そもそも虚しい恋愛とはどんなもの?
普段の生活でも、何気なく虚しいという言葉を使ったことのある方もいることでしょう。
些細なことから深刻な話に至るまで、色んなシーンで使える『虚しい』という感情ですが、虚しいという言葉の意味を正しく理解した上で、❝虚しい恋愛❞についていくつか例を挙げてご紹介してゆきます。
一度も虚しいと感じたことはないという方は少ないかもしれませんので、自分に該当しないかもチェックしてみてくださいね!
そもそも虚しいとはどんな感情?
虚しいという感情は、悲しい・寂しいなどの感情のように心が傷むようなものではなく、心が空っぽになっている状況を指します。つまり、つらい、泣きたい、悲しい、寂しいという感情以上に、心がなにも感じられないような、漠然とただただ無価値なように感じてしまう状況のことです。
自分が傷ついているのかもわからなくなり、無気力になったりどうでもよくなったりしてしまうことを言います。
恋人がいるのに、そのように感じてしまうのですから、穏やかではないとこがおわかりいただけるでしょう。
恋愛中の些細な出来事でも❝虚しい❞と感じることもあるでしょうが、彼氏(既婚の方はご主人様も含みます)がいるのに、虚しいと感じことがある方は、気を付けたいところです。
特別な存在であるはずの人といて、心が満たされていない・虚しいと感じている事実を見てみぬふりはしないようにしましょう。
虚しい恋愛とは①不倫
虚しさを感じる典型なのが、不倫の関係です。確かに不倫からでも、結婚に至る恋愛はゼロではありません。
ですが、本当は離婚をする気もないのに、『奥さんと話すからもう少し待ってて』なんて甘い言葉だけ囁いて、待てど暮らせどまったく進展ゼロ…。彼の休みの日はファミリーデーなので連絡もできない…。既婚と知っていたとしても、知らされていなかったにしても、やはり不倫の関係は簡単に実るものではありません。
不倫関係は周りに言うことも難しいですし、❝彼女❞と公言できもせず、自分の存在を隠すような日々になりますよね?いくら彼が奥さんのことを悪く言っていようが、いくら自分のことを好きだと言ってくれようが、その一時は満たされても、必ず時間とともに虚しさを感じる時がくるでしょう。
結婚は無理だと割り切っていたはずでも、やはり好きになった分だけ虚しさも増してゆきます。
虚しい恋愛とは②頑張っても信じても報われない
彼に浮気癖や女癖が悪い一面があったり、DVなどのハラスメントだったり、金銭的な問題だったりというのはもちろん、虚しさを感じる恋愛のひとつです。
しかし、そこまで酷いことをされるわけじゃなくても、嘘をたびたびつかれている、約束を守ってくれないなどといった❝ちょっとしたこと❞もちりつもで虚しさに変わっていくこともあります。毎回、信じて許してきた場合、呆れる反面、虚しさが襲ってくることも…。
他にも、彼に尽くしているのに、彼がそれにこたえてくれないと感じることが増えたと感じた時、彼の気持ちがわからない時など、心が通じていないと感じると『自分はなにしてるんだろ…』と虚しさと感じます。
いくらポジティブに考えようと切り替えても、思う通りにならないことばかりが続くと、心がトゲトゲしてくるものです。そんな心を見てみぬふりしていると、ふとしたことでさえ、虚しさの落とし穴にハマってしまうことも…。
虚しい恋愛とは③自分を認めてもらえない
不倫関係もそうですが、たとえ片想い・両想いの関係であろうとも、自分が認めてもらえていないと感じることが増えると苦しいものです。どんな表現でも良いので感情を表面化できればいいのですが、虚しさの場合、言葉にする気力すら奪ってゆきます。
承認欲求というのは誰もが持つ感情です。しかし、恋愛という深い感情で自分を認めてもらえないというのは、自信すら奪うことに変化します。
普段は意識しにくいものですが、人って家族や、親しい友人、恋愛関係などの近い存在の人に、ありのままの自分を認めてもらえている、受け入れられていることで安心して生きてゆけるもの。
一緒にいても自分のことを否定されてばかり、認められているように感じない、大事にされている実感がない、そんな報われないような恋愛では、虚しさを感じるのも当然のことと言えるでしょう。
虚しい恋愛をしてしまう理由とは?
大人になると、酸いも甘いも色んな経験を経て知るようになりますよね。良いことばかりじゃないなと痛感することも増えるでしょう。そんなに重い内容じゃないにしても、昔とは違って、彼のステイタスが気になってしまったり、家柄、ルックス、年収なんかを気にしたりしてしまう自分に、虚しいと感じることもあるかもしれません。
純粋に恋愛を楽しめなくなり、虚しい恋愛をしてしまう原因や理由ってどんなものがあるのでしょうか?
虚しい恋愛をしてしまう理由①過去の恋愛のトラウマ
本当に大好きで、結婚もしたいと思っていた彼からの裏切りなどで、深く傷ついたまま、立ち直れないでいる…。男性が怖い、恋愛が怖い、元カレが忘れられない…そんな気持ちになってしまうことは誰しもあるものです。
信じていた大切な人との良くない出来事をきっかけに、心に大きな傷を負っているにもかかわらず、やはり一人でいるのはつらいので、その傷を癒すべく・補うべく、その心のまま恋愛を繰り返してしまいます。
『失恋には新しい恋が一番!』なんて言葉をよく耳にしますが、次の恋をする心の準備ができていない心境で、傷を負ったまま新しい恋をして付き合っても、満たされることは難しいのです。
なぜなら、新しい恋に傷を癒すことを求めてしまうものの、それは新しい恋が満たすものではなく、本人の心次第だから。新しい恋がトラウマを解決できる時は、心がトラウマを消化する準備ができる時なのです。
虚しい恋愛をしてしまう理由②自分に自信がない
いつも彼がどう思っているのか気にしていたり、どう思われるのか怖くて言いたいことが言えないでいたりしませんか?自分なんて…と気が引けているまま恋愛をしても、本音をいうことができず、虚しい恋愛をしてしまいます。
理由はシンプルで、自分に自信がないまま恋愛をしても相手に合わせてばかりで、恋愛をしていても本当の自分を出せていないからです。好かれているのかすら不安になってしまうこともあるかもしれません。
虚しい恋愛をしてしまう理由③恋愛に過度な期待をしている
付き合ってるんだから、こうるすべきだ、こうしてくれるだろうと、彼の考えや人格はお構いなしで、一方的に恋愛に過度な期待をしてしまっているのも、虚しさを感じる理由のひとつです。
私もこれだけやってるのになんで?という感情が出てきて、思うようにならない現状にガッカリしてしまいます。自分の価値観だけで、愛情を求めてしまうと結果が得られず、『なんで?どうして?』の堂々巡りになるのです。
虚しい恋愛をしてしまう理由④複雑な家庭で育った
家庭環境というのは性格の形成に大きく関係する重要なものです。両親が不仲だった、親の顔色をみていたなどの経験がある場合、幼少期からそういった関係が❝家族❞❝愛❞と刷り込まれた状況になっています。
もちろん、複雑な家庭で育った方全員ということではありません。しかし、そういった大人のしがらみを、幼い頃から見てきた人は、そうでない人との感覚に差があるのは自然なことです。
幼い頃から両親のけんかを見てきたり、どちらにも笑顔でいて欲しいからと頑張ってきたことでしょう。
しかし、ずっとそういった男女の関係を一番近くで見て育ったのであれば、それが当たり前と思ってしまい、恋愛に良いイメージが持てなくなるのも無理はありません。
自分が大人になって恋愛をしても、なにか満たされないと思って虚しくなるのは、環境がよくなかったのは否めません。