石川県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!石川県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。石川県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

石川県ってどんなところ?

人口 1,141,000 (推計人口、2019年10月31日)

北陸新幹線の開業によって観光やビジネスでの交流が活発になり、求人も増加(2018年の有効求人倍率は1.99で全国5位)しています。首都圏からもアクセスがよくなった石川県の魅力を探ってみましょう。

石川県の特徴や歴史(歴史がある自治体であれば)

南北に細長く延びる石川県は、能登、金沢、加賀、白山の4エリアで特徴が異なります。能登は白米の千枚田などの日本の原風景と輪島の朝市、和倉温泉などゆったりとした時間が流れる地域です。

金沢エリアは、加賀藩のおひざ元として栄えた城下町で、日本三大名園の1つ兼六園、昔ながらの町家が並ぶ花街など、日本情緒たっぷりの伝統文化と観光の中心地です。加賀地方は北陸屈指の温泉郷で山城温泉、山中温泉などさまざまな湯が楽しめます。重要文化財が多数残る那谷寺もこのエリアにあります。

白山エリアには、日本三名山の1つである白山があり、霊峰白山を中心としたトレッキングやドライブ、スキーやキャンプなどができます。植物や野生動物の宝庫になっています。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

2015年に北陸新幹線が開業したことで、東京から金沢まで約2時間半で着き、アクセスしやすくなりました。東京から飛行機だと約1時間、車だと約6時間の距離になります。飛行場は小松空港と里山空港の2ヶ所があり、小松空港は国内線で羽田、札幌、福岡、那覇の各空港との間で運航しています。また、名古屋や大阪からも新幹線を利用して約2時間半と便利な距離にあります。県内ではJRいしかわ鉄道やJR西日本、のと鉄道、北陸鉄道などの鉄道、路線バスやコミュニティバスなども利用されています。

その他の情報

石川県の気候の特徴は、年間降水量が2,000〜3,000mmと降水量が多く、湿度が高いことです。とくに冬は曇りがちで北西からの季節風で雪が降る日も多くなります。夏は降水日数が少なく、気温も比較的高くなります。

また、県内の地域ごとの特徴としては、比較的温和な気候の加賀地方、日本海の影響を強く受ける能登地方、気温が低く積雪も多い加賀山間部に大別されます。石川県のマイカー普及台数は1世帯あたり1.49台(2016年財団法人自動車検査登録情報協会調べ)です。マイカーを2台、3台持っている世帯も珍しくありません。

マイカーなしで生活している人もいますが、郊外に住宅がある場合には、通勤や買い物、レジャーなどで何かとマイカーを使う場面が多いのが実情です。家から職場や保育園の送迎など、ドア・トゥ・ドアで移動するため、通勤時間は30分未満の人が7割以上となっています。安心度、利便度、快適度、富裕度の4項目22の指標から各市区の住みよさをランキング化した「住みよさランキング」では、野々市市が全国1位となり、県内6市がトップ50にランクイン(東洋経済新報社)しました。

また、生活、雇用、安全、医療など40の指標から各都道府県の幸せ度をランキング化した「幸福度ランキング」では全国第3位(法政大学大学院幸福度指数研究会)です。全国平均に比べて物価も安く、ゆったりとした生活ができ、全国でもトップクラスの暮らしやすさが魅力です。

石川県の移住支援・就業支援制度

石川県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

石川県では、さまざまな移住支援や就業支援をおこなっています。以下にあげるサポートのほかに、東京23区に5年以上在住もしくは通勤した後石川県内へUIターンし、対象法人に就業した人などに移住支援金を支給する制度もあります。詳しくは、対象要件を確認してください。

短期移住体験

石川県には希望する滞在の仕方に応じて、短期から長期まで多彩なメニューがそろっています。移住希望者が、移住の不安要素を解消するために仕事と生活などを移住モデルとして提案し、体験してもらうのが短期移住体験です。世界農業遺産に登録された能登を中心に、農業・漁業体験、観光に携わる民宿・ゲストハウス、輪島塗など職人体験、今のスキルが活かせる企業体験などの仕事体験のほか、古民家や短期滞在住宅、民泊などの滞在先、地域の人々との交流など、短期体感プランを作ります。※現在は受け入れを停止しています。

石川県空き家総合相談窓口

石川県からの要請を受け、国土交通省が補助事業として実施する「平成27年度空き家管理等基盤強化推進事業」に参画し、県・市町等地域行政、連携する有識者団体、そして会員事業者の協力のもと、法律や税制、売買や賃貸、管理や解体などのさまざまな相談に対応する「空き家総合相談窓口」が開設されています。

創業支援サポートデスク

県産業創出支援機構(ISICO)は、起業に関する総合支援窓口です。起業を考えている人や事業立ち上げから間もない人を対象にした「創業支援サポートデスク」では、中小企業診断士や社会保険労務士、税理士といった専門家が連携し、創業の手順や経営のイロハ、事業・資金計画の作成を手伝います。事業のステージに応じて、最適なプランを提案し、強みや弱み、外部・内部環境を分析した上で、単に売り上げが上がるだけではなく、しっかりと利益を出すための収益モデルづくりをアドバイスしてくれます。

事業が軌道に乗るよう、不安定なスタートアップ期を親身にサポートします。 県産業創出支援機構では、中小企業などの新たなビジネス創造や経営革新、経営力アップをめざす経営者のサポートとして、「よろずおたすけ隊(各分野の専門的な知識や経営を有する専門家)」で相談を受け付けています。

いしかわ移住パスポート(Iパス)制度

石川県への移住希望者および石川県に移住してから1年以内の人に対して、協賛事業者が各種割引サービスや特典を提供するパスポートを交付します。引越料金、不動産手数料、自動車学校講習料金、レンタカー基本料金、宿泊料金の割り引きなどです。