鳥取県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!鳥取県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。鳥取県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

鳥取県ってどんなところ?

人口 570,600人(2016年6月1日)

鳥取県の特徴や歴史

砂漠を思わせる雄大な鳥取砂丘でおなじみの鳥取県。山陰地方の東側を占める位置にあり、最も人口の少ない都道府県として知られます。中国大陸や朝鮮半島との交易拠点であったため、弥生時代から多彩な道具や資材を手に入れ、高度なものづくり文化がありました。

国内で初めて弥生人の脳が発見された青谷上寺地遺跡、修験道の拠点であった三徳山に残る国宝「三佛寺投入堂」など、貴重な歴史の遺産が多く見られます。産業面では、境港で水揚げされる松葉ガニやマグロなどの豊富な海の幸は全国でも屈指の特産品です。農作物も豊富で、梨やブドウ、ラッキョウといった特産品を始め、河川沿いの平地では稲作、山間・山麓部では酪農と、バランスよく農業が行われています。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

鳥取県はかつて日本で唯一高速道路のない県でしたが、近年道路開発が劇的に進み、利便性が非常に上がっています。鳥取自動車道の一部区間、および山陰道の県内区間は道路料金が無料で、県内外の移動に便利です。県内には2つの空港があり、羽田空港へ1日5~6便の定期便が運航されています。鳥取市の「鳥取砂丘コナン空港」、境港市の「米子鬼太郎空港」と、いずれも人気マンガにちなんだ名称で印象に残っている人も多いのではないでしょうか。新幹線を利用する場合は、県内には新幹線駅がないので、岡山駅または姫路駅まで特急列車を使うルートになります。

その他の情報

日本海型の気候で、温暖なイメージがありますが、実は全域が豪雪地帯に指定されるほどの降雪が見られます。一方で春と秋は晴天が多く、四季をよく感じられる気候といえるでしょう。日本海と中国山地に挟まれた東西に細長い地形で、山地による大きな起伏、河川沿いに広がる平野、白砂青松の海岸線と、変化に富んだ自然を楽しめます。県のシンボルである鳥取砂丘では、日本とは思えない神秘的な景観や、ラクダ乗りなどここでしかできない体験ができます。自然たっぷりの環境は、子育てにも大いにメリットとなるでしょう。鳥取県は「子育て王国とっとり」を掲げ、さまざまな子育て支援策や地域づくりに取り組んでいます。また、ストレス度合いの少なさを都道府県ごとに集計した「ストレスオフ県」ランキングで、鳥取県は女性版1位を獲得しており、女性の暮らしやすさも窺えます。

鳥取県の移住支援・就業支援制度

鳥取県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

鳥取県が実施・運営する移住支援制度には以下のようなものがあります。この他にも、市町村ごとにさまざまな各種支援事業が実施されていますので、移住先を検討する際に確認してみてください。

オーダーメイドツアーによる来県者支援

鳥取県に移住を考えている県外在住者が、移住準備のため来県する際に、交通費を補助する制度です。対象となる用件は、市町村などの関係団体への訪問、企業への採用面接や見学会、体験ツアーや各種研修会への参加などです。タクシーを除く交通機関の交通費、車の場合は高速道路料金やガソリン代、レンタカー代などが対象経費となります。助成額は実費の1/2、限度額は居住地によって異なります。定住機構のコーディネーターや市町村の移住相談員など、規定された相談員に面談などの上で推薦をもらう必要があります。

鳥取県内国内便エアサポート支援事業

県が定める重点施策に関連して県内の空港発着便を利用する際に、費用が助成される制度です。このうち「移住定住促進エアサポート」事業は、鳥取県への移住予定者が、暮らし体験や移住手続き・就職活動のために来県する場合に対象となります。金額は1人あたり3万円を上限として経費の1/2で、年3回の往復分まで利用できます。航空便を予約してから搭乗日の7日前までに事前認定を申請し、行程終了後に実施レポートなどの必要書類を添えて請求する必要があります。

とっとり暮らし住宅バンクシステム

県内の住宅や土地の情報をニーズに合わせて検索できる情報サイトが運営されています。「海辺暮らし」「街なか暮らし」といったロケーションや、「古民家風」「温泉が近い」などの生活環境などを選択して検索できます。空き家バンクとは異なり、掲載物件の問合せや手続きは、情報を登録した不動産業者を通じて進めます。