寒い冬は、温かい服を着ても、お風呂に入って温まってもすぐに冷えてしまう、という方も多いのではないでしょうか。 それは、自ら熱を作り出す力が低下しているからなんです。

そんな問題を解決するために、ぜひ取り入れてみてほしいのがヨガです。

今回は、冬におすすめのヨガポーズをご紹介していきます。

自ら熱を作りだせる、パラフルな身体を手に入れることができますよ。

寒い冬が年々辛くなる理由

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

毎年やってくる寒い冬。子どもの頃は元気に過ごしていたのに、年々冬が辛いと感じるようになったという方は多いのではないでしょうか。

それは、外気温の影響だけではなく、基礎代謝が低下していること、自律神経が乱れていることが原因です。

基礎代謝の低下

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

基礎代謝が低い人は、体の中でエネルギーが作られる際に生じる熱の量が少なくなっています

熱が生じないので、冷えを感じやすくなるのです。

温かく着こんでも、身体の芯まではなかなか温まりません。

基礎代謝が低くなると、摂取した食べ物をエネルギーに変える効率も悪くなります。

つまり、太りやすくなってしまうので注意が必要です。

基礎代謝が高い人は、自分で熱を作りだすことが容易なため、冬でもあまり寒さを感じません。

特に筋肉量が多いと基礎代謝は高くなります

ヨガ講師仲間やスポーツトレーナーさんを見ていると、寒い冬でも薄着で十分!という方が多いのはそのためです。

自律神経の乱れ

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

自律神経は、内臓の働きや血管の働き(=体温調節)などをコントロールするために常に働いている体内システムです。

自律神経が乱れてしまうと、体温調節が上手くいかなくなります。

自律神経には、活動時に優位になる交感神経とリラックス時に優位になる副交感神経があります。

交感神経は、血管を収縮して血圧を上昇させます。

副交感神経は、血管を拡張させて血圧を下げます。

通常はこの2つの神経のバランスを保っていますが、緊張状態やストレス状態が続き、常に交感神経が優位になってしますと、血管が収縮したままで血流が悪くなります。

これが冷える原因に。

つまり、冷えを緩和するためには、リラックスして副交感神経を優位にする時間を作り、血管を緩めてあげることが大切なのです。

自律神経の乱れは、消化や排泄にも悪影響を与えます。

胃もたれする、便秘が続いているという方は、自律神経のバランスが乱れている可能性があります。

寒い冬はヨガでぽかぽかになろう

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

つ寒い冬を快適に乗り越えるには、基礎代謝を上げること、自律神経の乱れを整えることが大切です。

いずれも生活習慣を整えることが欠かせません。

しかし、忙しい現代人がすぐに生活全体を見直すのは大変ですよね。

そこでおすすめなのが、自宅で空いた時間に簡単にできるヨガポーズです。

ヨガで寒い冬を乗り越えられる理由を解説してきましょう。

腹式呼吸で身体が温まる

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガの基本は腹式呼吸です。

普段、緊張やストレスが多く浅い呼吸になりがちな方は、横隔膜を大きく動かす腹式呼吸を行うだけでも身体が温まります。

インナーマッスルを使った腹式呼吸が身につくと、自ら熱を作り出せるようになり、寒い冬の辛さが半減します。

呼吸とポーズで自律神経が整う

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

ヨガは、呼吸法とポーズで自律神経の乱れを整えることができるメソッドです。

呼吸と連動して動くことで、情報に溢れた頭の中を空っぽにし、リラックスすることができます。

深い呼吸そのものにも、副交感神経を優位にする作用があります。

自律神経の乱れが整えば、血流が緩やかに改善してきます。

身体をほぐし血流改善

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

冷え性の方は、身体をほぐし血流を促進することが欠かせません。

ヨガのポーズの多くは、血行促進に高い効果を発揮してくれます。

例えば、股関節にはリンパ節があるので、固まった股関節を動かすポーズを行うことで、血液やリンパの流れが促進されます。

他にも、背骨を動かすことで全身の巡りをよくすることができます。

筋肉量が増え基礎代謝が上がる

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

女性に冷え性が多いのは、男性に比べ筋肉量が少ないことが理由です。

筋肉が少ないと基礎代謝が低くなり、自ら熱を作り出せない、冷えやすい身体になってしまいます。

下半身の筋肉や体幹部の筋肉を鍛える効果があるヨガポーズを取り入れることで、基礎代謝を上げることができます。

ヨガを始めてから冷えにくくなった、疲れにくくなったという方はたくさんいます。

ヨガでは目には見えにくいインナーマッスルを鍛えることができるので、自分でも気が付かないうちに身体が変化していきます。

やる気がアップする

『yoganess』より引用
(画像=『yoganess』より引用)

寒い冬はやる気が起こらなくなり、活動量が減ってしまうものです。

日常生活における運動以外の活動(掃除や洗濯、買い物、散歩など)のことを非運動性熱産生(NEAT)と呼びますが、これも身体の熱を作り出すのにとても大切。

やる気が起きないメンタルを変えるためにも、ヨガのポーズが役立ちます。

ヨガは身体だけではなく、心にも作用してくれるメソッドなのです。