石川県の子育て環境

石川県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

石川県は早くから保育所の整備や先進的な子育て支援施策に取り組み、全国でも子育て支援の進んでいる県です。2020年の保育所普及率は全国第6位と、保育所が数多く整備されており、待機児童はゼロです。

放課後児童クラブも19時まで開館しているところが多くあり、2015年国勢調査では女性就業率は全国第2位でした。全国トップレベルの子育てしやすい環境が整っているといえましょう。次に主な支援制度をあげますが、詳しくは各市町のホームページを確認してください。

子ども医療費の軽減

中学3年生まで(市町によっては高校3年生まで)の子どもが、病気やけがで医療機関を受診したときに、医療費の一部負担金を助成します(金沢市、野々市市、津幡町、内灘町以外の15市町については全額助成)。

出産祝金の交付

出産された人に出産祝金または商品券や記念品を贈呈します。中能登町は最大50万円、川北町は最大30万円、穴水町は最大20万円(七尾市、輪島市、羽咋市、かほく市、津幡町、内灘町、志賀町、宝達志水町、能登町は金券または商品券・記念品)を贈ります。

プレミアム・パスポート

妊娠中の子どもを含めて2人以上の子ども(18歳未満)がいる石川県内の家族を協賛企業が支援する制度です。各協賛企業の店舗で提示すると商品割引やポイントサービスなどの特典が受けられます。

オーダーメイド型いしかわ子育て移住ツアー

石川県では、UIターンを希望する子育て世帯の人向けに、日程や訪問先を自由に組み立てることができるオーダーメイド型のツアーを実施しています。ツアーにかかる交通費・宿泊費の半額(最大5万円)を助成します。※現在受入を停止しています。

石川県で住むならどこがいい?

石川県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

では、石川県で住むならどこが良いのでしょうか。おすすめの街をいくつか紹介します。

金沢市の周辺に住むなら

県庁所在地の金沢市は人口462,690人、1583年に前田利家が入城して以降、大規模な城づくりが行われ、加賀、能登、越中を合わせた加賀百万石の城下町として繁栄しました。金沢城や大名庭園である兼六園、寺院群や茶屋街、用水網など、歴史的な建造物や街なみが残っています。

また、加賀藩を治めた前田家の歴代藩主が工芸振興に力を入れた結果、加賀友禅、九谷焼、金沢漆器、金箔など、多彩な伝統工芸が今も受け継がれています。金沢市外から移住してくるUJIターン世帯の住宅新築(購入)を支援する「ようこそ金沢住宅取得奨励金」や「ようこそ金沢まちなかマンション購入奨励金」「ようこそ金沢空き家リフォーム費補助金」「ようこそ金沢中古マンションリフォーム費補助金」などの住宅助成制度があります。

加賀市

人口65,295人の、伝統文化と名湯に癒され、自然とテクノロジーが調和する街です。山代・山中・片山津3つの温泉地があり、国内外からも旅行客が訪れます。豊かな自然と食文化にあふれ、山中漆器や九谷焼、機械産業も盛んです。また、子育て支援は県内トップクラスを誇ります。

住宅助成制度としては、住宅を新築または購入する市外からの転入者を対象に、上限50万円の補助金を交付します。ほかに、住宅ローン等を利用して住宅を新築または購入する45歳未満の人を対象に補助金を交付したり、築年20年以上の住宅に100万円以上の改修を行う45歳未満の人を対象に補助金を交付したりします。

小松市

小松市は、人口107,730人で、海や山があり自然を満喫できる街です。小松空港を活かした国内外との交流も盛んで、病院、文化、子育て施設も充実しており、子育てしやすいまちとしても全国上位にランクされています。

支援制度としては、小松市外から小松市内に転居する人に対し、住宅を新築または購入する場合、費用の一部を助成する「ようこそ小松」定住促進奨励金制度や、空き家バンクの登録物件を借りた45歳以下の人に家賃の1/2を補助する「空き家有効活用家賃補助金制度」などがあります。

白山市

白山市は人口113,511人で、白山のふもとから日本海まで県内一の広さがある一方、金沢にも近く、里山やまちなかでの多様な生活スタイルが楽しめます。支援制度としては、市外から転入し、白山市への定住を目的として一定の要件を満たす住宅を新築する人に、借入金の10%(上限50万円)を奨励金として交付します。

また、中古住宅を購入した転入者に、購入費用の1/3(上限30万円)を補助したり、45歳未満で、白山市への定住を目的として一定の要件を満たす住宅を新築する人に、借入金の10%(上限30万円)を奨励金として交付する制度などがあります。

能美市

能美市の人口は49,905人です。車で小松空港まで15分、金沢駅まで45分圏内という好アクセスです。45歳未満で市内に定住を目的として住宅を新築または購入する人に対し、10万~170万円を補助します。能美市定住促進補助金では、石川県外および能美市外から能美市へ転入し、住宅を取得する人に対して、補助額を加算しています。

能美市外から能美市へ住民票を移した世帯の人に対して、市内での買い物や飲食の割引などのサービスが受けられるNチケットを交付したり、東京圏から能美市への居住、市内の事業所等への勤務など、一定の要件を満たした人に最長半年間レンタカー代の一部を補助します(最大30万円)。

また、能美市外の人に、能美市の暮らしを体験してもらう「短期移住体験施設」(「ちょい住み体験施設」)を用意しています(最大6泊7日)。

野々市市

野々市市の人口は53,528人です。古代から続く歴史と生活に便利な街並みが並存しています。生活環境の良さから人口が増加中です。東洋経済「都市データパック」が発表している「住みよさランキング2021」では、昨年から連続して第1位に選ばれました。

野々市市は利便度が10位と高く、商業施設が多くあり、買い物などがしやすい環境がその評価の要因となったようです。支援制度としては、新築の住宅を建築・購入した資金について、市が利子の一部を補給(限度額75,000円)する「勤労者自己住宅資金利子補給制度」などがあります。

まとめ

石川県は、全国トップクラスの暮らしやすさ、充実した子育て環境、世界に誇る食・自然・文化が魅力です。地域によっては、冬の積雪が気になるところもあるでしょう。移住・定住を考えている人向けのポータルサイトやオンライン相談窓口もあるので、事前に研究し、実際に足を運んでみてはいかがでしょう。移住体験ができるところもあります。


提供・移住支援.com

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