“義母”綾瀬はるか、ビジネススキルで周りを救う

『ホタルノヒカリ』『きょうは会社休みます。』(ともに日本テレビ系)をはじめとするドラマや映画で、数多くのヒロイン役も務めてきた綾瀬はるか(ちなみに筆者のいち押しは『白夜行』の唐沢雪穂)。コメディタッチの役柄も多く、その天然キャラと好感度の高いはじける笑顔で幅広い層のファンをもつ彼女。ですが、『ぎぼむす』の亜希子は少し違います。

バリバリのキャリアウーマンという珍しい役どころで、はじめは笑顔も見せず、ロボットのように真面目一辺倒だった亜希子。しかし物語が進むにつれて、世間から少しズレていたり、どこか満たされない淋しさを抱えていたり、みゆきにあふれるほどの愛情をもったりと……。綾瀬は、亜希子の秘められていた人間らしさや、愛情深い姿を実によく表現しています。

亜希子のもうひとつの魅力は、圧倒的なビジネススキル。家庭の中やママ友社会でも、仕事で培ったスキルを発揮!亜希子は何か壁にぶつかったとき、「どうやったらうまくいくのか、解決できるか」を考えます。その思考で、自分の、そして周囲の道をも切り拓いていくのです。 彼女の建設的な考え方は、人々を前向きな気持ちにしてくれます。ビジネスマンには欠かせない思考とたっぷりの愛情で、私たちを元気にしてくれる亜希子。今回のスペシャルでは、良一に似た良治に心動かされる姿をどう披露してくれるのかが楽しみでなりません!

新年SPは、イケオジ竹野内豊の魅力爆発の予感しかない

渋くてカッコいい!イケオジ最高峰と名高い竹野内豊の魅力を余すことなく引き出してくれる予感しかない今回のスペシャル。夫の良一はとっても温厚で、あふれるほどの包容力で亜希子とみゆきを見守ってくれています(死後は空の上から)。その優しい笑顔は、『ビーチボーイズ』(フジテレビ系、1997年)時代からのファンとしてはもうたまらなく……愛おしく(笑)、「私も包み込んでほしい!!」とキュンキュン!

一方、前回のスペシャルから一人二役で演じている良治は、ちょっぴりいけすかない“ハゲタカ”という役どころ。髭を蓄え、ダンディな姿で何やら企んでいる風の竹野内も、それはそれでとっても魅力的です!優しい竹野内とかっこいい竹野内どちらも楽しめる、なんともありがたい作品に仕上がっていることでしょう。