思うように仕事ができず、ストレスに…
一方で、保育園が休園になったことで仕事が思うように進まず、ストレスを感じることもあるといいます。
「私はフリーランスでテレワークが可能な業務ですが、子どもと日中一緒では普段の半分の業務量もこなせず、それがストレスになっています。
夫はテレワークが難しい業種で、しかも長時間労働。朝早く家を出ていき、帰ってくるのは子どもが寝たあとということがほとんどです。なんとか半休でも取れないかと相談していますが、難しそうで……」
そんな中、サトミさんは国の補償の利用を検討しているといいます。
「共働き家庭が当たり前の存在になっている中で、保育園の休園が長期化してしまうと本当に家計の死活問題です。先日、ネット記事で『小学校休業等対応支援金』という事業主向けの補償が、個人事業主でも受けられると聞いたので、厚生省のサイトで資料を読んで検討しているところです」
個人事業主も利用できる「小学校休業等対応支援金」
「小学校休業等対応支援金」とは、2021年8月1日から2022年3月31日までの間に、以下の子どもの世話を保護者として行うことが必要となった労働者に対して有給休暇を取得させた「事業主」や、契約した仕事ができなくなった「個人で仕事をする保護者」を支援する制度です。
1.新型コロナウイルス感染症に関する対応として、ガイドライン等に基づき、臨時休業等をした小学校など(保育所等を含みます)に通う子ども
2.新型コロナウイルスに感染した子どもなど、小学校などを休む必要がある子ども
事業者か個人か、また仕事ができなくなった期間によっても受け取れる金額は異なります。個人事業主の場合、1日の支給額は2022年1〜2月は5500円、3月は4500円。詳しい申請方法等は厚生労働省のサイト等で確認してみましょう。