山口県の子育て環境
県民からの妊娠、出産、子育てに関する相談や問合せに、24時間365日、AIが回答するシステムを構築し、出産から子育てまで、子どもの成長に合わせて、一貫した伴走型の支援をする「子育てAIコンシェルジュ」を、2022年度から運用開始予定です。
また県単独の医療費助成制度として、重度の障害者、ひとり親家庭、乳幼児のいる家庭の経済的負担の緩和を図り、安心して医療を受けられるよう、市町と共同で助成を実施しています。市町によっては、対象者の範囲や助成内容などが異なる場合があるので、各市町担当課に問い合せてください。
山口県で住むならどこがいい？
では、山口県で住むならどこが良いのでしょうか。おすすめの街をいくつか紹介します。
山口市の周辺に住むなら
2021年4月1日の山口市の人口は、192,915人です。山口市は、室町時代に栄華を極めた大名 大内氏が築いた京に模した街並みや、幕末の志士の足跡などが今も残る「山口」、新幹線のぞみ号が停車する、山口県の玄関口「小郡」、蒼い海がきらめき、野鳥が憩う「阿知須」、車えびの養殖発祥の地で、その味覚を1年中楽しめる「秋穂」、森林セラピーで心癒される、緑と水と伝統の郷「徳地」、長門峡や西日本一の観光りんご園といった自然や食の宝庫である高原のまち「阿東」の、6つの地域からなりたっています。次に支援制度をみてみましょう。
山口市の徳地・阿東地域を中心に、定住サポーターが定住希望者に地域情報（空き家、古民家、仕事や暮らしの情報）の提供や定住へのアドバイスを行う、定住サポーター制度があります。お試し暮らし住宅のほか、山口市で農林水産業での就業、商工業での起業を希望している人に向けて、希望に沿った内容のツアーを作成、開催する山口市しごと体験ツアーや、定期借家契約により、長期間滞在された場合の支援もあります。
そのほか、UJIターン創業支援補助金、UJIターン若者創業時賃貸住宅補助金、UJIターン就業・創業交通費補助金などの支援制度があります。
下関市
下関市は山口県下唯一の中核市です。大型ショッピングセンターや百貨店もある一方、郊外部にはホタル舞う清流もあり、角島大橋や、「源平合戦」の壇ノ浦、高杉晋作ゆかりの「功山寺」など、歴史も身近に感じられます。下関ICから市役所までは3.3kmです。都市圏への利便性もよく、新下関駅から博多駅まで、わずか28分です。
では、支援制度をみてみましょう。豊田・豊北地域と蓋井島・六連島に居住する人が、第3子以降の子を出産し、6ヶ月以上養育した場合、第3子以降の子１人につき20万円を支給します。
豊田・豊北地域と蓋井島・六連島に定住する意思をもって転入した人が、転入後１年以内に、住宅を新築、購入、増築または賃借し、6ヶ月以上継続して居住した場合、1世帯につき10万円を支給します。下関市に転入し、住宅を建築・購入する場合、一定の要件を備えた人に住宅の建築・購入費用の一部を補助します（最大150万円相当）。
防府（ほうふ）市
防府市は、山口県の中央部の瀬戸内海側に位置し、一級河川佐波川の下流に開けています。夏は海上からの穏やかな風が吹き、冬は瀬戸内海特有の温暖な気候に恵まれています。古くは周防の国の国府として栄え、また、交通の要衝として発展した歴史のあるまちです。
山陽自動車道を利用し、広島、福岡へ１時間余りで行くことができます。支援制度をみてみましょう。市外から転居する人を迎え、市内で新たに三世代同居を始める世帯に、住宅の新築・購入・増改築等にかかる費用の一部を補助します。「全国版空き家・空き地バンク」に登録している市内の空き家を購入した人が、居住に必要な改修をした場合に、費用の一部を補助します。
また防府市中小企業サポートセンター CONNECT22では、創業希望者・創業者・中小企業経営者の創業・売上向上・新事業創出などの相談に対応しています。
下松（くだまつ）市
下松市は、山口県の瀬戸内海沿岸のほぼ中央に位置し、瀬戸内海と自然豊かな山に囲まれ、鉄道車両など製造業のほか、商業施設も集積したコンパクトな街です。山陽自動車道の徳山東I.Cと熊毛I.Cに挟まれ、特定重要港湾・徳山下松港を擁しています。山口宇部空港から約70分、岩国錦帯橋空港から 約60分のところにあります。
瀬戸内海国立公園の美しい景勝の地「笠戸島」や、生き生きとした自然環境に恵まれた人情豊かなふれあいのまちです。また、「くだまつ」という珍しい地名は、星が降ったという故事に由来する歴史あるまちでもあります。就業情報としては、やまぐち移住就業マッチングサイトや山口県若者就職支援センターYYジョブサロンなどの利用ができます。
宇部市
宇部市は、瀬戸内海に面した温暖な気候です。北部には自然豊かな山々が広がり、個性あふれる彫刻に囲まれた街なかには、さまざまな施設がそろっていて、生活や仕事には不便さを感じません。
また、市内には大学病院を中心とした充実した医療機関や、幼稚園から大学まで子どもの個性に応じた教育機関がそろっています。宇部ICから市役所まで6km、山口宇部空港から10分の距離にあります。
支援制度を簡単に紹介します。お試し居住住宅や移住体験ツアーのほか、仕事、住まい、暮らしのことなど、希望に合わせて宇部を丸ごと案内するオーダーメイドツアーを行います。宇部市UIJターン奨励助成金として、宇部市への転入の際に必要な引越費用等の経費の一部を助成します。
また、宇部市へ転入する医療・福祉・保育・建設・ICT人材に対し、賃貸住宅の家賃の一部を助成します。
光市
光市は瀬戸内海国立公園の一角を占め、白砂青松の室積・虹ケ浜海岸や、伝説の宝庫として知られる幽玄な石城山など、山・川・海の豊かな自然に恵まれています。日本を代表する鉄鋼や薬品分野の大企業を中心に発展するとともに、道路・上下水道・公園などの都市基盤の整備が進んだ自然と都市の調和したまちです。
また、伊藤博文生誕の地や、江戸時代中期の港町の面影を残す「室積海商通り」などの歴史の息吹が感じられるまちでもあります。さまざまな支援制度の中から主なものを紹介しましょう。中山間地域等に所在する空き家情報バンク登録物件で、賃貸または売買契約が成立した場合に改修費等の一部を助成します。
指定市有地を購入して移住・定住した人に、定住支援金を交付します。また、市外から転入し、農業または漁業に就業しようとする人に、移住奨励金・定住奨励金の交付や家賃助成など総合的な支援を行います。
まとめ
山口県は、豊かな自然と温暖な気候、おいしい食材に恵まれ、住みやすいといわれています。お試し居住ができる市町もあるので、事前に相談の上、実際に足を運んでみるのがいいでしょう。
提供・移住支援.com
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