まともに生きようとしすぎると、疲れてしまうから
※イメージです
yuzuka:だけど末井さんと話している時にふと、普通に生きていたら、お互いこういう人種に出会うことってなかなかないよね、という話になりました。だって世の中で普通に生活している人たちの多くは真面目で、誠実だから。
もちろんそれも大事です。だけど、時々苦しくなる原因でもあると思うんです。真面目に、まともに生きようとしすぎると、疲れてしまうから。それに比べてネットって、よしむらさんが仰るように、いろんな人に出会えます。
私も看護師だけをしているときには、こんなにいろんな人がいるなんてこと、生き方があるなんてこと、知らなかったです。私のようなどうしようもない奴でも生きているんだってバカにしてもらって、それで生きてみようかなって思ってもらえるだけでも良い。実際そういう声も多いです。死にたくなったら私のことをバカにして、なんでもいいのでメッセージをくれると嬉しいです。
よしむら:自死を選んだ人は自死を選ぶ以外になかったのだと思います。その気持ちは決して否定したくない。だけど患者さんの姿を見ていると、どうしてもその姿を望んでいたとは思えないんです。だから今現在、自死が選択肢の中に入っている人には、他の選択肢も探してみてほしいです。
もしかしたら、それ以外に選択があるかもしれない。探せば、見つかるかもしれない。どうかそれを、見つけようとしてほしい。僕はそんな気持ちで、これからも作品を描き続けます。もちろん辛かったら、僕にもメッセージをください。
<取材・文/yuzuka>
<悩みを抱えたときの相談先>
・こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556 ※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。(一覧はこちら)
・#いのちSOS(特定非営利活動法人 自殺対策支援センターライフリンク) 0120-061-338(フリーダイヤル・無料) ※毎日12時から22時
・よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター) 0120-279-338(フリーダイヤル・無料) 岩手県・宮城県・福島県から 0120-279-226(フリーダイヤル・無料)
・いのちの電話(一般社団法人 日本いのちの電話連盟) 0570-783-556(ナビダイヤル) ※午前10時から午後10時。IP電話(アプリケーション間の無料通話を除く)からは03-6634-2556(通話料有料)へ。
・厚生労働省「まもろうよ こころ」 ※電話相談、SNS相談の方法や窓口の案内
yuzuka エッセイスト。精神科・美容外科の元看護師でもある。著書に『君なら、越えられる。涙が止まらない、こんなどうしようもない夜も』『大丈夫、君は可愛いから。君は絶対、幸せになれるから』など。動画チャンネル「恋ドク」のプロデュース&脚本を手がけた。Twitter:@yuzuka_tecpizza
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