日本では輸入品の価格高騰の可能性も
アメリカの金融引き締めで金利が上がり、日米の金利差が広がるとなれば、アメリカの株価が一時的にせよ下落する可能性は否定できません。
金利差から円安が進めば、食料やエネルギーのほとんどを海外に依存する日本にとっては輸入品の価格高騰となり、株式投資をしていない消費者にとっても痛手となるでしょう。もちろん株価にも影響を与えるでしょう。
さらに中国で金融市場が混乱すれば、世界経済に悪影響を与え、これも日本の株価に影響を与えます。日本にとって中国はアメリカと並んで経済的な結びつきが強い国なのです。
一方で、日本を含めた世界経済がポストコロナの状況に着実に進んでいければ、金融市場の混乱があったとしても、それらを乗り越えて不安材料がなくなることで、株価に良い影響を与えるかもしれません。
株式投資などをどうするべきか
以上、2022年の経済の流れを考えるときのポイントでした。
え、それで結局どうなるの? 株価は上がるの、下がるの? はっきりしてよ。 そう思われた方もいるでしょう。
経済の先行きを断言できる人など、誰もいません。当たるかもしれないし、外れるかもしれない。誰も責任を取りません。上がる要素も下がる要素もあるのです。
それが、経済なのです。どうなるかわからない。決まっているのならリスクなどありません。そういうものです。
じゃあ、儲かってる私はどうすればいいの? 一番大切なその話をいたしましょう。
こっそり儲かっている株式投資などをどうするべきかということです。
リスクがある限り、常に上がるかもしれないし、下がるかもしれないという不安定要素があるものです。あなたは、ご自分の資産について、1年後、どうなっていると思いますか? 上がっていそうですか? 下がっていそうですか?
絶対上がってる。きっと大きく下がってる。そのように確信があるのであれば、持ち続けるなり、買い増すなり、売却するなり、ご自分で判断ができているということになりますね。
でも多くの人は、6割は上がってると思うけれど、2割くらいは下がるリスクもあるのかもしれない。と不安もあるものです。