一周まわって好きになってもらえた
――高い支持が続いていますが、転機となった『ホリデイラブ』で女性ファンが増えたのはどう感じましたか?
松本「そうだとしたら、本当に嬉しいです。嫌われる役を演じていたので。でも何だろう。たぶん最初に徹底的に嫌われたんですよ。それで一周まわって、好きとか面白いと言ってくれる人が多くなったんじゃないかと思います。あれは4年前くらいかな。女性からの反響は意外でしたし、“あざとかわいい”って言葉もなかったですし」
人の心に引っかかる役になったことでむくわれた
――まさに“あざとかわいい”の火付け役ですね。
『雨に叫べば』より
松本「1話目の終了後に“あざとかわいい”と表現した記事を見ました。“あざとかわいい”ってなんだろうとなって、そこで初めて知りましたね。私は里奈という役を愛していたから、受け入れられるにしろ拒否されるにしろ、何か人の心に引っかかる役になったことで、すごく彼女が報われた感じがします。
それから、放送ごとにSNSでも記事でも、みんなに話題にしてもらって、見てもらったことで、私自身も、名前を知ってもらえるきっかけになりました。すごく感謝していますし、これからも注目してもらえると、嬉しいし有難いです」
(C) 2021東映・東映ビデオ
<撮影・文/望月ふみ> 望月ふみ 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
提供・女子SPA!
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