ビールで太る本当の理由(4)筋肉が分解される

アルコールを摂取すると、筋肉の合成を促す「mTOR」というタンパク質の活動が低下すると言われています。また、日常的にアルコールを摂取すると、筋肉を分解し、脂肪の合成を促進する「コルチゾール」の分泌が高まることも分かっています。「コルチゾール」はストレスホルモンと呼ばれていますので、過度なストレスによっても分泌量は増えてしまいます。

このような理由から、ビール(アルコール)の飲みすぎは、筋肉トレーニングをしている方から敬遠されているようです。運動後にビールを飲む、という習慣がある方は、もったいないことをしているかもしれません。

ダイエット中は必見!ビールの太らない飲み方

ビール1缶のカロリー・糖質量は比較的に少なくても、ビールはやはり太ってしまう飲み物であることがお分かりいただけたでしょうか。効率よくダイエットをしたいなら、ビールを飲まないに越したことはないですが、やはり飲みたいという方も多いと思います。それでは、ビールを飲んでも太らないようにするにはどうすれば良いのか、方法をご紹介します。

1、ビールは2缶までにする
ビールを飲んでも太らないためには、肝臓を疲れさせる量を飲まないことが大切です。ビール1缶で終わりにする、多くても2缶までなど量をしっかりと決めておきましょう。

2、休肝日をつくる
厚生労働省のe-ヘルスネットによると、休肝日とは“肝臓を休めるために週に1日以上飲酒しない日を設けることを推奨する目的で作られた造語。”です。

肝臓の機能を低下させ、基礎代謝も下げてしまわないよう、休肝日は最低でも週2日もうけるようにしましょう。

3、おつまみを工夫する
ビール1~2缶で終わりにするなら、そのカロリーや糖質量は食事で十分調整が可能です。おつまみを低カロリー・低糖質にすることを意識してみましょう。低カロリー・低糖質=少ない量しか食べられない、お腹いっぱいにならないというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。

例えば、きのこ類、海藻類、葉野菜を使ったおつまみなら低カロリーで満足感があります。お肉なら、鶏胸肉を使用すれば、低糖質です。

4、遅い時間にビールを飲まない
遅い時間にカロリーを摂取すると、体内時計の関係から脂肪が増えやすくなってしまいます。また、遅い時間から飲み始めるとダラダラと深酒してしまうことも。

ビールを飲んでも太らないためには、飲んで良い時間を決めると良いでしょう。夜21時以降は飲まないなどルールをつくってみてください。

5、1杯目だけビールにする
ビールが好きな方は、ビールを飲み続けてしまうことも太る原因です。2杯目からは、ビールより糖質の低い、焼酎やウイスキーを飲んでみてはいかがでしょうか。ウイスキーをソーダ水で割った、ハイボールなら低糖質でダイエット中でも取り入れやすいです。

6、糖質オフのビールを飲む
最近では、糖質オフや糖質ゼロのビールも増えています。カロリーも多少低くなりますので、ダイエット中には必ず糖質の少ないビールを選ぶことをおすすめします。ただし、糖質オフのビールは、全く糖質がないわけではありませんので、やはり飲みすぎには注意が必要です。

ダイエット中は上手にビールと付き合うこと

ビール1缶のカロリーや糖質量はそれほど多くないことが分かりました。しかし、ビールには基礎代謝を低下させる、食欲を増進させるなど、カロリーや糖質量以外の部分で太ってしまう要素があるそうです。ビールはダイエット中に絶対に飲んじゃいけないということではないですが、量や頻度、料理を見直すなどの工夫が必須。飲み会が増える年末年始には、ビールの太らない飲み方を参考に、上手に付き合っていってみてはいかがでしょうか。

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