マスク生活が当たり前になり、口が「への字」のままになっていませんか?
顔が与える印象は、良好な人間関係において非常に重要ですよね。
そこで大事なのが、表情筋という顔の筋肉です。この筋肉が衰えてしまうと、疲れて見られてしまったり、怒ったように見られてしまったりとデメリットだらけ。
老け顔の元凶にもなってしまいます。
マスクをとったときの第一印象でも、大きく損をしてしまいますよ。
反対に、表情筋がしっかり動いていると若々しく見えますし、美人度も美男度もアップします!
今回は、そんな大事な表情筋を鍛えるためのトレーニング方法についてご紹介していきます。
誰でも簡単にできるので、ぜひトライしてみてください。
表情筋の大切さ
第一印象は、見た目が何よりも大事です。
有名な心理学の研究においても、相手に与える印象は「視覚情報が55%、聴覚情報が38%、言語情報が7%」だと言われているんです。
視覚から入る情報が、印象の半分以上を占めていることが分かりますね。
視覚情報というのは、容姿そのものだけではありません。
その人の表情が大きく関わってくると思います。
例えば、どんなに美人でも口角が下がり疲れた顔をしていたり、無表情で怒っているように見えたりした場合は、第一印象はあまり良くはないはずです。
反対に、口角が上がりハリのある笑顔を見せてくれるだけで「素敵な人だな」という印象を受けやすくなります。
また、マスク生活が続いている中で、「マスクをとったら想像と違う顔だった!」「思ったより年上だった!」という経験はありませんか?
それは、口角が下がっていたり、それに伴いほうれい線が濃くでていたり、頬がたるんでいたりするせいです。
口元の印象というのは、見た目年齢を決めるのに特に重要であることが分かりますね。
それらを左右しているのが、顔にある筋肉である“表情筋”です。
目や口、鼻などを動かす数多くの筋肉の総称で、使わないとどんどん衰えていってしまいます。
表情筋が衰えているか鍛えられているかで、人に与える印象は大きく変わってきます。
これは性別や年齢問わずに言えることでしょう。
表情筋を鍛えるメリット
具体的に表情筋を鍛えるとどんな良いことがあるのか、そのメリットを見ていきましょう。
表情筋を鍛えるだけで、今あるお悩みが解決されるかもしれません!
若く見える
口角を上げるのは表情筋の役目。
口角が下がっていると、一気に老けて見えてしまいます。
また、ほうれい線やマリオネットラインといった気になるシワも、表情筋の衰えが原因の一つになっています。
加齢で衰えがちな表情筋を鍛えれば、見た目年齢がぐっと低くなります。
美人、美男に見える
美人もしくは美男の方の目元や口元を思い出してみてください。
みなさん目に力があり、口角が上がっていますよね。
顔が与える印象というのは、元々のパーツも大事ですが、その動かし方にも大きく左右されるのです。
表情筋を鍛えると、目元が印象的になり、口角がキュッと上がるので、誰でも雰囲気がアップします。
表情が豊かに
表情筋が衰えてしまうと、自分でも知らないうちに表情が乏しくなってしまいます。
その結果、疲れて見られたり、つまらなそうに見られたりすることに。
それだけで損をすることもあるでしょう。
反対に、表情が豊かだとそれだけで愛嬌が生まれ、人から愛される人物になります。
自然と笑顔も増えて、人生そのものが明るくなるかもしれませんよ。
主な表情筋と働きについて
顔にある表情筋の主な名称や働きを、簡単に解説していきます。
身体の筋トレと同様に、鍛える筋肉を意識することで効果が上がることが期待できます。
このあとご紹介する表情筋トレーニングを取り入れる際にも、どこにどんな筋肉があるのかを意識しておくと良いですね。
前頭筋(ぜんとうきん)
おでこを覆う筋肉です。
眉毛を上げたり、目を見開いたりするときに使われます。
驚いたときの表情もこの筋肉によって作られます。
目元でのリアクションが少ない日本人は、衰えやすい筋肉の一つです。
考えごとや悩み事が多く、眉間にシワを寄せていると固くなっていきます。
目がパッと開かない原因にもなっています。
眼輪筋(がんりんきん)
目の周りを囲むようについている筋肉です。
目を開けたり閉じたりするときに使われます。
衰えてしまうと、目元がむくみやすくなります。
目元のたるみやシワの原因にもなり得ます。
目力をアップさせたいなら、ぜひ鍛えたい筋肉です。
頬筋(きょうきん)
唇の脇から頬にかけてついている筋肉です。
口角を外側に引くときに使われます。
また、頬を歯や歯茎に押し付ける役目もあるため、衰えてしまうと頬にたるみが出やすくなります。
鍛えることで、口角が上がりやすくなり、頬が締まった印象になります。
咬筋(こうきん)
頬骨から顎にかけてついている筋肉です。
主に、噛むときに使われます。
固い食べ物の食べ過ぎや噛み締め癖などによって発達してしまうと、エラが張ってしまうので要注意。
他の表情筋とは違い、鍛えるよりも緩める練習が必要となる筋肉です。
(美意識は世界で異なるため、エラがある程度張っている方が美しいという見解もありますよ。)
口輪筋(こうりんきん)
唇の周りを囲むようについている筋肉です。
口のあらゆる動きに使われますが、特に口を突き出すときに使われます。
口角をキュッと上げるためにも重要な筋肉です。
口輪筋が衰えていると、口を丸く小さくすぼめることができず、平坦な形になってしまいます。
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おとがい筋
唇の下から顎にかけての筋肉です。
衰えると二重顎の原因になってしまいます。
鍛えることで、すっきりしたフェイスラインを目指せます。
ただし、反対に過度に力が加わると、あごに梅干しシワができやすくなってしまいます。
普段から、考え事をするときやストレスを感じた時にギュっと固く口を結ぶ癖がある方は要注意。