2021年にトリップノートのトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータを元に、トラベラーのみなさんが実際に訪れた全国の動物園ランキング【2021年版】をご紹介!2020年版からの順位変動も注目です。
1位:旭山動物園/北海道(→2020年1位)
”日本一環境が厳しい動物園”といわれ、一時は入場者減少に悩んでいましたが、野生に近い環境を作り出し、生き生きとした動物たちの姿を見せる「行動展示」で、現在は全国でも人気の動物園となりました。
なかでも人気があるのが、あざらしの特徴的な泳ぎ方を観察できる「円柱水槽」。好奇心旺盛なあざらしが円柱水槽の中を何度も行ったり来たり、来園者に興味をもって近づいてみたり、そんなかわいい姿を近くで観察できます。
また巨大な水槽トンネルで空を飛んでいるようなペンギンを見ることができる「ぺんぎん館」や、水にダイブするほっきょくぐまの様子が見られる「ほっきょくぐま館」もおすすめ。冬季限定で行われる、ペンギンの散歩も人気イベントです。
2位:恩賜上野動物園/東京(→2020年2位)
1882年(明治15年)に開園した歴史ある動物園です。特に人気の動物といえばパンダ。赤ちゃんが産まれた時など、パンダ見たさに訪れる人が大行列を作る様子は、上野動物園の風物詩とも言える光景です。
また東園の「バードソング」または西園の「カフェカメレオン」ではとっても可愛い”竹皮パンダ弁当”をいただけるので、上野動物園を訪れたらぜひ、味わってみて。
園内で見ることができるのは、もちろんパンダだけではありません。ホッキョクグマやゾウ、キリンなどの大きな動物をはじめ500種あまりの動物を飼育し、動物園の入場者数で日本一を獲得しています。メインの出入口はJR上野駅・公園口から徒歩5分。京成電鉄や東京メトロの上野駅からも徒歩圏内で、アクセス抜群の動物園。入園料も比較的リーズナブルです。
3位:富士サファリパーク/静岡(↑2020年7位)
標高850m、富士山麓の74万㎡の広大な敷地に、世界中から集まった様々な動物たちが暮らす、日本最大規模のサファリパーク。
マイカーかジャングルバスで周遊しながら野生動物を観察できる「サファリゾーン」と、動物たちにエサをあげたりなどの触れ合いがたのしめる「ふれあいゾーン」にわかれています。「サファリゾーン」をまわるジャングルバスでは、途中、動物にエサをあげることができ人気。エサを求めて迫る動物との距離は約20cmで、息遣いまで伝わってきます。
4位:札幌市円山動物園/北海道(↑2020年10位)
昭和26年(1951年)に開園した、北海道で最も古い動物園です。もともと東京の上野動物園から移動動物園を招いたのが始まりでした。円山動物園といえば見逃せないのはホッキョクグマ。オスの”デナリ”とメスの”ララ”の間には、2000年以降8頭もの子どもが生まれており、その愛らしさが人気を集めています。
夏の夜には”夜の動物園”が開催され、暗闇のなかで昼間とは違う動きを見せる動物たちの様子を観察できます。
4位:アドベンチャーワールド/和歌山(↓2020年3位)
約80万㎡の広大な敷地に、動物園、水族館、遊園地が集まったテーマパーク。「サファリワールド」では、列車タイプの専用車やカートに乗って、ありのままの姿の動物たちを楽しむことができ、「マリンワールド」ではイルカのショーやイルカとのふれあい、ペンギンの姿などを見ることができます。そして「プレイゾーン」ではジェットコースターや観覧車などのアトラクションでワイワイ楽しめますよ。
また、アドベンチャーワールドは日本一のパンダの飼育数を誇ります。パンダが見られるのは、「ブリーディングセンター」と「パンダラブ」エリア。
パンダラブのバックヤードに行って、パンダにおやつをあげたり、記念撮影もできる「パンダラブツアー」も実施しており、約1mの距離で間近にパンダを見ることができます。1日1回、15人のみ参加可能なツアーなので、参加できればきっと貴重な体験になりますよ。
6位:東山動植物園/愛知(↓2020年4位)
全国にある動物園のなかでも1位2位を争う人気の東山動植物園ですが、なんと広さは東京ドーム13個弱!一日では周りきれない大きさです。”動植物園”という名前の通り、敷地内には動物園だけではなく、植物園、そして遊園地もあります。
一時期、イケメンゴリラとして話題となった「シャバーニ」がいるのが、東山動物園です。イケメン!と言われながらも、じつはメスのゴリラということが判明し、さらなる話題をよびましたね。
動物園には約500種類の生き物が飼育されており、国内最大級のゾウ舎や、全国の動物園でも東山動物園唯一の施設「世界のメダカ館」など、さまざまな見どころがあります。とくに人気があるのが、コアラ。日本でコアラが見られる動物園は2017年現在8ヶ所しかなく、東山動物園では、初めて日本にコアラがやってきた1984年当時からずっと飼育されています。
7位:天王寺動物園/大阪(↑2020年8位)
人気スポット「あべのハルカス」から、子供と一緒にのんびり歩いても徒歩10分程度という便利な立地にある動物園です。
園内の展示はとにかく「動物との距離感が近い」のが印象的で、おすすめの展示はトラ。檻ではなくガラス一枚隔てたところを闊歩するトラの姿を大迫力で観察できます。また、子供だけでなく大人にも人気のエサやり体験もあり、ちょっとワイルドな珍しい黒ヤギにエサをあげられます。
8位:多摩動物公園/東京(↑2020年11位)
多摩動物公園は自然豊かな広大な敷地に、300種類以上の動物が飼育されている大きな動物園です。公園内は多摩丘陵の地形が残されているので、標高差約60メートルのアップダウンをハイキングしながら動物達と会えます。小さい子供がいる場合はベビーカーを利用するなど、移動しやすいように準備していくと良いでしょう。
豊かな自然の中動物達がのびのびと過ごしているので、都会の動物園とは異なる姿が見られるのも嬉しいです。ライオンの放し飼いや、チンパンジーやキリンが群れをなして暮らしているのも、広大な敷地ならではの迫力です。ユーカリの木の上で眠るかわいいコアラにも会えますよ。
また急な雨の時などにおさえておきたい場所が、昆虫園エリア。「昆虫生態園」の中では1年中様々な蝶が舞っており、その中を散策できます。「昆虫館本館」では珍しい昆虫の標本が展示されていたり、ふれあいコーナーがあったりと、動物が雨で小屋の中に入ってしまったというときにも観察を楽しむことができますよ。