鳥取県の子育て環境

鳥取県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

鳥取県では「子育て王国とっとり」を宣言し、自然環境を生かし地域全体で子育てを支えることに取り組んでいます。「子育て王国とっとり条例」を公布し、県や市町村の責務と、保護者・子育て支援団体・県民・事業主の役割を明示していることから、実行につなげる姿勢が窺えます。人口あたりの保育所数は全国平均を大きく上回り、人口あたりの小児科医や産婦人科医の数は全国トップクラスです。さらに、鳥取県の小児医療費助成は18歳までと対象年齢が幅広く、心強いですね。

鳥取県で住むならどこがいい?

鳥取県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

ここからは移住先におすすめの市町村をピックアップして紹介します。便利な都市部、海の幸豊かな港町、のどかな里山など、エリアによってさまざまな魅力があります。

鳥取市の周辺に住むなら

鳥取市は、人口185,081人(2021年6月30日現在)で、全国の県庁所在地の中で1番人口が少なく、人口密度も2番目に少ない市です。日本海に面しており、沿岸に広がる鳥取砂丘は南北2.4km, 東西16kmにもおよびます。「多極ネットワーク型コンパクトシティ」として中心市街地と地域拠点を公共交通で結ぶ取り組みがなされており、市街地の利便性と田舎暮らしの両立が期待できるでしょう。

豊富な自然を生かした子育て・教育環境があり、住みたい田舎ランキング「子育て世帯が住みたい田舎部門」1位になるなど、移住先として人気の町です。鳥取市の10%通勤圏には岩美町・若桜町・智頭町・八頭町が含まれ、これらに加えて兵庫県新温泉町と連携中枢都市圏を形成しています。

そんな鳥取市では移住支援が手厚く行われています。例えば、移住準備や視察のために市内を訪れる人向けに、レンタカー・タクシー利用補助金があり、前述した県の支援制度とあわせると交通費が広くカバーされます。また東京圏から移住し所定の用件を満たして就職・テレワーク・起業する人には、単身60万円・2人以上世帯100万円の鳥取市移住支援金が支給されます。

住まいについても、空き家バンクがある他、空き家バンクを利用して入居した物件の改修費などの補助、若者・子育て世帯向けの家賃補助など、数々の支援制度があります。暮らし体験プランをオーダーメイドで案内してもらえる「鳥取体験ガイド」や、移住体験施設も、移住計画に活用できるでしょう。市役所によるオンライン移住相談窓口が開設されており、リモート現地案内なども対応可能です。

倉吉市

倉吉市は鳥取県のほぼ真ん中に位置し、豊富な温泉や里山の自然に恵まれた町です。通称「白壁土蔵群」と呼ばれる打吹玉川地区は、江戸時代末期~昭和初期の町屋や土蔵が残る美しい町並みで、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。特急「スーパーはくと」の停車駅があり、鳥取空港までは車で45分と、県外とのアクセスも悪くありません。倉吉市には空き家バンクがあり、制度を利用して物件を購入または賃借すると助成金を受け取ることができます。また県外からの移住者向けに住宅取得費用の補助がある他、若者世帯が家を新築した場合固定資産税の一部免除を受けられます。お試し暮らしをしてみたい人は、台所付きの湯治宿や里山のゲストハウスなど、タイプの異なる移住体験施設が利用できます。

境港市

境港市は県北西端の弓ヶ浜半島にあり、三方を海に囲まれた、まさに港の町といえるでしょう。日本屈指の水揚げ量を誇り、マグロやカニをはじめとする多種多様な魚介類が揚がります。水木しげるロードでも知られ、米子鬼太郎空港が属する市でもあります。住まいの支援として空き家バンクが運営されており、制度を利用すると改修費補助や入居時の奨励金が出ます。また、市の定期借地権付分譲地があり、土地区画整理事業で造成された「境港・健康シティ夕日ヶ丘」の分譲地を格安で借りられます。

西伯郡日吉津村

県北西部にある日吉津村は、北側は日本海に面し、残りの三方は米子市に囲まれた小さな村です。中国地方最高峰の大山を望み、一級河川の日野川が流れる穏やかな田園風景の中、ゆったりとした田舎暮らしを送れるでしょう。面積4.20k㎡、人口3,000人台とコンパクトですが、大手企業の工場があり実は強固な財政力を誇ります。大規模な総合ショッピングモールがあるなど、暮らしやすさは抜群といえるのではないでしょうか。子育てについても、妊娠期から就学まで小規模の村ならではの包括的なサポートが受けられ、複合型子育て拠点施設が新たに建設されるなど、安心な環境があります。

米子市

米子市は県西部の島根県との境、山陰地方のほぼ中央に位置しています。江戸時代から山陰の商業都市として栄え、「山陰の大阪」などと呼ばれてきました。現在も地元TV放送局や鳥取大学医学部・付属病院が置かれるなど重要な拠点都市となっています。鉄道駅や高速道路も多く、米子空港へ車で20分あまりと、山陰地方の交通の要衝でもあります。大山のふもとや駅近くなど、タイプの異なるお試し住宅があり、3日以上90日以内の範囲で利用できます。空き家情報は市の空き家バンクで閲覧できる他、希望条件を伝えて物件情報をメールなどで案内してもらえる窓口があります。

西伯郡南部町

南部町は、環境省による「生物多様性保全上重要な里地里山500選」に全町域が認定された、豊かな里山の町です。ホタルやオオサンショウウオといった生物が生息し、柿や梨などの農産物も豊かに実ります。米子市に隣接しているので、都市部に通勤しながらゆったりとした里山暮らしを楽しむこともできますね。土地や住宅購入に際し固定資産税相当額を3年間交付する定住促進奨励金や、新婚・子育て世帯の家賃を助成する子育て世代等応援定住促進奨励金があります。また南部町には最長1ヶ月利用できるお試し居住施設が設けられています。地域の交流拠点として使われる複合施設内にあり、交流を深めながら現地の暮らしが体験できます。

まとめ

人口が少なく、海・山・川そして砂丘という豊かな自然に包まれた鳥取県。県や市町村による移住支援制度も手厚く用意され、子育てサポートの熱心さも窺えます。人混みから離れ自然を感じながら暮らしたい、しかし生活の利便性も保ちたいというニーズを、鳥取県でなら叶えられるのではないでしょうか。


提供・移住支援.com

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