山口県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見！山口県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。山口県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。
山口県ってどんなところ？
| 人口 | 1,378,000 (推計人口、2018年2月1日) |
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山口県は、三方を海に開かれ、エメラルドに輝く海「角島」、東洋屈指の大鍾乳洞「秋芳洞」、日本最大のカルスト台地「秋吉台」を始め、豊かな自然と温暖な気候風土に恵まれた暮らしやすい県といわれています。まずは、山口県の特徴や魅力をみてみましょう。
山口県の特徴や歴史
山口県は本州の西の端に位置し、古くから九州と中央とを結ぶ海上交通の要衝でした。奈良時代には東大寺大仏の鋳造に美祢市の長登銅山の銅が使用され、平安時代には東大寺再建のために山口市徳地の木材が使用されました。平安時代、下関市で繰り広げられた源氏と平氏の戦い「壇ノ浦の戦い」は、貴族社会から武家社会への転換点になりました。
室町時代から戦国時代には、フランシスコ・サビエルや雪舟、戦乱の京都から逃れてきた公家や文化人が滞在しました。大内氏滅亡の後は毛利氏が勢力を広げましたが、「関ヶ原の戦い」で敗れた後は萩市へ城を構え、藩政の中心地としました。
その後、各地に多くの私塾や寺子屋ができましたが、中でも吉田松陰が主宰する松下村塾は、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文といった多くの人材を輩出し、明治維新の原動力となり、近代国家の成立に重要な役割を果たしました。
高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ
山口県は、東京からは飛行機で約1時間30分、新幹線で約4時間22分、大阪からは新幹線で約2時間17分、福岡からは新幹線で約38分の距離にあります。県内の新幹線の駅は、新岩国、徳山、新山口、厚狭、新下関があり、JRも山陽本線、山陰本線、岩徳線、宇部線、山口線、美祢線が通っています。
高速道路など道路も、中国自動車道、山陽自動車道、山陰自動車道、関門自動車道などが通っています。空港は山口宇部空港、岩国錦帯橋空港があります。また、下関港、徳山下松港をはじめ、岩国港や宇部港などもあり、多くの航路が各地を結んでいます。
その他の情報
山口県は本州の西端に位置し、三方が海に開かれ、東西に中国山地が走り、大きくは、瀬戸内海沿岸地域、内陸山間地域、日本海沿岸地域の3つに分けられます。気候は年平均気温が12～16度、年平均降水量が1,600～2,300mmと比較的温暖であり、風水害や地震も比較的少なく、全体として住みやすい県といわれています。
どんなところが住みやすいのか、具体的に数字でみてみましょう。持ち家率は、東京45％、大阪54.7％に比べ、67.1％と高いです。また、1住宅当たりの延べ面積も東京の65.2㎡に比べ、101.5㎡と広く、子育ても伸び伸びできます。民営賃貸住宅の1ヶ月3.3㎡当たりの家賃も、東京の8824円に比べ3591円と安いです。
家計を主に支える人の通勤時間は、東京が44.5分なのに比べて20.6分と短く、家族と過ごす時間も増えます。ちなみに移動手段は車です。人口10万人当たりの病院数も東京が4.7ヶ所に比べ、10.6ヶ所と多く、心強いです。※出典「2018年住宅・土地統計調査」（総務省統計局）、「社会生活統計指標（2019年）」、「2018年医療施設調査・病院報告」（厚生労働省）。
山口県の移住支援・就業支援制度
山口県では、UJIターン希望者の人が安心して移住・定住できるように、東京・大阪・山口の3拠点に県内の求人情報や生活情報を提供する「やまぐち暮らし支援センター」を開設し、仕事や住まいを始め移住支援制度等の情報を一元的に提供しています。また、定期的にＵターン就職フェアも実施しています。
お試し暮らし（移住体験）
県内のいくつかの市町では、お試し暮らしを実施しています。以下に紹介しますが、長門市をはじめ、いくつかの市町では、コロナ禍のため利用を休止しているところがありますので、事前に問い合わせてください。岩国市では、コテージと農園を一年間借りることが可能です。
周防大島町では、基本的な家財が一式そろった古民家で、最長4週間体験できます。田布施町では、最長1週間のお試し暮らしが体験できます。山口市では、最長で１ヶ月借りることができます。宇部市では、1週間から4週間以内にお試し暮らしができます。1泊2日の体験ツアーもあります。
下関市では、「まちなか暮らし」と「いなか暮らし」の2種類のコースを用意しています。萩市では、移住・地域間交流・二地域居住等を検討している人や、市内でサテライトオフィスの開設を検討している人を対象に、実際にお試暮らしを体験することができます。
空き家バンク
山口県内における空き家の有効活用を通し、定住を希望する人への情報提供を目的に、ホームページ等で空き家バンクの情報提供を行っています。賃貸や売買が可能な物件を募集し、利用希望者に紹介しています。
中小企業経営革新支援
新商品・新技術開発、新たな生産又は販売等に創意工夫して取り組む中小企業の経営革新を製造業、商業、サービス業など全業種にわたって幅広く支援し、事業者が設定した経営目標を達成するための経営努力を促す制度です。申請者の対象を「中小企業者」から「特定事業者」に変更しました。
主な支援策を紹介しましょう。政府系金融機関による低利融資制度、新事業展開等資金、特許関係料金減免制度、信用保証の特例、中小企業投資育成株式会社からの投資などがあります。