Vimeoから突然の連絡がきた
配信は好評で、画質が映画やテレビのようにクリアだという声も寄せられたとか。
「配信をはじめたことで、今までずっとライブに出てくれていた地元の出演者たちがめちゃめちゃよろこんでくれました。
約1年数ヶ月くらい、Vimeoさんのサービスをなんの問題もなく利用させていただきましが、突然Vimeoのアジア太平洋セールスディレクターという方から1通のメールが届いたんです。話したいことがあるので、ZOOMで対談する時間を作ってもらえないかという内容だったので、そのときは営業かな? なにか褒めてもらえるのかな? みたいな感覚で、のんきに構えていました。
いざZOOMで対談してみたら、実は何月何日の時点で、うちの配信が世界の上位1%のところに入ったので、『使用している通信データ量が個人契約の域を超えている。データ超過分を払って契約を打ち切るか、法人向けのEnterprise契約にして継続するかの2択になる』と言われました。
データ超過分を払う場合は、200万円を超えてしまう可能性もあった上で契約打ち切り、契約継続するには200万円(1万5千USD)かかるとのことでした」
Twitter投稿がきっかけでアドバイスが届きVimeoと交渉
これらの顛末(てんまつ)を、野口さんはTwitterで投稿。すると、様々なアドバイスが届いたそうです。
「今回のケースは、交渉の余地があるとアドバイスをいただいて。そこでVimeoといろいろと話をさせていただいたところ、請求された200万円という金額は、ラーメンで例えるとトッピング全部のせみたいな値段だったことがわかりました。
そこで、このサービスはいりません、みたいな交渉をさせていただいたら、50万円まで下がったのです。え、ここまで下がるんだ!ってびっくりしました(笑)」
交渉後、Vimeoに50万円を支払い、今後は法人向けのEnterprise契約にしてライブ配信を継続していくことに決めたSound Stream sakura。しかしEnterprise契約にすると、これまで年間の契約料が約10万円だったのが、約5倍に跳ね上がります。
そこで、契約を継続するために、1分ほどの動画をライブ配信中にコマーシャルのように差し込む形で、1ヶ月1万円のスポンサーを募集しました。
「ありがたいことに、スポンサーになってくださる方が何組か現れてくださって。なんとか今後も配信を続けていけそうです」