頭皮の血流を促進させるヨガポーズ4選
頭頂にある百会(ひゃくえ)のツボを刺激することで、血行促進はもちろん、自律神経を整える効果も期待できるポーズをご紹介します。
立位の開脚前屈のポーズ(プラサリタパードッターナーサナ)
立位の開脚前屈のポーズで頭頂をマットにつけると、頭皮が刺激されます。
身体が硬い方は頭頂がつかないので、プロップスを使用していきましょう。
やり方
- 両手を腰に当てて、両足内側を平行にします。
- 息を吐きながら、背中が丸くならないように足の付け根から引き込むようにして前屈します。
- 上半身が床と平行になってきたら、指先を肩の真下へ下ろし、肘を大きく広げます。首の後ろ側を長くして天井を見ていきましょう。可能であれば、頭頂をマットにつけていきます。※頭頂部を床につけることが難しい方は、頭をブロックや厚く折りたたんだブランケット、ボルスターに乗せてみましょう。
- ここで30〜1分呼吸を続けます。
- 頭が最後になるようにゆっくりと起き上がりましょう。
うさぎのポーズ(シャシャンカーサナ)
うさぎのポーズもマットに頭頂をつけていくため、頭皮への刺激が入っていきます。
首を痛めている方は、行うのをやめましょう。
やり方
- おでこをマットにつけた状態(チャイルドポーズ)からスタートします。
- 両手を顔の横にセットし、吐く息でお尻を少しずつ持ち上げていき、頭頂をマットにつけていきます。※首などは動かさず、視線は一点に集中します。
- 余裕のある方は、両手を身体の後ろで組んで、拳を天井方向へ持ち上げます。
- 3〜5呼吸キープしていきます。
- ゆっくりと両手を解放し、顔の横についたら、ゆっくりお尻を下ろします。
- 両手で拳を作って重ね、その上におでこを乗せていきましょう。※頭に登った血液を心臓の方に戻していくため。
魚のポーズ(マツヤーサナ)
魚のポーズは頭頂をマットにつけていくため、頭皮への刺激と、胸を大きく開き肩周りや背中の筋肉をほぐしながら心地よく伸びるポーズです。
首を痛めている方は、行うのをやめましょう。
やり方
- 仰向けになり、足をそろえます。
- 手のひらを下に向けてお尻の下に入れます。
- 肩甲骨を寄せるように両腕を伸ばしたまま近づけます。
- 息を吸いながら胸を天井に向けて頭を持ち上げ、頭頂部が床につくように首を伸ばします。
- 腕で床を押すようにして身体を支えます。
- 3〜5呼吸キープします。
- ポーズをとるときと逆の順番で元の姿勢に戻りましょう。
頭立ちのポーズ(シルシアーサナ)
シルシアーサナは頭頂を刺激するポーズで、頭皮の血行促進を行い、頭皮の健康を保つことで美髪に繋がっていきます。
失敗して倒れてしまうと危険なポーズのため、やったことがない方や、首を痛めている方、生理中の方はやめておきましょう。
やり方
- 両手を組んで、組んだ手の中に後頭部をおさめて頭を軽くマットにつけます。
- 膝を床からもちあげて、つま先立ちになり、つま先を頭のほうに歩かせていきます。※膝は曲がっても大丈夫です。
- 背中が丸まらないように&腰がそらないようにして、上半身をまっすぐに保ちながら、骨盤を肩の真上にもっていきます。頭は、おでこ側ではなく、鼻先が水平になるようにまっすぐ頭頂をつきましょう。
- お腹力を抜かないようにして、上半身をまっすぐに保ち、つま先を少し持ち上げていきます。※上半身がまっすぐ立っていれば、自然と足は持ち上がってきます。
- 足が持ち上がったら、膝を胸に近づけて、まずはここでキープできるようにします。
- 少しずつ足を天井方向へ持ち上げていきます。ここで数呼吸していきましょう。
- ゆっくりと来た道を戻るようにして、降りていきます。降りてきたらチャイルドポーズでお休みをします。
ヨガで理想の美髪を手に入れよう
いかがだったでしょうか?
ヨガで頭皮の血流を良くすることで、美髪への近道になるかもしれません。
提供・yoganess
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