有価証券報告書を活用して優良株をつかむ

年1000万円株主優待ゲットの桐谷さんが教える「10万円で始める優待株生活」
(画像=『女子SPA!』より引用)

写真/PIXTA

お目当ての株を購入するかどうか判断するうえで重要な資料となる有価証券報告書だが、ビギナーはどう読み解けばいいのか。SNSを通じ企業分析のノウハウを伝授する大手町のランダムウォーカー氏が解説する。

「まずは企業の成長性を見ましょう。過去5年、できれば10年で売上高と営業利益の成長が継続して5%以上成長しているか。一時的にぐっと伸びているケースだと、成長が鈍ると株価が低迷するケースがあるので、安定して成長を遂げている企業を選びましょう。その際、『設備の状況』という項目をチェックして、設備投資や広告宣伝がしっかりと業績に結び付いているかという確認も必要です」

次に調べるのは収益性。企業のビジネスモデルや事業の強さ、競争優位性を検証する。

「営業利益率10%以上が求められます。また、倒産リスクを回避するために安全性も大切。自己資本比率が30%以上で合格点。ビジネスモデルによって自己資本比率がそもそも低い業種もあるので、事業内容をふまえた判断が必要です」

地道な検証が勝負を決める

効率性は、株主の投資額に対してどれだけ利益を得ているかで見極める。当期純利益を自己資本で割ったROE(自己資本利益率)が10%以上あると良い。

付け加えて、買おうとする株がお手頃なのかという割安性も見たい。予想PER(株価収益率)が20倍以下が判断基準だ。

「10万円だと一発勝負になる。負けないためには、有価証券報告書を読み込んで、いい株を絞り込むことが重要です」

目先のニュースに踊らされても良い結果は訪れない。地道な検証が勝負を決める。

【大手町のランダムウォーカー氏】 会計及びマーケティングに関するコンサルティング業務を行いながら、決算書が読めるようになるアプリ「Funda」を運営している

取材・文/北條康弘 図版/ミューズグラフィック ¥SPA!

提供・女子SPA!



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