山梨県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!山梨県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。山梨県といえば、武田信玄、富士山、フルーツ天国、八ヶ岳などさまざまなイメージが浮かびます。歴史があり豊かな自然が魅力的です。ここでは山梨県の紹介と、移住、就業支援情報についてまとめました。山梨県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

山梨県ってどんなところ?

山梨県は、日本の中部地方に位置する人口約80万人の県です。県庁所在地は甲府市。昔は甲斐国と呼ばれていました。東京からのアクセスも良好で、移住者も多く住んでいます。

人口 推計人口: 817,200人 (2019年1月1日)

山梨県の歴史

 戦国時代、武田氏は対立する有力豪族たちと戦い、国内をまとめました。信玄は年貢の生産量を調べる検地、信玄堤の建設などの治水政策、農業政策、城下町の整備、金山の開発などを行いました。越後国の上杉謙信と国境の領土を争い5回も対戦した川中島の戦いが知られています。信玄死去のちは勝頼が家督を継ぎましたが、長篠の戦い、甲州征伐で敗れ、武田氏は滅亡しました。江戸時代になると甲斐国は関東防衛の要所として重視され、幕府直轄領化されていました。甲州街道や駿州往還、佐久往還、青梅往還など街道が整備され交通の要所となり、運輸業が栄えました。

山梨県の交通

県庁所在地の甲府市へは、新宿駅から甲府駅までJR中央線(特急あずさ、かいじ)で約 100分、バスタ新宿から甲府駅前までの中央高速バスでは約120分です。車利用では、中央自動車道高井戸ICから甲府昭和ICまで約80分。鉄道は静岡県富士市の富士駅と甲府駅を結ぶ身延線(JR東海)、大月駅から河口湖駅間の富士急行線があります。また、小淵沢駅から長野県小諸市の小諸駅までを結ぶ小海線は、清里駅と野辺山駅間に標高1375 mのJR鉄道最高地点があることでも有名です。空港はなく、羽田空港と成田空港へは甲府駅ほかから連絡バスが運行されています。県内移動の交通手段は主に自家用車になります。住宅は駐車場付きが多く、ショッピングセンターの駐車場も広々しています。

山梨県の自然と気候

山梨県は周囲を山々に囲まれています。秩父山塊、3000m級の山々からなる赤石山脈(南アルプス)、南部には日本一の富士山、北部は八ヶ岳、茅ヶ岳が広がっています。これらの山岳地帯では森林、湖沼、渓谷など変化に富んだ景観が見られ、富士箱根伊豆国立公園、南アルプス国立公園、秩父多摩甲斐国立公園など自然公園にも指定されています。 盆地部は夏の暑さが厳しくなりますが、冬は比較的温暖で晴天が多く日中の気温は上がりやすいのが特徴です。これは周囲の山脈が北や西からの寒気を遮っているためです。降雪は豪雪地帯の南アルプス市と早川町を除くと少ないです。山麓地域では盆地部より気温が冷涼で1日の気温差が大きく、降水量も多くなります。

山梨県のおもな産業

山梨県には、ジュエリー、ワイン、織物、甲州印伝、印章、和紙など全国的に有名な地場産業があります。電子技術や電子機械などの立地も進み、活発な 生産活動が展開されています。山地に囲まれ水質が良好であることから、戦後は長野県の諏訪地域とともに精密機械産業が発達しています。農産物は栽培面積、生産量ともにブドウ、モモ、スモモが日本一です。山梨県産ブドウから作られる甲州ワインは国産ワインの先駆けで、2019年には「ワイン県」宣言を行ないました。都市部からアクセスが良いため、観光農園も多くあります。ミネラルウォーターは全国生産量の約4割を南アルプス山麓、富士山、三ツ峠山麓から産出しています。

山梨県の観光

四季折々、豊かな自然と歴史に恵まれた山梨県にはバラエティに富んだ観光スポットが目白押しです。富士山、八ヶ岳、南アルプス登山、富士五湖でのボートやカヌーなどの自然体験、温泉、キャンプなども人気です。歴史好きには武田信玄ゆかりの恵林寺、武田神社、信玄堤なども見逃せません。シャトレーゼ白州工場、サントリー白州蒸留所、桔梗信玄餅工場テーマパークなど工場見学は家族連れに人気です。八ヶ岳リゾートアウトレット、富士急ハイランドなどレジャー施設も多く、都心からのリピーターも多く訪れます。

山梨県の移住支援・就業支援制度

山梨県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

山梨県が行っている移住者への支援制度を紹介します。現在の実施の有無、詳細な条件についてはホームページなどで確認してください。

お試し住宅

山梨県内の各市町村に宿泊体験ができるお試し住宅があります。利用の際には各市町村が定めた一定の要件を確認してください。料金、備品、間取りほか、期間も1泊2日から3か月までと市町村によってさまざまです。日常の買い物はどこでできるのか、病院までの近さなど自分で確かめられます。例えば、南部町では料金(住宅借上料+光熱水費)1週間7000円、光熱水費(電気、ガス、水道料)1日500円(定額)。南部町移住定住お試し住宅実施要項を確認し、企画課(0556-66-3402)へ日程の予約をしてください。

ふるさと山梨定住機構

移住を考えている人は、甲府市にあるふるさと山梨定住機構で相談ができます。ここでは山梨県への移住やUIターン就職を希望する人のために、専任コーディネーターが情報提供、移住後の支援などを案内してくれます。開設日時は月~金曜9:30~18:00、土曜15:00~18:00。日曜、祝日休み。JR甲府駅から徒歩約15分。電話055-244-7980。東京、有楽町にも移住について相談できる場所があります。「やまなし暮らし支援センター」(東京交通会館8階)、火曜~日曜10:00~18:00。 やまなし暮らし支援センター

移住支援金制度

山梨県移住支援制度は移住する直前の10年間のうち5年以上、東京23区内に住んでいた、または東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県(それぞれの都県の条件不利地域を除く)に住んでいて5年以上23区に通勤していた人が対象です。移住支援金の申請を希望する人は、山梨県が開設したマッチングサイトに掲載されている求人に応募し、就職することが必要です。移住支援金の支給申請先は各市町村になります。移住支援金を受領した後には5年以上の定住、1年以上の就業が必要で、これを満たさなくなった場合は、返還対象となります。就業マッチングサイトは移住支援金を利用しない場合も、掲載されている求人には応募できます。