栃木県を代表する観光地・日光。日光東照宮など世界遺産が集まる「日光山内」をはじめ、名物・湯波料理やスイーツのお店が集まる「日光市街地」、中禅寺湖といった絶景を楽しめる「奥日光」など、見どころ満載!今回は初めて日光へ訪れた方でも十分楽しめる、「日光山内」と「日光市街地」にあるおすすめの観光・グルメスポットを厳選してご紹介します。

日光ってどんなところ?

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

日光は、主に日光東照宮のある「日光山内(さんない)」や華厳(けごん)の滝のある「中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)」、戦場ヶ原(せんじょうがはら)、湯元(ゆもと)温泉のある「奥日光」の3つのエリアに分かれています。

その中で「日光山内」は、1999年「日光の社寺」として世界文化遺産に登録された「日光東照宮」や「二荒山(ふたらさん)神社」、「日光山輪王寺(りんのうじ)」がある一帯を示しており、日光駅からはバスで約10分でアクセスできます。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また神橋(しんきょう)周辺や日光街道沿い、東武日光駅周辺には、日光を代表する「湯波料理」や「チーズケーキ」が味わえるお店も集まっており、参拝の行き帰りに立ち寄れます。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

日光山内へ行くなら「東武バス」を利用するのが便利!JR・東武日光駅から東照宮などの最寄である「西参道入口」までは約8分でアクセスすることができ、1時間に10分~15分間隔で運行しています。当日に限りバスの乗り降り自由で、お得に日光を散策できる「世界遺産めぐり手形」も販売しているので、ぜひ利用してみましょう!

【世界遺産めぐり手形に関する情報】
<お問い合わせ>
東武バス日光 日光営業所:0288-54-1138
<有効期間>
世界遺産めぐり循環バスのコース内および、JR日光駅~東武日光駅~西参道・東武観光センター前~蓮華石間が1日に何回でも乗り降り自由
※道路混雑のため、予定どおり運転できないことがありますのでご了承ください。
<料金>
おとな500円、こども250円
<主な発売箇所>
東武日光駅ツーリストセンター、JR日光駅・みどりの窓口
※詳細は公式HPでご確認ください


【1】日光のシンボル!徳川家康を祀る豪華絢爛な社殿「日光東照宮」

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

日光を代表する観光スポットのひとつ「日光東照宮」。徳川家康が亡くなって1年後、江戸幕府二代将軍・徳川秀忠によって、家康を祀る「東照社」として建てられました。その後、3代将軍・徳川家光が1636年(寛永13年)に豪華絢爛な社殿に建て替え。表門には、左右に睨みをきかせた仁王像が立っています。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

石鳥居をくぐったところには、五重塔があります。初層から4層までは和様で、5層目だけが垂木が放射線状の唐様という珍しい造りとなっており、毎年夏休み期間中には初層内部を有料で見ることができます。初層の軒下には、東西南北を示す十二支の彫刻があり、寅は家康、卯は秀忠、辰は家光と徳川三代将軍の干支が並んでいます。

ユニークな動物と豪華絢爛な建物に出会える有料エリア

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

表門をくぐって、石畳を歩くと左側には、神厩舎(しんきゅうしゃ)が見えてきます。ここで見逃せないのが、三猿(さんざる)。猿が馬を守ることから猿の彫刻が施されており、有名な「見ざる・聞かざる・言わざる」だけでなく、猿が生まれた頃から結婚して子どもができるまでの、猿の人生劇場を表現しています。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

さらに江戸時代に活躍した画家・狩野探幽(かのうたんゆう)が想像上で描いた「想像の像」がある上神庫(かみじんこ)の先に見えてくるのが、国宝「陽明門(ようめいもん)」。2017年に美しくよみがえったスポットで、20万枚以上の金箔を使って修復されました。門には、500以上の精巧な彫刻が施されています。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

陽明門をくぐると、見えてくるのが「唐門(からもん)」。かつては将軍や大名しか参拝ができませんでしたが、白い部分には、貝をすり潰した「胡粉(こふん)」という塗料が使われています。門には龍や鶴といった彫刻があります。さらに御本社には、百人一首の絵が描かれており、お祓いを受けられるほか、御本社限定のお守りも手に入ります。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

御本社を参拝した後は、徳川家康が静かに眠る「奥宮」へ参拝しましょう。その途中にある東回廊の上部には、唯一の猫の彫刻「眠り猫」があります。江戸時代に活躍した彫刻職人・左甚五郎(ひだりじんごろう)の作といわれており、見る角度によって眠ったり、起きたりした表情を見ることができます。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

東回廊から207段の階段を上がると、奥宮に到着。ここでしかいただけない御朱印やお守りをもらえるほか、樹齢約600年の杉の大木「叶杉」もあり、ここで願い事をすると叶うといわれています。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

さらに陽明門の近くには、本地堂(ほんじどう)があります。堂内の天井には、龍の墨絵が描かれており、龍の頭の下で拍子木を打つと、「キィーン」というまるで龍が鳴いているかのような甲高い音が響きます。ここでしか手に入らない鈴のお守りも取り扱っているので、あわせてチェックしてみて。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

さらに三猿をイメージしたお守りも販売。かわいい表情をしたお守り(1体700円)やキーホルダー型(1体300円)など、身体健康や吉報祈願などのご利益を得られます。

【2】縁結びにおすすめ!日光最強のパワースポット「日光二荒山神社」

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

日光東照宮から少し歩いたところにあるパワースポット。奈良時代、日光開山の祖・勝道上人(しょうどうしょうにん)によって創建され、大己貴命(おおなむのみこと)をはじめとした親子三代が御祭神に祀られています。境内は日光山内にある本社と中禅寺湖にある中宮祠(ちゅうぐうし)、男体山(なんたいさん)山頂にある奥宮から構成されています。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

神門へ上がる途中には、「縁結びの御神木」があります。杉の木と楢(なら)の木が合体した不思議な木で、「好き(杉)なら(楢)一緒」という語呂合わせから、縁結びにご利益があるといわれています。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

神門をくぐると正面に見えてくるのが、朱色の「拝殿」。江戸時代中期に再建されました。大己貴命を御祭神に祀っており、縁結びや招福、健康長寿などにご利益があります。

あわせて「神苑」も散策しよう!

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

拝殿から少し歩いたところには、世界文化遺産に登録された社が集まる「神苑(しんえん)」があります。社殿を1周し、鈴を鳴らしてお参りします。神苑には足腰や健康にご利益がある「日枝(ひえ)神社」や、大国様を祀る「大国殿(だいこくでん)」など、ご利益を得られるスポットがたくさんあります。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

また奥には、「二荒霊泉(ふたられいせん)」と呼ばれる泉があります。眼病に効くという御本殿裏の山から湧く「薬師の霊泉」と、ここから歩いて30分のところにある滝尾神社の「酒の泉」の水脈が合わさっており、この泉の水を飲むと、美人になるといわれています。

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

さらに運試しやご利益アップを楽しめる場所もあり、ハートの形をした板に願い事を書いて、ご縁柱に投げて当てると叶えられる「良い縁ハート投げ」(1回200円)や、樹齢550年の御神木の中を願いを叶えてくぐり抜ける「御神木胎内くぐり」、3回のうち1回でも輪投げの輪が入れば、運気がアップする「運試し輪投げ」など、気軽に楽しめるスポットが集まっています。

「神橋」への散策も忘れずに!

世界遺産とグルメを満喫♪日光で行きたいおすすめスポット12選
(画像=サトホーク トリップノートより引用)

日光二荒山神社は本社だけでなく、中禅寺湖や男体山を含めて約3,400ヘクタールと広大な敷地を占めています。その中で本社から少し歩いたところにあるのが、朱色の「神橋(しんきょう)」。かつては神事や将軍の社参など、特別な時しか使われていませんでしたが、現在は一般の方でも有料で渡れます。

橋からは、透き通ったコバルトブルーの大谷川や日光の山々の景色も眺められるほか、ここでしか手に入らない御朱印ももらえるので、立ち寄ってみましょう♪