群馬県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!群馬県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。さらに移住、就業支援情報についてもまとめました。群馬県といえば草津温泉、富岡製糸場、尾瀬、赤城山など自然と産業が調和した場所のイメージがあります。群馬県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。
群馬県ってどんなところ?
群馬県の形は「つる舞う形の群馬県」と上毛かるたでうたわれているように、ツルが翼を広げたような様子をしています。人口は約193万人。世界遺産になっている富岡製糸場のほか草津温泉、白根山などで知られています。農産物ではこんにゃくが全国一です。
人口 | 1,938,000 (推計人口、2019年10月1日) |
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群馬県の特徴や歴史
群馬県は関東地方にあり、栃木県、長野県、埼玉県、新潟県などに囲まれた本州の真ん中あたりに位置します。県庁所在地は前橋市。養蚕、繊維工業などの伝統産業、畜産、野菜、機械工業が盛んです。江戸時代から昭和初期にかけては、桐生織を中心に絹織物生産の中心地でした。
草津、伊香保、万座といった温泉地も古くから知られています。利根川上流のダムは県内だけでなく、東京都ほか関東地方の電力、上水道の供給源となっています。県南東部は前橋、高崎など都市化が進み、工業地域が形成されています。
道路と鉄道
群馬県は道路、鉄道ともに東京からのアクセスが良好です。関越自動車道、上信越自動車道、北関東自動車道、東北自動車道(館林インターチェンジのみ)が通り、鉄道は上越新幹線、北陸新幹線をはじめ、高崎線、信越本線、上越線、吾妻線、両毛線、八高線、私鉄は東武鉄道、上信電鉄、上毛電気鉄道、わたらせ渓谷鐵道が走っています。県内では車利用が盛んで郊外型の大型商業施設が人気です。
その他の情報
群馬県は大きく県央、東部、西部、利根沼田、吾妻の5つのエリアに分けられます。県央エリアは前橋市、伊勢崎市などがある赤城山、榛名山の麓です。東部エリアは桐生市、太田市、館林市など平野部になります。
西部エリアは高崎市、富岡市など山々に囲まれた都市がある地域です。利根沼田エリアは谷川岳、尾瀬といったリゾート感のある自然豊かな山岳地帯、吾妻エリアには草津温泉と高原が広がっています。
群馬県の気候
群馬県の平野部は内陸であるため夏は大変暑くなります。温められた空気が山を上がって雲となるため、カミナリが多いのが特徴です。冬はからっかぜといわれる冷たく乾燥した強い季節風が吹きます。山間部では夏でも涼しい気候を生かしてキャベツ栽培が盛んで、冬は季節風の影響で積雪が多くなります。
群馬県の産業
群馬県には繊維、木工、食品をはじめとした多種多様な地場産業があります。東京に近接する立地、高速道路の利便性、 豊富な観光資源などが利点です。県は、こうした優位性(強み)を活かし、行政機関、関連団体、大学、 企業などと連携し産業振興に務めています。特に群馬県では古くから農家の副業として始まった養蚕が盛んです。
生糸は明治以降、富岡製糸場をはじめとした近代化された器械製糸工場で製造されるようになり、 日本の代表的な輸出品となっていました。現在も桐生、伊勢崎、太田などの地域は、多くの繊維関連企業が集まっています。伝統工芸は、繊維製品、木工品、竹細工、金工品、陶器・ガラス製品、和紙、瓦など。
だるまや創作こけしなどの諸工芸品もお土産品として人気があります。県では、高度な技術と技法を持つ技能者を群馬県ふるさと伝統工芸士に認定し、社会的地位の向上と後継者育成を進めています。
群馬県の観光地
初心者から上級者まで登山を楽しめる山岳地帯があります。谷川岳、日光白根山、浅間山、妙義山、赤城山、榛名山など名だたる名山が並びます。関東以北最高峰である日光白根山は途中までロープウェイ利用も可。
また、冬には各地のスキー場がオープンし、東京から近いためファミリーをはじめ多くのスキーヤーが訪れます。温泉も豊富に湧いています。泉質もさまざまで、温泉街、山の奥に佇む一軒宿などバラエティに富んだ温泉を楽しめます。夏は渓谷を流れる川でカヌーやキャニオニング、ラフティングなどのレジャーが盛んです。
四季を感じられる尾瀬のトレッキングもリピーターが多いスポットです。 自然の美しさだけでなく、貴重な産業遺産も見逃せません。日本の近代化遺産として初の世界遺産リストに登録された富岡製糸場は、赤レンガの建物の美しさも見学ポイントです。鉄道好きな人には鉄道のテーマパーク「碓氷峠鉄道文化むら」で懐かしい車両の展示や運転体験、JR高崎駅から出発する蒸気機関車、渡良瀬渓谷の美しい自然をかけ抜けるトロッコわたらせ渓谷号などもおすすめです。
群馬県の移住支援・就業支援制度
群馬県の移住支援、就業支援制度を紹介します。今年度の実施の有無や制度を利用するための要件など、詳細はホームページや窓口で確認してください。相談窓口のぐんま暮らし支援センターではオンラインでの移住相談も受けています。
お試し住宅
群馬県での生活を体験してみるための「おためし住宅」が用意されています。過ごしやすい夏だけでなく、冬の暮らしを体験してみてください。受付はおためし住宅を設置している各市町村になります(全ての市町村にあるわけではありません)。
普段の買い物に必要な店舗、コンビニエンスストアの有無、公園、ショッピングセンター、ホームセンター、病院への距離、子育て事情、車利用の際の渋滞具合など、実際に住んで確かめることができます。
ぐんま移住・暮らしサポーター
移住といってもUターン移住のように実家や祖父母の家があるなどなじみのある土地に移る場合と、縁もゆかりもない土地に移住するのとでは気持ちや準備も異なります。そんなとき、地域とつないでくれる人がいれば不安なく溶け込めるのではないでしょうか。
群馬県ではぐんま暮らしをスムーズにスタートさせるための心強い相談相手として、移住コーディネーターが活躍しています。フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどで個人の活動や地元情報も発信している方々なので、フォローして群馬暮らしをのぞいてみるのも参考になります。
要件を満たせば最大100万円の群馬県移住支援金をうけることもできます。
県制度融資
県制度融資は、原則として群馬県内で事業を営む中小企業者が資金を円滑に調達できるよう、群馬県、金融機関、群馬県信用保証協会の三者が協調して支援する融資制度です。事業資金を長期、固定で融資してもらえます。融資の申込窓口は金融機関となりますが、融資にあたって金融機関の審査があります。
ほかにも事業承継支援資金、デジタルトランスフォーメーション資金、災害レジリエンス強化資金が用意されています。
事業承継支援資金
デジタルトランスフォーメーション資金
災害レジリエンス強化資金