【3】日光屈指の古刹!3体の仏様と徳川家光を祀る「日光山輪王寺」
日光東照宮から参道を少し歩いたところにある「日光山輪王寺」。日光山内から奥日光まで広がる15の寺院の総称を示しています。見どころのひとつが「三仏堂(さんぶつどう)」。日本でも数少ない天台密教形式の大本堂で、阿弥陀如来(あみだにょらい)や千手観音(せんじゅかんのん)、馬頭観音(ばとうかんのん)といった三体の仏様が鎮座しています。
また堂内には十二支の守り本尊も祀られており、本尊を示す梵字(ぼんじ)が刻まれたペンダント型の御守り(1体3,000円)を取り扱っています。持っておくと、1年に1回返すことなく、永遠に持つことができます。
三仏堂を参拝した後は、裏手にある「大護摩堂(おおごまどう)」へ。「五大明王(ごだいみょうおう)」を中心に「七福神」など30体の仏様が祀られており、護摩祈願(1日3回)や写経体験が行われています。
東照宮の表参道を経由して二荒山神社の近くには、「常行堂(じょうぎょうどう)」があります。平安時代、滋賀県と京都府にまたがる比叡山延暦寺(ひえいざんえんりゃくじ)の「にらい堂」にならって建てられた建物で孔雀に阿弥陀如来像を見ることができます。
仏教美術の宝庫!家光を祀る「日光山輪王寺大猷院」
常行堂から歩いてすぐの場所にある「日光山輪王寺大猷院(たいゆういん)」。江戸幕府3代将軍・徳川家光の霊廟で22の国宝と重要文化財が残されています。入口から少し歩いたところにある「仁王門(におうもん)」には二体の金剛力士像が祀られています。
また三番目の門「夜叉門(やしゃもん)」には、東西南北を示す4体の夜叉が立っています。神社などの初詣でもらえる破魔矢(はまや)の原点ともいわれている矢を持つ「烏摩勒伽(うまろきゃ)」や、毘陀羅(びだら)など、悪鬼が侵入しないように守り固めています。
唐門をくぐると、「拝殿・相の間・本殿」に入れます。大猷院の中核をなす建物で拝殿では、僧侶による簡単な説教を聴くことができます。さらにここでしか手に入らない黄金の昇り竜をかたどった「龍神破魔矢」(1体3,000円)も手に入るので、ぜひチェックしてみて。
【4】写真映えしそう!新感覚の湯波料理が味わえる「日光湯波巻き 全 ZEN」
古くから山岳信仰の地として栄えていた日光。全国から訪れた僧侶のため、魚類に代わる貴重なタンパク源として食べられていたのが「湯波」です。その中で、日光湯波を大胆にアレンジした創作料理が味わえるお店が「全(ぜん)」。店内は古民家を改装したスタイリッシュな空間で週末には、観光客を中心に多くの人で賑わっています。
人気メニューは、「日光湯波巻き御膳」。栃木県産の和牛や地元の旬な野菜、魚介を湯波で包み込んだ「湯波巻き」や湯波を使った小鉢、白玉だんごと小豆が入った「生湯波ぜんざい」などを提供します。見た目がおしゃれで思わず写真に撮りたくなるような絶品料理を味わってみましょう♪
【5】古い商家をリノベーションした隠れ家カフェ「日光珈琲 御用邸通」
日光山内から少し歩いたところにある西参道周辺には、飲食店やお土産店が集まっています。中でも「日光珈琲 御用邸通(にっこうこーひー ごようていとおり)」は、昭和3年(1928年)に建てられた米や麦の商店をリノベーションしたカフェ。地元の方はもちろん、観光客に人気のお店です。
フードメニューでは、地元のそば粉を使った「ガレット コンプレ」(1,700円+税~)や、3日間じっくりと煮込んだ日光豚が入った「御用邸通の黒カレー」などを提供。黒カレーは、豚肉の食感が柔らかいのと同時に、辛さも抑えめで香ばしい風味を楽しめます。
またコーヒーは水出しコーヒーのほか、男体山や女峰山(にょほうさん)、太郎山(たろうさん)といった日光山系の地名がついた自家焙煎のオリジナルブレンドコーヒー(各600円+税)を飲めます。さらにスイーツでは、手作りのシフォンケーキや日光の天然氷を使った「かき氷」(1,100円+税)も味わえるので、試してみて!