「いちばん身近な他人」として、夫婦がどう向き合うか
野原広子「妻が口をきいてくれません」集英社より
会話のないまま暮らしている夫婦は少なくないだろう。仮面夫婦としてでも家庭を壊したくはない。子どもの学費などを考えたら、離婚すると損だと考える妻も多い。働き方が変わり、男女の賃金格差がなくなれば離婚はもっと増えるのかもしれないが。経済格差がある限り、夫は家庭でもどこか優位な立場でいられるため、妻の我慢が大きくなっていく。そういった問題が解消されたとき、初めて夫婦は愛情だけで結びつくことができるのかもしれない。 経済的な力の差があっても、人間としては対等なはず。社会が変わらないなら個人的関係から変えていくしかないのもまた事実だ。これからの世代の夫婦感覚は、今までの世代とは大きく変わっていく可能性がある。 この物語は、現代を生きるどの夫婦にも起こり得ることだ。そして「いちばん身近な他人」として、夫婦がどう向き合うかを考えるヒントになるに違いない。 <文/亀山早苗> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
亀山早苗
フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio
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