【いまどきの男を知る会 ファイルNo.32 闇情報男子のライフハック】 世の中には様々なデマや陰謀論が溢れています。読者のみなさんはまさか真に受けないと思いますが、コラムニストの辛酸なめ子さんが陰謀論をどっぷり信じる男性に迫ります。その脳内世界はいかに?(以下、辛酸なめ子さんの寄稿)。
コロナワクチンの陰謀論にクラクラ
陰謀論に詳しい友人知人と会うと、その中でワクチンを打ったのは自分ひとりだけ、という事実に気付きアウェイ感を覚えることがあります。先日の集まりもそんな感じで、UFO研究家の竹本良氏に「ワクチンを打つと、トランスヒューメリアンになるとか言われていますよ」と、同情といたわりの入り交じった目を向けられました。「ワクチンを打った人は、良い意味で純粋です。ある意味で実験台ですが……」 「トランスヒューメイリアン」とはどのような状態なのでしょうか? 「宇宙人と地球人が入り交じった状態です」と、竹本氏。ワクチンでそんな大がかりな改変が? 「将来、ワクチンを打たなかった私たちは『トランスヒューメイリアン』と共存していかなければなりません」 そう聞くと、むしろワクチンを打って進化できるみたいで高揚しますが……。
身の危険を感じながら生活している
闇の情報にも精通している竹本氏。新刊『宇宙人革命』(青林堂)には一般的には信じがたいようなディープな情報が書かれています。 例えば、トランプ大統領は宇宙連合の宇宙人と何度も会っていた、とか、レプティリアン(爬虫類系宇宙人)によって世界のVIPはクローン化された、など……。こんな情報を知ってしまって何か危険は及ばないのか伺うと、 「アメリカに行ったとき、夜、CIAに薬をまかれたことがありますよ。夜中にガタガタ変な音がしたんです。そのあと脳梗塞になりました。帰国してしばらくしてラリルレロが言えなくなって、これはまずいなと思いました」と、当時を思い出す竹本氏。 今は復活されたようでよかったです。それでも竹本氏のもとには続々闇情報が集まっているようです。