通訳の仕事では様々な事前予習が必要です。資料の読み込みやネット検索など、業務日当日の拘束時間より事前勉強時間の方が莫大になります。

長年この仕事を続けてきたためか、自分なりのリサーチ方法は確立されています。資料の読み方や検索の方法、Googleの効果的な使い方などにおいてです。

ただ、「通訳者的リサーチ法」がすべてに応用できるのではない、ということを先日痛感しました。

役所から配布された某書類。記入用紙は複数枚あり、要提出関連書類がたくさんあります。あまりにも細かいので、受け取ってから数か月放置!まとまった時間が取れた日にようやく着手したのでした。

改めて説明用紙を読むと、何を記入すべきか、どういった関連書類が必要かがわかります。そこで最初にとった行動は、「準備しやすい関連書類をそろえること」でした。まずは身分証明書の写し。我が家のプリンタ複合機でマイナンバーカードの両面をコピーしました。また、戸籍謄本も必要とのこと。こちらはコンビニでマイナンバーカード経由で申請しようと決めて、カバンにマイナンバーカードを入れました。取得は日を改めて、ということで。

さて、いざ用紙の記入開始。

説明書には「記入方法が動画でわかります」とあり、QRコードが。早速スマホでかざして動画視聴開始。確かにわかりやすいのですが、うーん・・・どちらかと言うと、件の説明用紙をコンパクトにして口語で読み上げただけ。でも無いよりは助かるので、そのまま視聴し、適宜停止ボタンを押しながら記入していきました。

が!

途中まで書いて、そこから進めなくなってしまったのです。理由は、用紙にある説明と私の現在状況に違いがあったからでした。「困ったなあ。このまま中途半端な用紙をしれっと郵送しても受け付けてもらえないのは目に見えているし。あ、そうだ!こういう時こそ検索よね」

と思い、Googleで書類名を入力し、ワンスペース離して「書き方」と入れてみました。しかし、どのサイトも似たような感じ。私が理解できるような容易な説明ではありません。