千葉県佐倉市にあるライブハウスSound Stream sakuraが年末にSNSで話題になりました。
というのも、「田舎のライブハウスがコロナ禍で配信ライブにめちゃめちゃ力を入れたら全世界上位1%に入って200万円請求された話。」という投稿(2021年12月6日)と共に、動画配信サイトのVimeoを利用してライブ配信をしていたら、突然メールが来て全世界のVimeo配信者の上位1%に入ったため、年間利用料200万円を請求されたという内容をツイートしました。
その投稿は、たちまちリツイートされ2.6万のリツイート、6.3万件のイイネが付き大きく拡散されました。同時に、一部からは批判的な声も…。
今回改めて、ライブハウスSound Stream sakuraの副店長である野口さんに、Vimeoから200万円請求された件のことのあらましや、今後の展開について話を聞きました。
コロナ禍で配信ライブをスタート
「ことの始まりは、コロナが流行してお客さんを呼んでライブをするのが難しくなって、配信ライブを始めたことです。
その頃、配信ライブはまだ世の中にそこまで浸透していなかったので、手探りで勉強していくうちに、動画配信サイトのVimeoさんが画質も音質も、自分たちの望んでいるものに近いものを提供してくれることがわかったので、契約することにしました。
料金プランはPremiumという個人契約で1番高いプランを選びました。法人向けのEnterpriseという契約もあるのはわかっていたんですけど、値段が書いてなかったんですよ。ちょっと怖いというのもあったし、そのときは自分たちはPremiumなのかなって判断をして」
コロナ禍で有観客のライブができない中、何かできることはないかと模索し、ライブ配信という活路をみいだしたSound Stream sakura。新しい試みにこだわりが強いという店長を中心に技術スタッフが配信や音声の仕組みを勉強し、カメラの台数も当初は1台だったのが6台へと増やしたそうです。