ヨガのアーサナ(ポーズ)の種類は何万にも及ぶものです。
その中でも、ヨガインストラクターがカラダを整えるために習慣的に毎日行うアーサナがあります。
もちろん個人差はありますが、今回はヨガインストラクターである筆者が毎日欠かさず行うアーサナを目的別にご紹介します!ぜひ参考にしてください。
ヨガのアーサナは毎日行った方がいい?
ヨガのアーサナは毎日行うことでやりやすくなり、上達するものです。
逆に毎日やらないとカラダが固くなり、アーサナがやりにくくなってしまいます。
また、アーサナを通してその日のカラダの調子が分かる、柔軟性がアップして姿勢が良くなる、代謝が良くなるなどのメリットも期待できます。
ヨガのアーサナは、毎日くり返し練習することで、そのポーズの良さが分かるようになり、ヨガを深めることにつながるのです。
ヨガインストラクターが毎日欠かさず行うアーサナ5選!目的別にご紹介
ヨガのアーサナは毎日行うことで、日々のカラダの調子を整えてくれるもの。
今回ご紹介するのは、ヨガインストラクターである筆者が実際に毎日行なっているポーズです。
5つのアーサナを目的別にご紹介します。
背骨を整えるキャットアンドカウ
ヨガの基本のポーズのひとつである「キャットアンドカウ」。
背中を丸めた猫のようなポーズと、背中を反らせた牛のようなポーズのセットです。
レッスンのウォームアップに使われ、背骨を整えてくれます。
背中の筋肉をほぐして血行促進し、肩こりや腰痛改善に効果的です。
呼吸とともに動くように意識して行いましょう。
やり方
- 四つん這いになり、肩の下に手が、骨盤の下にヒザがあるようにする。
- つま先を立てて、反り腰にならないように、おへそを軽く引き上げ、背筋を伸ばす。
- 息を吐きながら背中を丸めて尾てい骨を下に向ける。目線はおへそへ。
- 息を吸いながら、尾てい骨を上向きにして、胸を開いて背中を反らせる。
- 呼吸と共に3〜5セットくり返す。
背中を丸める猫のポーズは腹筋の刺激にもなります。
息を吐きながら腹筋への刺激も意識することで、ウエストまわりのシェイプアップも期待できます。
全身のストレッチにダウンドッグ
「ダウンドッグ」はヨガの代表的なポーズのひとつ。
「太陽礼拝」の動きの中にも取り入れられています。
カラダ全体で三角形を作るポーズで背中や足のストレッチ効果も高く、継続して行うことで代謝が良くなり、疲れにくいカラダ作りにつながります。
頭が下になることで頭部に血が巡り、脳のリフレッシュ効果も期待できます。
やり方
- 肩の下に手が、骨盤の下にヒザがあるようにして、四つん這いになる。
- 両手の手のひらを一枚分前につく。
- 息を吸い、吐きながらお尻を高く持ち上げて、ゆっくりとヒザを伸ばす。カラダが三角形になるようにする。
- そのまま3〜5回呼吸する。
ヒザを伸ばしきれない場合は、緩く曲げて行いましょう。
足よりも、まずは背中が伸びるように意識しましょう
柔軟性アップに効果的な前屈ポーズ
カラダの柔軟性を測るためにも使われる前屈のポーズ。
毎日行うことで、柔軟性アップにつながります。
特に太ももの裏であるハムストリングや、背中のストレッチ効果があり、腰痛改善や全身の血行を促進して冷え性改善が期待できます。
やり方
- 座って足を前に伸ばす。
- 息を吸い、ゆっくりと吐きながら、上体を股関節から深く前に倒していく。
- 行けるところまで倒れたら、頭も前に垂らし、そのまま3〜5回呼吸する。
やりにくい場合は、ヒザを伸ばし切らずに軽く緩めて行いましょう。