恋愛依存症の克服方法
恋愛依存症の克服方法①まずは自立しよう
恋愛依存症の人の中には幼少期の家庭環境になんらかのコンプレックスを抱いていたり、影響を受けていたりすることが多いとされています。機能不全家族の中で、自分や他者を健全な方法で愛するという体験ができずに成長した人は、恋愛依存症に陥りがちな傾向があるのです。恋愛依存症は文字通り恋愛している彼氏に依存している状態です。
自分のことを一番に考えてくれる特別な存在である彼氏に、それまでできなかったことやしてもらえなかったことを全て求めてしまうのかもしれません。恋愛依存症を克服するためには、まずは健全な方法で愛する方法を知るべく、自立することが大切です。
常に相手からの温かい態度を期待すること、相手に完璧を期待するのは無理なことです。また、相手に面倒をみて親密になることは、相手からの束縛や侵入とは違います。「この人を助けてあげられるのは自分しかいない！」というのは思い込みにすぎません。
お互いに大人ですから、相手の面倒をみることは、お互いの仕事ではありません。お互いに自立すれば恋人へ依存することもなくなりますし、気持ちの余裕を持つことにもつながります。
少しずつ彼氏について考える時間や会う頻度を減らしていき、自立する準備を整えるようにしましょう。
過去が現在の自分にどのような影響を与えているのかを把握することが第一歩です。もし、過去にトラウマがあれば、紙に書き出して視覚化しましょう。自覚をすることで、今後そうならないような思考や行動につなげることができます。カウンセラーに相談したり、友人に話し相手になってもらったりして、自分の気持ちを第三者と一緒に整理していきましょう。必要があれば通院し、心身の治療をしましょう。
恋愛依存症の克服方法②自分を好きになろう
恋愛依存症を克服するためには、自分を好きになることも実はとても大切です。
彼氏に会えなくて苦しい時、彼のことを責めてしまい自分自身が嫌になった時などには、一人で悩みを抱え込むのではなく、友人や家族などに打ち明け相談してみることが重要です。
自分の感じ方の偏りや思い込みを指摘されたら、逆ギレしてしまいそうになるでしょう。そこでグッと堪えて、ほんの少しだけ受け入れて修正することから始めましょう。そして一歩進んだ自分を褒めるのです。
そうすることで周囲と良好な関係を築くことにもなり、彼氏ばかりに依存することを克服するきっかけにもなります。
恋愛依存症は自分を見失うほど生活の全てをかけて「相手のため」に恋愛をすると言われています。相手のことが優先で何が何でも尽くすことが生きがいな恋愛依存症に相対して、よく聞く恋愛体質の人は全く逆のことをします。恋愛体質は自分を持ちつつも、生活の中で恋愛が占める割合が人に比べ多い人のことを言うのです。
恋愛体質の人は、「自分のため」に恋愛をします。純粋に恋愛を楽しむことを一番に考える傾向があり、そこから自分磨きなど人生のプラスになる方向に繋げていけるのが恋愛体質の特徴です。
もちろん、両者ともに欠点はあります。しかし恋愛依存症の自覚がある人は、恋愛体質の人のポジティブな向き合い方を少しだけ見習うと、自分のために一歩進むきっかけになるのではないでしょうか。
恋愛依存症の克服方法③恋愛以外のことに興味を持とう
恋愛依存症を克服するためには、恋愛以外のことに興味を持つことも非常に重要です。
自分の好きなことにひたすら打ち込むのもいいですし、仕事に邁進することも恋愛依存症の克服には良い効果があります。
ですからぜひこの機会に、英会話や料理教室、またサイクリングやスイミングなど、これまでやったことがなかったものにチャレンジして、視野を広げてみることをおすすめします。
恋愛依存の方は、時間の使い方が苦手だという方が多いそうですが、趣味や仕事に没頭する時間は、確実に喜びや報酬として自分に返ってくるのでオススメです。彼氏に会えない時間＝ぽっかり空いた虚無の時間ではありません。ぜひ自分のために活用しましょう！
注意すべきなのは、選ぶときの動機付けです。彼氏が好きなスポーツだから…彼氏の理想像に近づくために…と、根底に彼氏の意見や彼氏の視線を入れないようにしましょう。また、習い事の先で次の彼氏を見つけるんだと意気込むのもやめましょう。純粋に自分の仕事のためになる資格取得を目指したり、新しく興味を持ったスポーツや習い事など、自分の心が動かされる趣味を始めましょう。
そこでは今まで出会うことがなかった人や世界に出会え、心の成長にもつながります。資格を取得したり、新しくできるようになることが増えると、大人になって久しぶりに達成感を味わうことができます。自分に自信を持つことは、大人になってからも十分に可能なのです。
これまで彼氏に貢いでしまった収入を、自分のために使うだけです。毎月たったこれだけの金額を自分にかけるだけで、こんなにも未来が開けるのかと、後になってびっくりする人もいるかもしれません。
恋愛に依存せず、自立するために
今回は恋愛依存症の症状や弊害、また特徴やその対処法をご紹介しました。
恋愛依存症を克服するためにはさまざまな方法がありますが、何より大切なのは、まずは自立を目指すことです。
彼氏が変わるたびに、洋服を彼氏の好みに合わせて全部変える必要はありません。いつだってあなたが好きな服を切ればいいのです。あなた自身が体調不良の際は、自分の療養に専念して良いのです。「いつも通りに会えなくてごめんね」など、罪悪感を抱く必要はありません。また、あなたの収入はあなたの暮らしのために使うべきですから、貢ぐことほどもったいない使い方はありません。
様々な思い込みを矯正して、まっすぐに自分のためになる行動を探してください。自分で自分のためになる道を歩むことが自立です。
自立することで恋愛存症から脱却し自分に自信が持てるようになれば、自分を好きになり、恋愛以外のことにも自然と目を向けられるようになるでしょう。
中にはいつもダメンズと呼ばれる人ばかり選んでしまったり、まだ日の目を見ない役者や芸人を目指す彼氏を支えている最中の人も多いかもしれません。私だけが最高の理解者なの！私しか支えられないの！という思いでなんとか日々を乗り越えていませんか？彼氏の来るかどうか分からない輝かしい未来のために、自分の可能性を削ぐことは、全く美談ではありません。あなたの未来にも同等の価値があります。お互いにアルバイトを並行して同じ方向を向いて頑張れている関係ではなく、あなただけが馬車馬のように頑張っている場合、一度立ち止まってください。
少しずつで良いので、優先順位を「恋愛対象」でなく「自分」に置き換えるのです。その積み重ねが依存症からの解放につながり、次の良い恋愛に発展していきます。場合によっては第三者を挟んで彼氏と離れ、カウンセラーなど専門家の力を借りて治療してください。その過程で、今までの自分の生育環境や行動を見つめ直すことになるかもしれません。
ぜひ自分のことをもっと好きになりましょう。時間もお金も自分のために使って、関わる全ての人と良いバランスで付き合えるようになりましょう！
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