秋田県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!秋田県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。秋田県といえばなまはげ、お米、きりたんぽなどが有名ですが、自然に恵まれた農業の盛んな土地というイメージがあります。秋田県の特徴、移住支援情報や就業支援情報について紹介します。秋田県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

秋田県ってどんなところ?

秋田県は日本の東北地方にある県です。県庁所在地は秋田市。 人口は約93万人です。四季がはっきりした豊かな自然、独自の年中行事や祭りが大切に残されています。また、全国トップレベルの子育て、教育環境と、災害や犯罪が少ない生活環境も移住先として検討したい点です。

人口 推計人口、 966,000人 (2019年10月1日)

秋田県の歴史や特徴

2021年に秋田県内の大湯環状列石(鹿角市)と伊勢堂岱遺跡(北秋田市)が「北海道・北東北の縄文遺跡群」の1つとして世界遺産登録されました。約4,000年前、縄文時代後期の環状列石で多くの遺跡が出土しています。また、仙北市の角館(かくのだて)には、江戸時代の伝統的建造物が残されています。

田町武家屋敷通りは佐竹氏に仕えた今宮家家臣団の屋敷が並び、みちのくの小京都と呼ばれます。四季折々の伝統行事や祭りも盛んです。短い夏には、家内安全や豊作を祈る夏祭りや花火、厳しい寒さと豪雪に見舞われる冬には小正月行事、なまはげや雪まつりと、日本人がイメージする季節の風景が広がります。

秋田県の自然と気候

東北地方の日本海に面し、男鹿半島(おがはんとう)が突き出しています。県内には秋田平野、能代平野、本荘平野が広がります。青森県、岩手県、山形県、宮城県に接し、県境は奥羽山脈、出羽山地、太平山地、白神山地などに囲まれています。十和田湖、田沢湖、太平湖などはレジャースポットとして人気です。

冬は日照時間は全都道府県の中で最も少なく、雪が多く降り積もりやすい豪雪地帯。夏は高温多湿で、太平洋側から吹く季節風は奥羽山脈の山々を超えてフェーン現象が発生することもあります。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

秋田空港へは東京(羽田空港)、札幌(新千歳空港)、大阪(伊丹空港)、名古屋(中部国際空港)から発着便があります。鉄道利用ではJR新幹線こまちで、東京から秋田まで約3時間50分かかります。青森県川部駅から秋田県東能代駅を結ぶ五能線リゾートしらかみは、一度は乗ってみたいローカル線として全国的に人気を集めています。

日本海や世界自然遺産白神山地の絶景を眺めることができます。高速道路は、秋田自動車道、日本海東北自動車道、東北中央自動車道があります。県内の移動には自家用車利用が多い状況です。

秋田県のおもな産業

あきたこまちの産地であり、コメの産出額は新潟県、北海道に次いで全国3位。エダマメの出荷量は1位です。ビールの原料のホップも栽培されています。林業が盛んで木材生産量は全国4位。

樹齢200年をこえる天然秋田杉は、木曽のヒノキ、津軽のヒバと並び、日本三大美林と称されています。畜産業は秋田県が認証するブランドの杜仲豚、シルクポーク、比内地鶏が全国に知られています。

秋田県の見どころ

大仙市、仙北市、美郷町エリアでは大仙市大曲で毎年8月に開催される全国花火競技大会には全国から多くの観光客が訪れます。みちのくの小京都、仙北市角館の武家屋敷通りの枝垂れ桜、田沢湖や抱返り渓谷などの紅葉も鮮やかです。乳頭温泉郷をはじめ温泉地も人気のスポットです。

大館市、北秋田市、上小阿仁村周辺は、花の百名山として知られる森吉山が知られています。高山植物、色とりどりの紅葉、冬には巨大な樹氷が見られる場所です。大館市は渋谷のハチ公のふるさとで、駅前に観光交流施設「秋田犬の里」があり、秋田犬グッズも豊富にそろっています。

北秋田市鷹巣には世界最大の太鼓、綴子(つづれこ)大太鼓を打ち鳴らす伝統行事が伝えられています。日本海に面したエリアには美しい砂浜の釜谷浜(かまやはま)、男鹿市には秋田を代表する伝承文化、なまはげの歴史を知ることができる「なまはげ館」があります。

内陸部にある豪雪地帯の横手市は冬の小正月行事「かまくら」が約450年前から伝えられています。農業が盛んな地域で、米やきれいな水に恵まれていることから、酒蔵も多いエリアです。新幹線の発着駅、秋田空港もある秋田市では五穀豊穣などを願う秋田竿燈(かんとう)まつりが開催されます。約280本もの竿燈の明かりがまるで黄金の稲穂のように輝きます。

秋田県の移住支援・就業支援制度

秋田県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

秋田県が行っている移住者への移住支援制度をまとめました。各支援制度は今年度の事業の有無、定員、条件が異なる場合があるので、利用の際にはホームページや窓口で確認をしてください。

住宅リフォーム支援事業

秋田県では県外からの移住、定住世帯へのリフォーム支援を行っています。移住世帯が居住するための住宅の居住環境整備の支援です。住宅のリフォーム、増改築の費用に使えます。対象は県内に移住してから3年以内の人を含む世帯、一戸建てで50万円以上のリフォーム、増改築工事。

居住する場合は補助対象額の20%(最大40万円)、中古住宅を購入した場合は補助対象額の30% (最大60万円)の補助が受けられます。リモートワーク環境の整備のためのワークルームの増改築、通信環境の整備にも利用できます。

子育て支援

秋田県では出会いから子育てまで、幅広く支援をしています。子育て支援については、市町村と協力して第2子以降の保育料等の全額助成をするなど全国トップレベルです。ほかに児童手当、児童扶養手当、福祉医療制度、就学支援・奨学金・奨学金返還、子育て世帯への住宅支援(所得制限のある場合も)など。

中学3年生以下の子ども、または妊娠中の人のいる家庭には、「あきた子育てふれあいカード」を配布しています。協賛店でカードを提示すると、お店独自のサービスを受けられます。また、仕事と育児・家庭の両立のために職場環境の整備を応援するなど、県全体での取り組みとなっています。

就業資格取得支援助成金交付事業

就業のための資格取得に要する費用を助成する事業があります。市町村によって内容は異なります。研修の受講料(教材費を含む)、受験料、資格の登録料などが対象です。例えば男鹿市の場合、市内に住所があり満年齢が65歳以下、助成金交付後5年間は市内在住見込みで、現在求職者の人が受けられます。助成対象費用の2分の1に相当する額で上限5万円です。北秋田市、秋田市、能代市、にかほ市、三種町ほか。就業資格取得支援助成金制度の有無、条件などは各市町村へ確認をしてください。

移住定住促進奨励事業

東京圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)から秋田県へ移住すると最大200万円が受け取れる移住支援金制度があります。移住支援金を支給します。家族で移住した場合100万円、単身で移住場合60万円。秋田移住支援金マッチングサイトに掲載されている対象求人への就職、転入後3か月以上1年以内など条件があります。

一般、専門職、テレワーク、移住先の各市町村などでで支給額や条件が異なります。東京圏以外から秋田県内へリモートワーク移住した場合は、家族で移住で50万円、単身で移住で30万円になります。