清水次郎さん 高校教師、地歴科教諭と野球部の顧問

 元朝日放送のアナウンサーの清水次郎さん(50)は、44歳だった2016年6月に退社し、2017年4月に兵庫県立西宮今津高校へ赴任。地歴科教諭と野球部の顧問として活躍中です。

 早稲田実業高校で野球に没頭した元野球少年で、早稲田大学入社後は念願のスポーツ実況を担当。野球中継や甲子園に多く触れ、放送局の看板アナウンサーとして22年ものキャリアを積んできました。

 清水さんは取材で高校球児の情熱に触れる一方、少年犯罪報道を伝えた際に「どうして同じ10代なのにこうも違う人生になったんだろう」と感じたとのこと。それを機に「親以外の大人として子供と真剣に向き合いたい」と思うようになり、2011年から通信教育を受け、5年かけて教員免許を取得。局アナ時代は情熱的な実況が知られていたのですが、転身後のインタビューで「うきうきして学校へ行っている」と語っており、物事に対する情熱は今も健在。日々生徒たちと向き合いながら奮闘しています。

菊間千乃さん 弁護士としてテレビ出演も

 元フジテレビアナウンサーの菊間千乃さん(49)は、35歳だった2007年にフジテレビを退社して弁護士に転身。

 2010年に2度目の挑戦で司法試験に合格し、司法修習を経て2012年1月より弁護士として活動を開始しました。紛争解決、一般企業法務、コーポレートガバナンスといった分野を中心に取り組むほか、情報番組などメディアへの出演もしています。

 菊間さんは1995年にフジテレビに入社。入社当時から司法試験を勉強する目標は掲げていましたが、弁護士を本格的に志すきっかけとなったのはテレビの仕事中に遭った大事故。レポーターとして生中継に出演していた26歳当時、ビルの5階から転落するも奇跡的に命を取り留めます。2年間のリハビリ生活を要した大きな事故で「当たり前のように明日はこない」「無駄な時間を過ごしていてはいけない」と強く思うようになったといいます。

 12年間ものアナウンサーのキャリアを生かし、現在は弁護士として『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS)『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)など情報番組のコメンテーターとしても活躍しています。

 以上、意外な転身を遂げてきたアナウンサーをご紹介しました。花形の職業であるアナウンサーから、異業種へ転職することは大きな勇気と覚悟を伴うことでしょう。その中で新しいキャリアを選択し、自分のやりたいことを突き詰める姿勢には尊敬しかありません。

 何歳になってもチャレンジできることを証明してくれているようで、勇気づけられますね。みなさんの今後の活躍にも期待です。

<文/るしやま>

提供・女子SPA!



【こちらの記事も読まれています】
無印良品「メガネ拭き」が買い。パンプスの汚れも落とせちゃう
手書きの「パスワード管理ノート」が人気。 便利&可愛いアイテム3選
3COINS「マスク インナーパッド」で息苦しくない、リップもつかない!
カルディのイチオシ調味料5選。「焼肉ザパンチ」「もへじ」が最強
ダイソー“簡単泡立て器”が神、ふわっふわのオムレツが作れちゃった