営業利益2年連続赤字の要因3:販管費率が高い
もう一つ見逃せないのが販管費率の高さです。
「2022年3月期第2四半期報告書」によれば、松屋フーズは店舗や工場への設備投資、コロナ感染対策、新商品の開発・宣伝、販促キャンペーンに特に力を入れました。
それが原因で販管費が高騰、経営を圧迫する要因となった可能性が高いでしょう。
松屋の赤字解消のカギとなるのは「販管費」の縮小
松屋フーズは2年連続赤字となる見込みです。しかし、経費を縮小できれば、赤字の早期改善も見込めそうです。
一番のカギとなるのが、売上高の7割を占める販管費の縮小でしょう。客の動向に左右されにくい販管費は、企業努力で縮小できる部分です。そこをどれだけ縮小できるかが、松屋フーズの今後の収益を左右するのではないでしょうか。
文・大岩楓
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。
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