお断りしましたが、なぜダメなのかわかっておらず、その後もワガママは続きました……」

まさかの点滴中に脱走

「入院がイヤだから、忙しいからと、勝手に帰ってしまう患者さんもいます。私が1番驚いたのは、点滴の最中にいなくなった患者さんです。点滴終了の声かけをしようとしたところ、姿が見当たらず……点滴をしたままいなくなるはずはないと、トイレや病室などを探しましたが、見つかりません。困って自宅に電話したところ、電話に出たのはまさかの本人!点滴台ごとタクシーに乗って帰宅していました。家族に説得され速攻で病院に戻されたのは言うまでもありません」

看護師さんと友好な関係を

入院中のあれこれをサポートしてくれる看護師さんに嫌われる患者にはなりたくないですよね。患者だからとワガママ放題に過ごすのではなく、敬意の気持ちで看護師さんに接することが大切です。

文・佐々木佐奈

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