爪の整え方は、おしゃれのためでもありますが人への印象も変える大切なマナーでもあります。ネイルをよくする方であればご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、爪の形にはスクエア・スクエアオフ・ラウンド・オーバル・ポイントの5種類があり、それぞれ削り方や与える印象が異なります。
爪の基本的な整え方
爪の基本的な整え方①爪の整えたい形を決める
爪の基本的な整え方では、まず最初に整えたい爪の形を決めます。一口に爪の形といっても、その種類はスクエア・スクエアオフ・ラウンド・オーバル・ポイントの5種類もあります。確かに、この5種類の爪の形では爪先が少し角張っているか、丸まっているか、尖っているかのわずかな違いに過ぎません。
しかし、上の写真を見ていただくと分かるように、同じネイルのデザインでもその爪の形が違うことで与える印象が違ってきます。爪の形が異なる部分は爪先のわずかですが、爪全体の印象を左右する大切な選択です。
爪の基本的な整え方②爪の長い短いを決める
爪の形を決めたら次に、長い爪に整えるか短い爪に整えるかを決めます。爪を長い爪にするか短い爪にするかも爪の形と同様で、少しの長い短いの違いで周りの人に与える印象が違います。
短い爪は、爪と地肌の間にゴミなどが入らないので清潔感のある爪です。学校などに通っている人は、短い爪であれば衛生検査にひっかかることもないでしょう。しかし、学校に通っている人向けであることからも、短いつめには幼い印象があります。また、あまりに深爪過ぎると痛々しい印象になるので注意が必要です。
長い爪は、ネイルをキチンとお手入れしていることからもおしゃれな印象を回りに与えられます。しかし、あまりに長すぎる爪は、タッチパネルの操作や感や瓶の開封がしにくいなど日常生活に支障が出てきます。また、長い爪は男性に好まれない傾向もあるので爪の長い短いを決める時は慎重に決めましょう。
爪の基本的な整え方③爪をやすりでやする
爪の形や長い短いが決まったら、後は希望の形や長さにやすりでやすっていきます。もし、希望の長さまでやするのが大変な場合は、あらかじめ爪切りを使ってある程度の長さにしてから、やすりをかけるとやりやすいでしょう。また、爪の形別の整え方や削り方については後で詳しく説明しております。
やすり方のコツとしては、横から見て45度の角度で爪先に当ててやするのが基本姿勢です。また、多くの方がやするや削るという言葉に影響を受けてやすりを左右に動かして使っていると思いますが、これは間違った使い方です。爪やすりは、右から左なら右から左、左から右であれば左から右のみの一定方向に動かしましょう。
爪の形も長さも整えられるやすりですが、整え方や削り方を間違えてしまうとせっかく爪をキレイにするものなのに、かえって爪をいためてしまいます。
爪を整えるのに必要なものとは?
爪を整えるのに必要なもの①爪切り
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爪を整えるのに必要なものとして、第一に挙げられるが爪切りです。しかし、一般的な爪切りは購入しやすいですし、大きさも色々と揃っていますがあまりおすすめできません。理由は、一般的な爪切りでも問題なく爪の長さを短くできますが、縦方向に目には見えない亀裂が入ってしまいます。
こうなると、せっかく爪の形をキレイに整えても時間が経つにつれ見えない亀裂が大きくなって爪が割れてしまったり、何度も使い続けることで爪が弱くなってしまいます。
したがって、本当に爪をキレイに整えるために用意するのは一般的なつめきりより、上の写真のようなニッパータイプの爪切りがよいです。ニッパータイプの爪切りは、つめへの負担が少ないだけではなく、扱いやすいので爪の形を整える上でも優れています。また、一般的な爪切りより少ない力で爪が切れるのでおすすめです。
爪を整えるのに必要なもの②爪やすり
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爪を整えるのに必要なものとして、第二に爪やすりがあります。爪やすりは、爪の形を整えるのに便利なアイテムです。しかし、それだけではなく爪切りで切っただけでは尖って引っかかったりして傷みがちな爪先を滑らかにしてくれます。
また、目の粗い爪やすりであれば、爪の長さを短くする時でもよく削れるので一役買ってくれます。目の粗い爪やすりで長さを整えて、目の細かい爪やすりで爪先を滑らかにしながら形を整えれば更にキレイな仕上がりになるでしょう。
爪やすりには、目の粗い細かいの形状や素材などによって様々な種類の爪やすりが販売されています。中でもおすすめしたい爪やすりは、プロも愛用しているエメリーボードという紙製の爪やすりです。このエメリーボードは、軽いので扱いやすく、薄いつくりですので爪の間にも入り爪を好きな形に整えやすいでしょう。
爪を整えるのに必要なもの③バッファー
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爪を整えるのに必要なものとして、第三に挙げられるのがバッファーです。スポンジ素材でできたバッファーの本来の使い方は、爪を磨くものです。しかし、このバッファーで爪切りで切って、爪やすりでやすった爪を削ると爪先が更にキレイに仕上がります。
爪先をバッファーを使ってキレイに仕上げると、爪が衣類などに引っかかりにくく傷みにくいだけではなく、爪を整えた後でマニキュアやジェルなどをする際に色持ちがよくなるのでおすすめです。
爪を整えるのに必要な爪やすりやバッファーは、ネイリストも愛用している道具です。したがって、入手が困難であったり値段が気になるという方もいるでしょう。しかし、爪やすりやバッファーは100均でも販売されています。
爪をオーバルの形にする整え方&削り方とは?
爪をオーバルの形にする整え方&削り方①オーバルの与える印象
オーバルの語源が卵であるように、オーバルの形は爪先がの側面や先端が卵のように鋭角にラインを描いています。したがって、爪全体のラインがシャープな印象となり、指が細く長い印象を与えます。また、爪も指も女性らしく見えるので、男性からの印象も良い爪の形でしょう。
爪をオーバルの形にする整え方&削り方②オーバル特有の丸みを出すコツ
爪先をオーバルの形にする整え方や削り方のコツとして、まずは爪の両端から爪先の中央に向かってのラインを爪やすりでやすります。このときのコツとして、爪の左側をやするのであれば全ての指の左側だけをやすっていきます。終われば右側をやするようにすると全ての指の爪を同じ形に整えやすくなります。
次に、両端から中央に向かってやすって尖った先端に卵のような丸みをつけます。丸みをつけるとはいっても、丸まってしまってはオーバル特有のシャープさがなくなってしまいますので、卵の先端のようなラインを意識した整え方をしましょう。卵の先端のようなラインになれば、やめるのだ最大のコツです。
爪をオーバルの形にする整え方&削り方③オーバルのネイルが似合う手
オーバルのネイルが似合う手は、手や爪が小さいので縦長に見せたいという人がすると普段の手とはガラリと印象が変わるのでおすすめです。また、女性らしさをアピールしたい機会があるという方には、このオーバルの曲線を使わない手はないでしょう。
しかし、爪先の先端だけではなく側面から曲線を描くため、きれいなオーバルにしたいという方はつめを伸ばす必要があります。さらに、先端の面積が比較的狭いネイルに仕上がりますので強度は弱くなります。爪が割れやすい人などにはおすすめできないネイルでしょう。