趣味のひとつとして、最近では週末農業を始める人が増えています。自分の畑を持つわけではなく、レンタルすることができるので手軽に始められ、人気を集めています。

将来的に移住を考えている人にもおすすめの週末農業。注意点やおすすめの理由について紹介します。

週末農業がおすすめの理由

週末の農業はおすすめ?農業の始め方や地方移住のメリット
(画像=『移住支援.com』より引用)

週末農業とは、会社員勤めなどの本業をお持ちの方が週末限定で農業をすることです。「将来的には専業農家を考えている」「自然とふれあいながら自給自足の生活が送りたい!」そう思っている方は、週末農業から始めてみるのがおすすめな方法です。ここでは、週末農業がおすすめな理由についてご紹介していきます。

新しい趣味ができる

気軽に始められると話題の週末農業。1日単位でお試し体験できるものや、農園の会員になることで定期的に参加できるものまで自分のライフスタイルに合った農業体験を選ぶことができます。自分のペースで収穫作業を楽しめることはもちろん、1年を通して旬な野菜や果物などを収穫できることから、新しい趣味として週末農業を楽しむ人も多いです。また、お子さんと一緒に農作業をおこない自然とふれあう教育目的で始められる方もいらっしゃいます。自分に合ったスタイルで始めてみることで、新たな楽しみが生まれるきっかけになるかもしれません。

副業として収益を得られる可能性がある

収穫した野菜を販売して、副業として収益を得たいという方もいらっしゃるでしょう。専業農家のように大きな収益を上げることは難しいかもしれませんが、週末農業で収穫した野菜を販売し利益を得ることは可能です。ネットやSNSなどを活用して情報発信をおこない、収穫した野菜の購入者を募ってみたり、無人販売や直売所に出荷するといった方法が挙げられます。あらかじめ、野菜セットの販売を想定して少量多品目の栽培をおこなうことで、販売しやすくなるというメリットも覚えておくと良いでしょう。

将来移住を考えている人は準備として

将来的に移住を検討されている方の中には、「豊かな自然の中で農業を営みたい!」そう考えていらっしゃる方の割合が年々増えてきているように感じます。しかし、農業に対しての知識や経験がない状態でいきなり専業で始めるのはとても勇気がいることです。こうした時に週末農業が将来の準備として役立ちます。週末だけとはいえ、自ら野菜や果物を栽培しその過程を見守っていくことにより、農業に対しての理解・知識・経験を深めていくことが可能です。将来移住して就農を検討されている方は、まずは週末農業から始めてみることをおすすめします。

週末農業を始めたい!何からすればいい?

週末の農業はおすすめ?農業の始め方や地方移住のメリット
(画像=『移住支援.com』より引用)

週末農業にはたくさんのメリットがあります。しかし、いざ週末農業を始めるとなった際に、何から始めてみればいいか分からないとお悩みの方も少なくないでしょう。ここでは、実際に週末農業を始める際に何をすればいいのか具体的にご紹介していきます。

週末農業の体験に申し込む

まずは、週末農業を体験することから始めていきましょう。農作業がどのようなものなのか実際に肌で感じることで、自分がイメージしていたものと比較することが大切です。農業のイメージがつきづらい都心であっても、農業体験ができる貸し農園がいくつも存在するほか、誰でも参加することができるボランティア農業なども開催されています。また、社会人向けの週末農業スクールを開校している法人もあります。こうした体験農業に積極的に参加し、農業に対する理解と経験を深めていきましょう。

貸し農園などの農地や畑を借りる

週末農業の一般的なスタイルとして、貸し農園と契約して農地や畑をシェアしながら農業をすすめる方法があります。ほかにも、地主の方から直接畑を借りる方法もありますが、トラブルに発展しないよう条件面などについては詳しく打ち合わせをする必要があります。農地や畑を借りる際のポイントとして、初期段階では小規模な敷地から開始することをおすすめします。大規模な農地や畑を借りてしまうと、当然管理面での負担も大きくなってしまうため、手入れが行き届かず管理しきれない、場合によっては挫折してしまうといったケースも少なくありません。最初は小規模農園から始めて、作業や管理方法に慣れてきたら徐々に規模を広げていく方が気持ちに余裕ができて楽しく週末農業をすすめていけます。

作りたい農作物を決めて知識をつける

週末農業では、事前に作りたい農作物を決めて栽培の知識をつけておくことが大切です。初心者が陥りやすい失敗のひとつに、同じ農作物を大量に育てすぎて収穫後に食べきれず後悔に繋がるということがあります。そうならないためにも、事前に作りたい農作物を決め、どれくらいの量の栽培をおこなっていくのかを決めておかなければなりません。最初は少量多品目の栽培を心掛けてみることをおすすめします。また、農作物によって栽培方法や時期が異なる点にも注意しておく必要があります。せっかく手間暇かけて収穫した農作物の出来に後悔しないためにも、どのタイミングで何の種を撒くのか、どういった栽培方法が適切なのか、あらかじめ栽培する農作物についての知識を深めておきましょう。