なんとも言えないタレ目と、豊満ボディーがたまらない…。そう感じさせる、ぐっぴーくん(8歳)は多くのメディアから引っ張りだこのスター猫さん。
インスタグラムのフォロワー数はなんと、27万人越え!今年の猫の日にはBSテレ東の1日社長に就任し、多くの猫好きさんを笑顔にしました。
そんなぐっぴーくん、実は保護猫。かわいらしい名前には「GoodでHappyな人生になるように」との願いが込められています。
## 瀕死状態だった猫の看病をして
飼い主さきともさんとの出会いは、運命的。ある日、さきともさんは近所の駐車場で、瀕死状態だったぐっぴーくんを発見しました。
低体温、栄養失調、脱水の症状があり、あと1日遅ければ命がなかったかもしれないと獣医さんに言われるほど深刻な状態でした。
「日曜の午後だったため病院で処置を受けることができなくて…。とにかく体を温め、水を飲ませるようにと言われたので、先代猫の介護経験を活かしながらがんばりました。」
体力が戻った後も、油断のできない日々は続きました。寄生虫がいることが分かったり、ノミ・ダニによる皮膚病を発症したりと、お外で生きていたぐっぴーくんの体には様々な症状があらわれました。
そのたびにさきともさんは獣医師さんに頼りつつ、ひとつひとつの病気を治療していきました。
手厚いケアを受けたぐっぴーくんはすっかり元気になり、穏やかで人懐っこい男の子に成長。
さきともさんにべったりと甘え、人間の赤ちゃんのような表情やしぐさを見せてくれるようになりました。
## 愛猫の変わった部分と変わらないところ
そんなぐっぴーくんには腕を前に伸ばして寝るという、保護当時から変わらないクセがあります。
そして、ちょっぴりおニブさんなところも変わっていません。
「運動神経が悪く、今でもジャンプはソファーの高さが限界。どこかに飛び移ることはありませんし、ソファーなどから落ちることもしばしばです。」
愛猫の変わった部分と変わらないところ。さきともさんはその両方を愛しく思い、無事に大きく育ってくれた喜びを、日々噛みしめています。
## ぐっぴーくん、意外にも小食。ダイエットにも成功
つい心を掴まれてしまうタレ目と「お太りさま猫」とも呼ばれている豊満ボディーは、ぐっぴーくんのチャームポイント。
しかし、さきともさん自身はそこまでたれ目、豊満ボディーだとは思っていないよう。
「たしかにつり目ではないですが、まつげが長いからたれ目に見えている気がします。豊満ボディーも毛がふさふさだから…というのもある気がしています。ただ、顔はとても丸く、デカイですが(笑)」
実はぐっぴーくん、意外にも小食。ご飯は一般的な子よりも少なめ(獣医師さんのお墨付き)で、おやつは爪切りの後だけ。
さきともさんはぐっぴーくんに1日でも長く生きてほしいと思っているからこそ、シニア期に入ったことを機にダイエットも決行。
「現在は、通常よりすこーしだけお肉がのっているくらいになりました。」
また、体重やおしっこの色・量を毎日確認したり、尿検査を月1回、血液検査を3ヶ月に1回行ったりと、異変を早期発見できるようにも気を配っています。