『あなたのためを思って』に潜む彼の本心~恋愛編~
具体的に、どういう時に言われる『あなたのためを思って』のセリフが彼の本心からのセリフなのでしょう?エゴではなく、本当に心配してくれている言葉だとしたら、よき理解者と感じることもあるはずです。
『あなたのためを思って』という言葉は、言われると❝ウザイ…❞と思う人もいるかもしれませんが、その言葉を発するタイミングと2人の関係性によって、意味合いが異なってきます。
彼の本心から出る『あなたのためを思って』①疲れている時・悩んでいる時
仕事や人間関係に疲れていたり、なにかに悩んだりしている時って、気持ちの切り替えがうまくできなくなること、たまにありませんか?頭ではわかっているけど、どんどんネガティブに落ち込む一方になって、どうしても負のループから抜け出せない…
そんな時に、自分のよき理解者である恋愛中の彼が、親身になって『あなたのためを思って言うけどこうしたらどう?』と言ってくれたらどうでしょう?
落ち込んで抜け出せない時でも、恋愛中の彼に言われる、本当に自分のことを思ってくれている言葉だとすんなり入ってきませんか?恋愛中の彼からの言葉だからこそ、あなたをわかって言ってくれていることですから!
このように、落ち込んでいるところから、救い出してくれるような・良い状況に引き上げてくれるような『あなたのためを思って』だったら、この人と恋愛していて良かった♡と思えますよね!
彼の本心から出る『あなたのためを思って』②行き過ぎた言動をしている時
たまに自暴自棄になってしまって暴言が過ぎてしまったり、意図的ではなかったものの、知らぬ間に周りからすると、良くないと思われる言動をしてしまっていたりする時など、『あなたのためを思って伝えるけど、こういうのは良くないよ』としっかり諭してくれる人って、大人になると減ってしまいますよね。
イライラしてしまって行き過ぎた言動をしてしまった時に、落ち着かせるよう注意をしてくれる人がいるのは良い事です。
あるいは、自分にとってはまったく悪気はなくやっていたことが、実は周りににとっては良くないこと・不快なことだと、教えてくれるというのも貴重な存在に違いありません。
どうでもいい人なら、そんな指摘もしませんし、そのことで周りから悪く思われていようが自業自得・知ったこっちゃないと放っておくことでしょう。
本心で相手が大切だからこそ、その人のために苦言を呈するということもあるのです。
彼の本心から出る『あなたのためを思って』③突っ走っている時
なにかに夢中になってり我を忘れるほどになってしまっている時、こうだと思い込んで周りも見えなくなるほど突っ走ってしまっている時に、悪い方向にいかないようにしっかり引きとめてくれるということもあります。
そんな時、本当に大切に思ってくれている恋愛相手であれば、本心から心配して、『あなたのためを思って』と助言や忠告をしてくれていることでしょう。
しかし、もちろん、それを強制しようとはしてきません。
なぜなら、その結果どうなったとしても、ずっと支え続けるつもりでいるから。見放すようなことはしないからです。決してあなたのためを思って言った言葉とおりにならなくても、責めたりバカにしたりもしません。
本心で心配だし、できれば突っ走った挙句、大けがをしてして欲しくないから、その前に力になれたらという程度にしか思っていないのでしょう。ただただ本心で大切だから、傷つかないで欲しい気持ちです。
彼の本心から出る『あなたのためを思って』の共通点
恋愛関係にある時に『あなたのためを思って』と本心から言うケースに共通していることは、いくつかあります。
・好きだから役に立ちたい
・好きな人に良い方向に進んで欲しい
・話し合って一緒に考えたい
などです。信頼関係があった上で押し付けたりすることなく、本人の意志を一番に尊重して、純粋に大好きな彼女のことを思って、本心から一緒に良くしていこうという意志で言っているのがポイント。
『あなたのためを思って』に潜む彼のエゴ~恋愛編~
本当に純粋に、恋愛中のパートナーが落ち込んだり、傷ついたり、悪い方向に傾いたりしないように、本心から『あなたのためを思って』と助言や指摘・忠告をしてくれる相手ばかりではないのが現状です。
もしかしたら、エゴから言っている男性の方が多いかもしれません。
【怒られているうちが華】ともいいますが、そういった善意からの助言ではなく、ただのエゴで言っているケースをご紹介します。
『あなたのためを思って』に潜むエゴ①押しつけがましい
自分も同じような状況になったことがあって、経験に基づいて『あなたのためを思って言うけど、こうすべきだよ』なんて言われるのはNG!
❝その時どうだったの?❞など聞いて、自分の時はこうだったから、こうしたら良かったと思うと話してくれるのならわかりますが、自分の考えを【すべきだ】という伝え方をしてくるのは、ただのエゴで押し付けです。
彼と同じ結果になるとは言い切れないのですし、どう感じるか・どうするかは本人次第なんですから。
『あなたのためを思って』に潜むエゴ②マウンティング
自分の方がえらいんだぞ、自分の方が経験値も上なんだぞということをわからせたいがゆえに、『あなたのためを思って言ってやっているんだ』というような発言も、エゴ以外のなにものでもありません。
少しバカにしたニュアンスがある場合もあれば、嫉妬がある可能性もあります。実はこの嫉妬が厄介。相手がなにかしようとしていることが、自分を超えるようなことだった場合、この言葉で相手を引き止めます。
自分より下だと思っている、相手が自分よりよい状況になるのを防ぐために、『あなたのためを思って言ってやっているんだ、やめておきな』という助言をするのです。
恋愛関係で、こういったマウンティングが起きて慢性化してしまうと、気づけば立派なハラスメント関係に発展してしまうでしょう…。エゴで自分の地位を高く保つために、相手に恩を着せるような発言をして、自由を奪います。
『あなたのためを思って』に潜むエゴ③言うとおりに従わせたい
支配欲から『あなたのためを思って』と言ってくることもあります。
恋愛としてはこれも、とっても歪んだ愛情表現なんですよね。相手を自分の思うようにしておきたい、自分の言うことを聞かせておきたい、そんなところでしょうか。
これもマウンティングに通じるものがあり、エゴによるものです。
自分と合わないところを認めず、言葉巧みに強要しようとしている意図が感じられた時、一気に恋愛感情が冷めてしまうことも…。
『あなたのためを思って』に潜むエゴ④そんな自分に酔っている
『あなたのためを思ってこうした方が良いんじゃないかな』と、さわやかに言って、自分に酔っているパターンもあります。むしろ、それだけ恋人を大切しにている俺って、優しいよなくらいに思っている可能性も!!
『俺はこんなにも思っているんだよ』という一種の愛情表現や、『俺がいないとダメなんだな』というような勝手な頼られている感や、求めていない、うぬぼれの俺様アピールなのかもしれません。
『あなたのためを思って』に潜むエゴ⑤俺は君をわかってるんだ感
一方的に『俺は一番、君のことをわかっているんだよ』とアピール感丸出しで言ってくるのも、完全にエゴです。
恋愛関係にあったとしても、❝え…まだそこまですべて見せてないし…❞というタイミングや、❝ちょっと彼微妙かも…❞なんて感じている時ってありませんか?
そんな時に、俺は一番理解しているよという雰囲気で『あなたのためを思って言うね』なんて言われたら、ドン引きする原因になることもあります。